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米国FCIAとJDSF、8Gbpsファイバチャネルのファブリック接続の標準を承認

報道関係者各位
プレスリリース                     平成16年9月8日
              ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)

米国FCIAとJDSFは8Gbpsファイバチャネルのファブリック接続の標準を承認
~ 8GbpsファイバチャネルをSANファブリック接続まで拡張することを
                          投票により承認 ~

ジャパンデータストレージフォーラム ファイバチャネル技術部会(FCIA-Japan)
(部会長:前田明徳)は、姉妹団体である米国The Fibre Channel Industry
Association(FCIA、会長:Art Edmonds)と共に発表いたします。

米国FCIAと姉妹団体であるJDSFファイバチャネル技術部会(FCIA-Japan)は、
8Gbpsファイバチャネル(8GFC)をディスクドライブの接続用途からSANファブリッ
ク接続用途まで拡張し、新たにファイバチャネル・ロードマップに加えること
を投票により承認しました。ファイバチャネル業界は、ユーザのこれまでの
2Gbps、4Gbpsに対する投資を無駄にすることなく高速化を実現する、という立
場をとりました。これは、FCIAがANSI INCITS T11委員会において8Gbpsファイ
バチャネルのカッパ及びオプティカル・インタフェース仕様を開発し
(NCITS T11 FC-PI-4 ドキュメント)、ディスクドライブ接続及びストレージ装
置接続に最高の性能を提供することを支持するものです。ファイバチャネルは
ストレージ装置接続、筐体内接続及びストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)
で主に使われている技術です。

現在、4GFC、10GFC製品が市場に投入されようとしていますが、ファイバチャ
ネル・ロードマップをユーザと共有することで、ユーザがこの将来の製品動向
を利用し、今までのファイバチャネル製品と互換性があり、低コストで、既に
行った投資が無駄にならないという保証のある高速なファイバチャネル製品が
市場に出た時に、スムーズにこれらの高速製品に移行する計画を作ることがで
きます。
8GFC製品が市場に投入されるのは、2007年あるいは2008年と考えられますが、
その後も2GFC、4GFCの製品をそのまま使用し続けることができます。ファイバ
チャネルの「オート・ネゴシエーション」機能により、8GFC製品は、接続され
た装置が使用するデータ速度を自動的に判断し、必要であれば低いデータ速度
で接続します。例えば、4GFC製品と接続されれば8GFC製品は4Gbpsで接続しま
す。これは2GFC製品と接続されても同様に正しい速度で接続されます。
4GFC製品は今年末に市場に投入され、数年にわたって広く市場に受け入れられ
るものと思われます。ファイバチャネルは、小規模から大規模までの総てのエ
ンタープライズ・ビジネスのストレージ装置、あるいはSANのインタフェース
として今後も使用されていきます。

The Fibre Channel Industry Association Speed Forum Committeeの議長であ
るSkip Jones氏は以下のように語っています。
「FCIAが、再度、ファイバチャネルの将来に明瞭で簡明なロードマップを提供
することでスムーズなマイグレーションの道筋を開いたこと、また、標準化委
員会の技術者に対して市場の声を伝えられたことを喜ばしく思います。8GFCが
ロードマップに加えられたことにより、ファイバチャネルの将来は確固たるも
のです。将来の性能要求を満たし、同時に、過去のそして現在の資産・投資を
無駄にしないからです。FCIAのロードマップにより、サプライヤやユーザは、
実績のあるファイバチャネル・アプリケーションに則った将来の製品、アーキ
テクチャを企画することができます。急成長を続けるファイバチャネルの大き
な市場に8GFC製品は完全なバックワード・コンパチビリティを保つことで、最
も安価で、最高性能を発揮するSANアプリケーションを提供し続けることがで
きます。」

=ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)=
http://www.jdsf.gr.jp/
JDSFはデータストレージに関わるシステムインテグレーション技術の向上や、
データストレージ業界の市場拡大を目指す趣旨に賛同する企業からなる民間企
業主導のオープンな任意団体です。主な活動は国内初のストレージ専門展示会
や国内初のストレージ専門セミナーなどの立案・後援、ならびに業界専門書の
出版や機器の相互接続性テストなどを行い市場の活性化や情報の共有化などに
貢献しております。

=The Fibre Channel Industry Association(FCIA)=
http://www.fibrechannel.org/
FCIAは製造者、システムインテグレータ、開発者、システムベンダー、業界ス
ペシャリスト、そしてエンドユーザからなる国際組織です。米国、日本の80以
上のメンバーと団体からなり、IT業界の巨大ストレージのなかで運用される数
多くのアプリケーションをサポートするため、広範なファイバチャネル基盤を
届けることを約束しています。FCIAのワーキンググループは、ストレージ、ビ
デオ、ネットワーキングそしてSANマネージメントを含むすべてのマーケット
をターゲットとし、いくつかの重要な技術問題に焦点を当てて活動しています。


=お問い合わせ=
ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)事務局
担当:稲村 眸

〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町12-19 TIDビル
株式会社日本ネットワークストレージラボラトリ 内
 E-MAIL : info2@jdsf.gr.jp
 TEL : 03-3666-6595
 FAX : 03-5623-5299
 URL : http://www.jdsf.gr.jp/


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