県内初!福山市鞆の鍛冶用具・製品が国の登録有形民俗文化財へ

県内初!福山市鞆の鍛冶用具・製品が国の登録有形民俗文化財へ

広島県福山市では、令和3年1月15日(金),国の文化審議会(会長 佐藤(さとう) 信(まこと))は,文部科学大臣に対し,次の文化財を文化財保護法第90条の規定により文化財登録原簿に登録するよう,答申を行う予定です。
なお,広島県では初めての登録有形民俗文化財となるものです。

答申予定の有形民俗文化財

名称 鞆の鍛冶用具及び製品
員数 567点

今後の予定

令和3年2月又は3月に登録原簿に登録予定。

文化財の概要

本件は,近世以来,船具に関する鍛造(たんぞう)技術で全国的に知られた,港町の鞆における鍛冶用具と製品の収集である。昭和の中頃から鍛冶工程の機械化が進んだが,本件は,それ以前の手作業によるものがまとまって収集されている。
なかでも,全国的な産地として知られた船釘(ふなくぎ)や錨(いかり)などを製作する鍛冶用具が一式そろっており,鞆の鍛冶職人の技術を知ることができる。
製品は,鞆錨(ともいかり)の名で全国的に知られた錨のほか,各地で木造船の建造に使われた船釘が多数収集されていて資料性が高い。
瀬戸内海の沿岸地域における産業の特色や,我が国の鍛造技術の変遷を考える上で注目される。

福山市について

福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約47万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年には築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。

福山市公式ホームページ

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