使用電力削減の切り札として「地中熱」を利用  「ジオパワーシステム」を採用した地域第一号システムが完成

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    2011年9月28日 10:00

    株式会社梶川建設(本社:愛知県碧南市 代表取締役:梶川 光宏 以下 当社)は碧南市の当社倉庫に、地中熱を利用し電力削減を行う特許工法「ジオパワーシステム」を工場内の環境改善に応用した施設の第1号を完成いたしました。

    「ジオパワーシステム」イメージ1


    ■「ジオパワーシステム」採用の背景
    自然エネルギー「地中熱」を利用して一般家庭はもちろん、工場やオフィスなどで夏場のピーク時の電力を削減する仕組みが全国的に注目を集めています。
    背景には、今回の震災等の影響を受け政府が電力使用量を削減する目標を打ち出し、民間にも節電意識が高まっていることがあげられます。さらに、政府方針で再生可能エネルギーに対する助成制度が整ってきたことも導入の追い風となっています。


    ■「ジオパワーシステム」とは
    「ジオパワーシステム」は、地中熱という「自然のチカラ」をそのまま使うパッシブ手法のシステムです。「ジオパワーシステム」を導入した住宅等は、エアコン使用時と比較して年間約50%以上の冷暖房電力を削減でき、CO2に換算すると年間約1トンを削減できる計算です。住む人の健康もさることながら、低炭素社会に大きな貢献が期待できます。

    「ジオパワーシステム」は、株式会社ジオパワーシステム(本社:山口県美祢市)が開発・販売を行う「地中熱利用換気システム」の名称です。「ジオパワーシステム」は、環境大臣賞受賞、グッドデザイン賞など数多くの賞を受賞しています。


    ■「ジオパワーシステム」の有効性
    オフィスの環境改善が進む中、工場などの作業現場への対応は取り残されたままでした。通常、このような職場環境を改善するためには、スポットエアコンの設置が挙げられますが、従来の業務用スポットエアコンは冷風を作り出す反面、廃熱も発生させ工場内の温度は上昇するばかりで、電気料金も大幅にアップするという状態でした。
    そうした問題点に着眼し、自然エネルギーである地中熱を利用することで工場内の温熱環境改善と省エネの両立を提案しています。この省エネ改修工事は、特許工法である地中熱利用の換気システム「ジオパワーシステム」を応用したものです。


    ■地中熱とは
    年間を通して15~18℃と安定した温度を保つ地中の熱エネルギーのことで、夏は外気温と比較して低いため、地下5mに埋設したパイプ内で熱交換をし、室内に冷気を送り込むことが可能です。また冬には外気温と比較して高いので、逆に室内に暖気を送り込むことができます。


    当社は当システムの導入にあたり、体感施設の建設に着手し10月に完成を予定し、また住宅用体感施設としてモデルハウスも建設し来春オープンを見込んでいます。
    当社は当事業を通し、住む人の健康と愛知県の低炭素社会へ貢献することを目的としています。


    【会社概要】
    社名  : 株式会社梶川建設
    所在地 : 〒447-0033 愛知県碧南市天神町2-8
    創業  : 明治38年4月
    設立  : 昭和30年2月
    資本金 : 2,000万円
    代表者 : 代表取締役 梶川 光宏
    事業内容: 品質マネジメントシステム
          土木工事業
          建築工事業
    URL   : http://www.kajikawa.co.jp/

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