中島 美静・葉 明慧 二人の陶展「手の気配」のご案内

    陶に宿されたお二人の手の温度や、制作の時間を、BIOMEにて紹介していきます。

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    2026年7月16日 12:49

    2026年7月吉日

    アートギャラリーのようでギャラリーではない — A gallery, but not a gallery.

    BIOME(バイオーム)から2026年8月開催される展覧会について、ご案内いたします。

    展覧会情報

    中島美静・葉明慧 二人の陶展

    「手の気配」

    会 期:2026年8月15日(土)から9月6日(日)まで
    時 間:12:30 - 18:30 最終日のみ12:00 – 15:00
    休廊日は水曜・木曜日となります。

    *事前の予告なく内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
    *最新情報は、BIOMEのウェブサイト、Instagramなどでご確認ください。

    BIOMEは、2026年8月15日(土)から9月6日(日)まで、中島美静(Mishizu Nakajima)氏と葉明慧(ヨウメイケイ Yap MinHui)氏による陶の二人展「手の気配」を開催します。

    タタラ成形による作品に、白化粧、いっちん、釉薬を重ね、白の差異と形の動きを模索してきた中島美静氏。荒い白泥を手捻りで成形し、色化粧土を何層にも重ね、その上に線描を加えた作品をつくる葉明慧氏。タイプの違う作家による陶の二人展となりますが、異なる作風の陶を通して、素材との距離や温度をはかりながらかたちづくられる、お二人の作品の特徴に注目していただきたいと思います。

    お二人との出会いはBIOMEの恒例企画である「たからもの for おくりもの 2022」でした。陶磁のカテゴリーにて出展いただいてから、改めてご紹介する機会をと思いながら、神戸・御影移転の最初の年に開催する運びとなりました。

    *文章中に出てくる陶の制作などに関する用語については、本ニュースリリースの後ろのページに記載しています。

    企画について

    「手の気配」とは、土を曲げる手、乾きを待つ手、触れすぎない手、色を重ねる手、線を引く手から。それらすべての手の仕事、そこから得られる感覚から、作品を見ていただきたいと思い、表現したタイトルです。

    お二人の陶は、シンプルな手捻りの陶というよりは、形、装飾、細部、表面の扱いに、手先を駆使した様子がわかるものです。またお二人の意匠へのこだわりや意欲が感じられます。

    陶芸の制作には、土、釉薬、火などが関わりますが、素材に触れ、その行方を決めていくのはアーティストの手です。

    中島美静氏は、タタラ成形を中心に制作しています。土を板状にのばし、乾きの段階を見ながら曲げ、接ぎ、形を決めていく方法です。近年は、底部にアールをもたせた器や、高台をつけない器など、置かれた器の中に動きを含ませる制作が中心になってきています。白化粧、いっちん、釉薬によって重ねられる白は、単色の白ではなく、質感や光の受け方の違いを持っており、和紙を貼り重ねたかのような雰囲気が素朴で、他にはない作品となっています。

    葉明慧氏は、石や砂を含む荒い白泥を用い、すべて手捻りで成形します。作品の表面には、色化粧土を何層にも重ね、その上に線描を加えます。作陶を休んでいた期間に刺繍へ関心を持ったことが、現在の絵付けにつながっていると言います。また、マレーシア、韓国、中国の古代劇に見られる服飾への関心も、色と模様の感覚に関わっていることが見てとれます。丁寧に重ね、成形した作品の表面は、葉氏が生まれた国での生活や環境の反映を思わせるユニークな特徴がみどころです。

    お二人の陶は、器や花器が中心で、手に取ることができます。

    二人展「手の気配」では、花や料理を必要とする作品のご提案を前面に出すのではなく、陶そのものの形、表面、色、触感をじっくりご覧いただきたいと考えています。白の重なりと動きのある形。荒い土と色、線の重なり。陶に宿されたお二人の手の温度や、制作の時間を、BIOMEにて紹介していきます。

    みどころ

    中島美静氏と葉明慧氏。意匠の方向、制作方法が異なります。作風の近さがお二人を結びつけるのではなく、作品に至るまでの"手"がお二人を結びつけているとBIOMEは考えます。

    触れすぎず、どこで曲げ、どこで接ぎ、どこで装飾を止めるのか。頭で判断しているのではなく、手が判断する―そんな気にさせてしまう、お二人の作品をアート作品として愛でていただきたいと思います。

    アーティストプロフィール

    中島美静 / Mishizu Nakajima

    1973年、東京生まれ。1996年、明星大学日本文化学部生活芸術学科卒業。1997年、同学科彫刻科研究生修了。2003年、明星大学造形芸術学部研究科陶芸専攻修了。2008年、東京都あきる野市に築窯。2003年から2017年まで京王ギャラリー「米の器展」に出展。2016年より京王美術・工芸サロンで個展を開催。2026年3月、GALLERY凜空で個展。

    葉 明慧 / Yap MinHui

    1979年、マレーシア・クアラルンプール生まれ。1998年、来日。2000年、芸術短期大学卒業。2002年、多治見市陶磁器意匠研究所修了。2002年から2007年まで陶磁器商社や窯元でデザイン・企画を担当。2008年、第8回陶磁器国際フェスティバル美濃 デザイン部門審査員賞。現在、岐阜県可児市にて制作。2023年、ギャラリーヴォイス「今のうつわ これからのうつわ PartⅤ」に出品。2024年、市之倉さかづき美術館 ギャラリー宙で個展。

    技法・素材用語

    ・タタラ成形
    土を板状にのばし、切る、曲げる、組むなどして形を作る方法。

    ・いっちん
    泥状の土を細い口から絞り出し、線や点を盛り上げて描く装飾技法。

    ・白化粧
    素地の上に白い泥をかける、塗る、重ねる技法。土の色や質感に別の表情を加える。

    ・色化粧土
    色をつけた泥状の土。器の表面に塗り重ね、色や層を作る。

    ・白泥
    白い泥状の土。本リリースでは、葉明慧が用いる素材の説明として記載している。

    ・手捻り
    ろくろを使わず、手で土を積む、押す、伸ばすなどして形を作る方法。

    ・釉薬
    焼成によって表面にガラス質の層を作る材料。器に色、艶、質感を与える。

    ・高台
    器の底につく台座部分。器を支え、持ち上げる役割を持つ。

    ※技法用語の説明は、陶芸・工芸関連の一般的な用語解説を参照し、作家本人のアンケート回答および本展の内容に合わせてBIOMEで簡略化したものです。確認日:2026年6月12日。

    添付画像

    メイン画像:二人の作品が並ぶ画像、または各1点ずつを組み合わせた画像。
    作家ポートレート:2点
    DM画像:裏・表1点ずつ

    以 上

    お問い合わせ:

    BIOME(バイオーム)
    兵庫県神戸市東灘区御影2丁目6番11号
    BIOME御影Alcove 1階(〒658-0047)
    栗山典
    メール:artroom@biomekobe.com
    Web:www.biomekobe.com

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    陶芸家 中島美静
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