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ジボダン社、2020年度第1四半期(1月-3月)の売上高を発表

好調なスタート

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ピーター・ツィンク)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)の2020年度第1四半期(1月-3月)の売上高が1,619百万スイスフラン(前年同期比6.1%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同5.4%増になったと発表しました。



■事業概要

事業部別では、フレーバー事業部の売上高は874百万スイスフラン(前年同期比3.1%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同4.6%増となりました。

一方、フレグランス事業部の売上高は745百万スイスフラン(前年同期比9.9%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同6.3%の増加となりました。


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大による影響が続く中、ジボダン社は、当社事業とグローバルサプライチェーンの混乱を最小限に抑えることに尽力しながらも、好調な業績で今年をスタートすることができました。特にフレグランス事業部では家庭用およびパーソナルケア製品、フレーバー事業部では加工食品、セイボリー、スナック、栄養補助食品が好業績だったことにより、ほとんどの製品、地域で順調な成長が見られました。


ジボダン社CEOのジル・アンドリエは、次のように述べています。

「2020年に向けての5か年計画の最終年度に、幸先の良いスタートを切ることができました。これは食品、飲料、家庭用品、ヘルスケア製品、パーソナルケア製品分野等のグローバルサプライチェーンを維持する上で、当社が重要な役割を果たしているということを示しています。また、ジボダン社全体が、COVID-19の危機が続くこの困難な事態において、献身的に、消費者が必要とする製品をいつでも提供できるようにお客様を支え続けようと取り組んでいることを、心から誇りに思っています。」



現在の環境において、ジボダン社は、その存在目的に沿って以下のことに重点をおいて取り組んでいます。

・工場勤務、在宅勤務にかかわらず、当社の従業員の安全を確保し、業務遂行を支援する。

・COVID-19が世界的に大流行する中、特に消費者を支える製品を提供しているお客様の需要に応える。

・当社が事業を展開している地域コミュニティを支援する。

そのために、ジボダンCOVID-19コミュニティ基金を設立し、当社の世界中の拠点において、COVID-19の影響を受けている地元コミュニティを支援できるようにしました。なお、ジボダン社はこの基金に100万スイスフラン以上を拠出します。


ジボダン社の2020年に向けての5か年計画の目標は、利益と責任ある成長を通じてさらなる価値を創出することです。5か年計画のこれまでの4年間の成果を足場に、2020年も、「お客様と共に成長する」「卓越した商品やサービスの提供」「成功を共有するためのパートナーシップ」の3つを柱に据えています。


また、2020年に向けての5か年計画の一環として、ジボダン社は、お客様に魅力的なソリューションを提供するために、既存の能力を補完することに的を絞った企業や事業の獲得を通じて、価値を創出することにも取り組んでいます。2014年度以降、ジボダン社は企業や事業を14件買収しましたが、これらはいずれも、5か年計画における成長のための戦略に完全に合致したものです。

意欲的な財務目標は、ジボダン社の戦略の基礎となるものです。当社は市場の成長を上回る4-5%の売上高の拡大と、売上高フリーキャッシュフロー* 比率12-17%を目標に掲げています。この2つの目標値は、5か年(2016年-2020年)における平均値です。また、目標でもある配当については、ジボダン社は現在の配当を維持していく意向です。


ジボダン社は、その存在目的「自然環境を敬い、人々のより幸せで健康的な暮らしを創造する。さあ、共に思い描きましょう。」を事業戦略の中心に据えています。この存在目的の下、ジボダン社は創造、自然環境、人材、コミュニティの4つの重点分野について、厳しくも意欲的な目標を設定しています。その目標とはそれぞれ、人々のより幸せで健康的な暮らしに貢献する創造活動を通して、2030年までにビジネスを倍増させること、2050年までに地球の気象環境にプラスな企業になること、2025年までに、インクルージョンの推進で世界を代表する企業になること、そして2030年までに、すべての原材料とサービスを、人と自然環境に優しい方法で調達できるようにすることです。


フレーバー事業部の第1四半期(1月-3月)の売上高は874百万スイスフラン(前年同期比3.1%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同4.6%増となりました。

好業績の要因は、新規ビジネスの獲得(New Win)と、すべての地域、お客様セグメントでの売上が好調に推移したことによります。2020年に向けての5か年計画の戦略的重点分野では、健康とウェルネス分野の売上高が2桁の伸び、天然原料分野が1桁台の伸びを、それぞれ達成しました。

また、分野別では、既存製品への需要が増加したことにより、飲料、スナック、セイボリー、菓子のすべてが好調な売上実績に貢献しました。


一方、フレグランス事業部の第1四半期(1月-3月)の売上高は745百万スイスフラン(前年同期比9.9%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同6.3%増となりました。

また、コンシューマー製品の販売量が大幅に増加したことにより、売上高が伸びました。


*フリーキャッシュフロー(FCF)は、純投資、支払利息およびリース料支払い後の営業キャッシュフローを指します。



■ジボダン社について

ジボダン社はフレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2019年の売上高は62億スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、180を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で約14,900名を擁しています。日本市場には1920年代に参入し、1973年にはジボダン ジャパン株式会社を設立、幅広く日本で事業を展開しています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com をご覧ください。

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