日本酒蔵元「南部美人」、酒米を原料にジン&ウォッカを製造開始...

日本酒蔵元「南部美人」、酒米を原料にジン&ウォッカを製造開始! 日本一を誇る岩手産の漆と木炭を使って、県北の振興に貢献  10月6日に岩手から全国&世界へ、 業界初のグローバル記者会見で盛り上がる

世界51カ国・地域に日本酒を輸出している株式会社南部美人(本社:岩手県二戸市、代表取締役社長:久慈浩介)は、2021年より新たにクラフトジンとクラフトウォッカを二戸市内で製造開始致します。新型コロナウイルス感染症への対応で、当社では今年、消毒アルコールの生産に乗り出しました。今後も継続して製造・販売していく予定ですが、消毒アルコールの生産と同じ製法によりスピリッツ類の製造が可能なことから、今回ジンとウォッカの製造もスタートすることに致しました。年内に新たな製造拠点を立ち上げ、来年の3月頃に販売する予定です。


10月6日に岩手県内で開催されたグローバル記者会見の様子。右が南部美人 久慈浩介社長


https://www.atpress.ne.jp/releases/229790/img_229790_1.jpg

▲10月6日に岩手県内で開催されたグローバル記者会見の様子。右が南部美人 久慈浩介社長



10月6日(火)には岩手県盛岡市内で岩手県内メディア向けに記者会見を開催。コロナウイルス感染症対策のため、全国や海外メディア関係者にはオンライン記者会見も同時に開催し、オンラインによる質疑応答も致しました。海外ライブ中継ではミャンマーとアメリカ・ニューヨークからも新商品に対する期待の声が寄せられ、業界初の地方発グローバル記者会見を実施しました。さっそく世界各国の関係者から問い合わせが殺到しております。


・10月6日グローバル記者会見 ダイジェスト版動画: https://youtu.be/jmT7oxZ3n34

・10月6日グローバル記者会見 全編動画: https://www.youtube.com/watch?v=c07eqOqgtwI



【酒米を使ったジン&ウォッカはまさにジャパニーズクラフト】

会見ではまず、南部美人 久慈浩介社長よりジン&ウォッカの製造経緯を説明。前述の消毒アルコールの生産がきっかけであったことや、日本酒の需要が減少する中、今年収穫される酒米が日本酒になれずに行き場を失っていることも理由に挙げました。酒米は酒になって本望。余る可能性のある日本酒に酒米を使うよりも、新しい酒のベーススピリッツに使用することで酒米の廃棄を避け、酒米余りの解決につながり、日本酒業界がコロナ禍で抱えた問題の解決の一助となればと説明しました。



【日本一の生産量!二戸市の漆をジンに、久慈市の木炭をウォッカに使用】

クラフトジンのボタニカルには、日本一の生産量を誇る地元・二戸市の特産品で、文化庁の日本遺産にも今年認定された「漆」(うるし)の樹皮を使用。クラフトウォッカは、岩手の県北振興のパートナーでお隣・久慈市の日本一の生産量を誇る「炭」(岩手産白樺の活性炭使用)で濾過する予定です。ちなみに久慈市平庭の白樺は持続可能な森づくりが課題の一つになっており、白樺活性炭の利用はSDGs発想の解決策にも結びつくと考えております。


“岩手テロワール”を意識した、岩手でしか作ることのできない新商品により、岩手・県北エリアの振興にも貢献していく考えです。南部美人の仕込み水を使い、清らかで洗練された、みずみずしい味のスピリッツを目指します。ドライでありながらライススピリッツ由来の上品な甘さ、旨味を大切に表現していきたいと考えております。


https://www.atpress.ne.jp/releases/229790/img_229790_3.jpg

▲登壇者


会見に登壇された二戸市長 藤原淳様(左から2番目)は「地域の恵まれた素材と伝統の技術で世界に挑戦する試み。岩手県北から力強い情報発信ができることを誇りに思う」とご挨拶。久慈市長 遠藤譲一様(真ん中)も、「この試みは森を守ることにもつながる。久慈市にとっても象徴的な事業になる」とコメントされました。


岩手県副知事 保和衛様(左端)からは「久慈社長が世界をまたにかけてまた面白いことをやられる。岩手県北には日本一の生産量を誇る漆と炭があるが、一般の方にはなじみが薄い。それがジンやウォッカと日頃たしなむお酒になることでぐっと身近になる。楽しみにしております」と応援メッセージもいただきました。さらに白樺木炭の生産者・谷地林業 谷地譲様(右から2番目)や、漆を提供する浄法寺うるしび 三角裕美様(右端)も登壇し、新商品への期待をお話されました。


両方とも1万本ずつ生産予定。価格はジン4,000円台、ウォッカ2,000~3,000円を想定しております。国内はもちろん、ジャパニーズクラフトに関心の強い海外にも積極的に販売していく予定です。コロナ時代の蔵元の新しい世界戦略として確立させ、多角化させることで地元と一緒に繁栄していく考えです。南部美人は岩手にあるから価値のある蔵。今後もコロナに負けず、岩手らしさを発信し続けたいと考えております。


https://www.atpress.ne.jp/releases/229790/img_229790_11.png

▲海外ライブ中継では早朝のミャンマーからミョウさんが参加。「ジンとウォッカを早く飲みたい!」とコメント


https://www.atpress.ne.jp/releases/229790/img_229790_12.png

▲夜のアメリカ・ニューヨークからは、南部美人のお酒と岩手の漆器で晩酌を楽しむジェシカさんが参加


https://www.atpress.ne.jp/releases/229790/img_229790_13.jpg

▲会場に飾られた岩手テロワール素材。左から酒米、白樺木炭、漆の木



■参考リンク

・漆の参考資料 http://greencreate.boo.jp/PR/urushi.pdf

・白樺活性炭の参考資料 http://greencreate.boo.jp/PR/shirakaba.pdf

・木炭の生産日本一(岩手県庁ページ) https://is.gd/PeNJUM

・本リリースの英語版 http://greencreate.boo.jp/PR/nanbubijin%20release%20Eng1008.pdf



【南部美人の国内外の受賞歴】

■国内:日本一の市販酒を決める「サケコンペティション」の発泡清酒部門で「南部美人 あわさけ スパークリング」が2017年と2018年、2年連続でゴールド1位。2017年は純米大吟醸部門で「南部美人 結の香」「南部美人 純米大吟醸」がゴールドを獲得し、2018年にも純米大吟醸部門でゴールド1位を受賞。二連覇と二冠を同時に連続で達成したのは同コンテスト上、初の快挙となる。


■海外:世界的なワインの品評会IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2017のSAKE(さけ)部門で、「南部美人 特別純米酒」が世界一の称号「チャンピオン・サケ」を獲得。



【企業概要】

正式社名     : 株式会社南部美人

本社       : 岩手県二戸市福岡上町13

代表者      : 代表取締役社長 久慈浩介

創業       : 1902年

URL        : https://www.nanbubijin.co.jp

FB        : https://www.facebook.com/NanbuBijin/

オンラインショップ: http://www.nanbubijin.jp/

プレスリリース動画

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。