村田機械とNECがRFIDを活用した「ロジスティクス・ソリューション」を開発、実証実験を開始
報道関係各位 平成16年9月7日
村田機械株式会社
日本電気株式会社
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村田機械とNECがRFIDを活用した
「ロジスティクス・ソリューション」を開発、実証実験を開始
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村田機械株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:村田 大介、以下
村田機械)および日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:
金杉 明信、以下NEC)はこのほど、RFID(無線ICタグ)を活用した「ロジスティ
クス・ソリューション」を開発し、村田機械 犬山事業所において実証実験を
開始します。また、9月14日に開催する「国際物流総合展2004」(2004年9月14
-17日、東京ビッグサイト)に本ソリューションを出展します。
村田機械とNECでは、昨年3月18日付で発表した「ロジスティクス・ソリューショ
ン分野での業務提携」の一環として、「RFIDを活用した次世代ロジスティクス・
ソリューションの共同研究」(本年5月6日付発表)を進めておりました。このた
びの「ロジスティクス・ソリューションの開発」は、その具体的な成果のひと
つであり、今後、2005年6月の製品化を目指して実証実験を進めてまいります。
本ソリューションの活用により、検品業務の自動化やサプライチェーン全体の
可視化などをはじめとする物流業務全体で、従来の自動倉庫システムに比べて
約50%の生産性向上が期待できると試算しています。
【RFIDロジスティクス・ソリューション】
[概要と特長]
●村田機械の自動倉庫にRFIDリーダー/ライターを設置し、バケット内の商品
ごとに貼付したRFIDを読み取ることで、指定品目かどうかのチェックを自動
化できる。また、コンベヤの途中に設置したRFIDリーダー/ライターで、ロ
ボットがピッキングした商品の品目・個数などをチェックし、ピッキング後
の検品業務の自動化を実現する。これにより、倉庫や配送現場における検品
作業の自動化・効率化を実現することができる。
※参考画像につきましては下記URLをご参照下さい。
http://www.muratec.net/jp/news/news040907/image1.jpg
●自動倉庫に設置したRFIDリーダー/ライターで収集した情報を、NECのSCEM(注1)
やERP(注2)などの情報システムに送信することで、受発注・出荷・在庫情報
管理など企業内ロジスティクス業務でのリアルタイム活用や会計処理の効率
化などを実現することができる。
※参考画像につきましては下記URLをご参照下さい。
http://www.muratec.net/jp/news/news040907/image2.jpg
RFIDは、情報を記録する小型のICチップとアンテナで構成する装置の総称です。
一つひとつのモノに固有のIDを付与し、ある程度離れた場所から複数のモノの
IDを一括して読み書きすることで、商品の位置と数量を正確に把握し、検品や
商品補充などの物流管理の効率化を実現します。また商品一つひとつの動きや
流通の過程を細かく把握できるため、販売効率の向上に加えて、セキュリティ
やトレーサビリティ(履歴管理)の面でも活用が期待されています。
国内ではICタグの実用化を目指す標準化団体「ユビキタスIDセンター」が3月
に発足し、「2005年のRFID利用は450%増(米国Evans Data社:2004年3月24日)」
と予測されるなど、いよいよ実用化段階を迎えようとしています。また、企業
内ロジスティクス業務のさらなる効率化や、在庫削減・リードタイム短縮など
のさらなる合理化を目的に、サプライチェーン・マネジメント分野における
RFID活用は2006年頃から本格化すると見込まれております(注3)。
村田機械とNECでは、こうした動向をふまえ、今後も、物流システムとIT/ネッ
トワークシステム、現場端末などを、RFIDを活用することで有機的に連携する
「次世代ロジスティクス・ソリューション」の継続的な強化に取り組んでいき
ます。
村田機械およびNECの会社概要については別紙をご参照ください。
(注1)SCEM;Supply Chain Event Management
サプライヤーから物流業者、カスタマーまでの各プレイヤーで発生したイベン
ト(オーダ発生・変更、入出庫発生、安全在庫切れなど)をサプライチェーン
全体で管理し、変化に対して柔軟的なマネジメントを可能にするためのコンセ
プト。NECでは、米国Viewlocicty社とのアライアンスに基づいたSCEMソリュー
ションを提供している。
(注2)ERP;Enterprise Resource Plannning
経理、販売、生産などの業務に必要となる情報を一元的に管理し、企業全体の業
務の効率化・最適化を実現するためのコンセプト。
(注3)Allied Business Intelligence社をはじめ各種調査データから試算
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≪本件に関するお客様からの問い合わせ先≫
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村田機械 L&A事業部 事業統括室 山下・村田・瀧本
電話:(03)5440-0711
eメール: kouichi.yamashita@nan.muratec.co.jp
sampei.murata@cns.muratec.co.jp
NEC 関西製造・プロセス業営業事業部 京滋営業グループ 岡山・柴田
電話:(075)344-7822
eメール: t-okayama@da.jp.nec.com
m-shibata@dc.jp.nec.com
<本件に関する報道関係からの問い合わせ先>
村田機械 広報室 北川、根尾
電話:(075)672-8138
eメール: kazuya.kitagawa@lny.muratec.co.jp
kazuki.neo@nan.muratec.co.jp
NEC コーポレート・コミュニケーション部 山室
電話:(03)3798-6511
eメール: m-yamamuro@ak.jp.nec.com
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≪村田機械およびNECの会社概要≫
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■村田機械株式会社
・本社 :京都府京都市伏見区竹田向代町136
・代表者 :代表取締役社長 村田 大介
・会社設立:昭和10年(1935)年7月
・従業員 :単独 2,200名(平成16年4月)
連結 4,120名(平成16年4月)
・資本金 :9億円(平成16年5月)
・売上高 :単独 1,174億円(平成16年5月期)
連結 1,496億円(平成16年5月期)
・主要事業:
ロジスティクス・システム、FAシステム、クリーンルーム向け搬送システム、
繊維機械、工作機械、シートメタル加工機、情報機器の製造販売
■日本電気株式会社
・本社 :東京都港区芝5-7-1
・代表者 :代表取締役社長 金杉 明信
・会社設立:明治32年(1899)年7月
・従業員 :単独 23,632名(平成16年3月末)
連結 143,393名(平成16年3月末)
・資本金 :3,378億円(平成16年3月末)
・売上高 :単独 2兆5,091億円(平成15年度実績)
連結 4兆9,068億円(平成15年度実績)
・グループ主要事業:
ITソリューション事業、ネットワークソリューション事業、
エレクトロンデバイス事業(半導体ソリューション、およびその他
デバイス事業)
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