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【新刊】『身体で考える。』 をマキノ出版より刊行 ~不安な時代を乗り切る知恵~

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2011年6月17日 10:00
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株式会社マキノ出版はこのたび、新刊『身体で考える。』を刊行いたしましたので、ご案内いたします。

身体で考える。表紙
http://www.makino-g.jp/bookdetail/isbn/978-4-8376-7159-6/

3月11日の東北地方太平洋沖地震後、日本は精神的、体力的、物質的にも不安な状態が続いております。
本書は、街場の身体論「くじけない心と身体をつくる!」をテーマに、思想家にして武道家の内田 樹先生と「ヨーガ行者の王」成瀬 雅春先生による、今を生き抜く英知が詰まった対談集です。

【目次】
まえがき 地殻変動的な潮目の変わり目のときに(内田)
第1章   人は空に浮かべるほど無限の可能性を持つ
第2章   歩行は人間性の根本を担う
第3章   ヨーガも武道も自分を知るためにある
第4章   先行き不透明な時代を生き抜く胆力
第5章   大震災後を生き抜く「身体の声」の聴き方
あとがき 真実を見通す力をつける(成瀬)

【書籍概要】
書名 : 身体で考える。
著者 : 内田 樹、成瀬 雅春
定価 : 1,470円(税込)
発行日: 2011年6月15日
発行所: 株式会社マキノ出版( http://www.makino-g.jp/ )
     〒113-8560 東京都文京区湯島2-31-8
ご注文: 03-3815-2981(販売部)

【内田 樹「まえがき」より】
3.11の震災と原発事故の後、日本社会の常識は大きく変わりつつあります。ビジネスマインドな世界観‐数値で示せ、貨幣に換算可能なものだけが「存在するもの」であり、外形的なエビデンス(証拠)のないもの(気配とか、場の力とか、霊的感受性など)は「存在しない」とみなす科学主義的な態度‐は、これから次第に支配的イデオロギーの座から転落し、それに代わって、生きる知恵と力を高めるための伝統的な技法がまた改めて研究対象になってくるでしょう。僕はその傾向をおおづかみに「日本の霊的再生」というふうに呼んでいます。
そのような地殻変動的な潮目の変わり目のときに、こういうかたちで敬愛する成瀬先生と共に「霊的再生宣言」とでも言うべき書物を刊行できた「ご縁」に改めて驚きを覚えます。

【著者略歴】
内田 樹
思想家。武道家(合気道6段)。凱風館館長。多田塾甲南合気道会師範。1950年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学(現・首都大学東京)大学院博士課程中退。東京都立大学人文科助手を経て、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授を2011年3月まで勤める。専門はフランス現代思想、武道論、教育論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010大賞、2011年に第3回伊丹十三賞を受賞。『武道的思考』(筑摩選書)、『現代霊性論』(講談社)、『邪悪なものの鎮め方』(バジリコ)など著書多数。

内田 樹の研究室: http://blog.tatsuru.com/
ツイッター   : http://twitter.com/levinassien

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身体で考える。表紙