川崎市「あぷりこっと保育園エミタス久本」キッズデザイン賞受賞...

川崎市「あぷりこっと保育園エミタス久本」キッズデザイン賞受賞  施設を活用した豊かな保育と地域貢献を実現

川崎市で保育園を運営する株式会社アプリコット倶楽部(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役社長:廣部 嘉一)は、「あぷりこっと保育園エミタス久本」が「第14回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)の「子供たちを産み、育てやすいデザイン部門」でキッズデザイン賞を受賞しましたのでご報告します。


2020「キッズデザイン賞」


当園は、駅や公園が程近い土地に、斜面地を活かした立体的なデザインで建設した、4つの地域開放スペースを持つ保育園です。生活や遊びのために考えられた保育園スペースと、保育活動や地域貢献を目的とした地域交流スペースを活用した、これからの保育園が目指すべき役割についてご紹介します。

保育園正面入り口


地域交流スペース入り口


■遊び・成長・安全を実現した「天空の城作り」

部屋の中心にトイレを設置し、その周囲を保育室としています。その作りはまるで天空の城のようです。そうすることで遊び空間は多様化されます。大勢で広く使えばぐるぐると走り回れる円状の広間となり、可動式仕切りでセパレートすれば年齢やイベントに合わせた複数のスペースが簡単に出来上がります。

中央トイレの天窓からは部屋全体に陽の光が入り、風が抜けるため換気にも役立ちます。

また、乳幼児にとってトイレは緊張の場になります。園の隅にある暗くて寒いトイレより、中央の方が保育士の目線が感じられるため安心感があります。

保育室の中心にトイレ


0-1幼児の保育室


■園児と地域を支える「4つの地域開放スペース」

玄関を南北の道路2箇所に設置し、北側から地域開放スペースに入れます。陽の光が注ぐ屋上庭園、料理教室や会食に利用できるランチルーム、ダンスや発表会ができるスタジオ、森に開いた交流スペースです。

園児の保育活動は、乳幼児期に大切な学びである食育のために、屋上庭園で野菜を育て、ランチルームで親子クッキングイベントを行いました。また、高齢者や障害者の利用を想定したバリアフリー構造の他、エレベーターや駐車スペースも完備しています。高齢者サークルや学校、地域の様々な教室との連携も視野に入れています。

B1地域交流スペース


■廊下空間も無駄にしない「通り庭」

通り庭とは伝統的町家の建物に設けられた通路のことで、間口から光と風をもたらします。施設内の「通り庭」は、この通風と換気だけではなく、2階につながる吹き抜けによって防災面でも役立ちます。また、単なる移動のための廊下ではなく、階段状の本棚、手洗い場、保護者の待合、展示としての機能も持ち合わせています。園児、保護者、職員それぞれのコミュニケーションの場になる、施設の象徴的な場所です。

廊下空間も無駄にしない「通り庭」


私たちは、これからの保育園の重要な役割を「まちづくり」として、地域との共存関係「コミュニティ」だと考えています。未来を担う子ども達の成長と、様々なニーズを持つ地域住民の生活の両者を支える保育園として、全国の良き先例となれるよう、「あぷりこっと保育園エミタス久本」は邁進いたします。



■会社概要

会社名   : 株式会社アプリコット倶楽部

所在地   : 〒213-0011 神奈川県川崎市高津区久本2-8-18

代表者氏名 : 廣部 嘉一

管理者氏名 : 古田 真理(園長)

電話番号  : 044-982-9507

Email    : emitushisamoto@applicot.club

WebサイトURL: https://emitus.ed.jp/

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