クラウドサービス情報開示認定機関ASPICが、5件のクラウド...

クラウドサービス情報開示認定機関ASPICが、 5件のクラウドサービスを新たに認定し、 情報開示認定は累計259サービス。 IoTクラウドサービス※では、4サービス目

~本情報開示認定制度は、平成19年から総務省ご指導の下、ASPICが立ち上げ・ 推進しており、クラウド事業者の情報セキュリティ底上げを図っています。~

特定非営利活動法人ASP・SaaS・IoTクラウドコンソーシアム(ASPIC)は、2020年3月2日、クラウドサービスの安全・信頼性に係る情報開示認定機関として、申請された下記5件のクラウドサービスについて審査した結果、認定機関の定める審査基準に従って「安全・信頼性に係る情報開示」が適切に行われていることを認定いたしました。

この認定は、サービスの安全性、信頼性に関する情報を正しく開示しているクラウドサービスにのみ与えられるもので、利用者の安心・安全なクラウドサービスの選定に資することを目的としたものです。今回の認定により、累計177社の259サービスが認定されました。



(1)ASP・SaaS(IoTクラウドサービス)

・ユニテックシステム株式会社:「CORRECT TIME NAVI(コレクトタイムナビ)」


(2)ASP・SaaSサービス

・株式会社メディファインズ:「C-SIMS情報保護管理ASPサービス」

・SCSK株式会社:「CELF」

・株式会社ミライト:「CastingTable3.0」

・株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン:「CIERTO(シエルト)」


新規認定会社サービスロゴとクラウドサービス安全・信頼性情報開示認定制度 認定マーク


新規認定サービス及び直近で認定を更新したサービスを紹介します。

認定サービスの開示情報につきましては、利用者が比較、選択等する際の参考に利用いただけるよう、認定機関ASPICホームページに掲載しております。

認定機関ASPICは、今後もクラウドサービスの安全・信頼性の向上に関し、クラウドサービス事業者、利用者双方のために、クラウドサービス情報開示認定制度の普及・高度化・拡充に努めてまいります。



1. 新規認定サービス

新規認定した2種類、5サービスを示します。今後も申請があったものから順次、審査を行い、情報開示が適切と判断されるサービスを認定していく予定です。


■ASP・SaaS(IoTクラウドサービス)申請:1サービス(1事業者)

No      :1

サービスの名称:CORRECT TIME NAVI(コレクトタイムナビ)

事業者の名称 :ユニテックシステム株式会社

サービスの概要:手のひら静脈認証センサーを打刻デバイスとして使用することで、なりすまし等の不正防止や入退社時の手続きの効率化を実現、シフト勤務表作成や勤務時間自動集計機能等も備えた勤怠管理サービス


■ASP・SaaS申請:4サービス(4事業者)

No      :1

サービスの名称:C-SIMS情報保護管理ASPサービス

事業者の名称 :株式会社メディファインズ

サービスの概要:クラウドインフラの様々な機器から発生する多数のログおよびイベント情報を収集し、高速検索エンジンを使用してセキュリティリスクと脆弱性を検出して異常な行為を分析する統合セキュリティ分析サービス


No      :2

サービスの名称:CELF

事業者の名称 :SCSK株式会社

サービスの概要:データベースと連携したWebアプリをユーザ自身がExcel操作感覚で簡易に作成、企業内に公開することで、複数ユーザ間で共用可能とするWebアプリ作成サービス


No      :3

サービスの名称:CastingTable3.0

事業者の名称 :株式会社ミライト

サービスの概要:PBXと連係し過去の呼量実績を基にイベントやトレンドを考慮した呼量予測を行い、オペレータのスキルを考慮した効率的な勤務スケジュールを自動作成できるコンタクトセンター・マネージメント支援サービス


No      :4

サービスの名称:CIERTO(シエルト)

事業者の名称 :株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン

サービスの概要:多様化する販促媒体制作におけるデジタル資産の一元管理を行い、制作ワークフローのデジタル化、スピーディな多メディア展開と企業ブランディングを強化する販促支援サービス


※ASPICでは、IoTクラウドサービス情報開示認定(ASP・SaaS及びIaaS・PaaS)の取得を推進しております。現在までに認定されたサービスは、次の通りです。

(1)IaaS・PaaS(IoT) https://www.aspicjapan.org/nintei/ip-iot/service_search.html

・IoT-EX株式会社:「IoT相互接続サービス」(認定日:2019.10.07)


(2)ASP・SaaS(IoT) https://www.aspicjapan.org/nintei/asp-iot/service_search.html

・株式会社NTTPCコミュニケーションズ:「セキュアカメラクラウドサービス」

 (認定日:2019.07.10)

・株式会社NJS:「SkyScraper」 (認定日:2019.12.23)

・ユニテックシステム株式会社:「CORRECT TIME NAVI(コレクトタイムナビ)」

 (認定日:2020.03.02)



2. 認定更新サービス一覧

直近で認定更新した、13サービスを認定日毎に示します。認定は、認定日より2年間有効です。


■更新申請:4サービス(4事業者) 認定更新日:令和2年1月27日

No      :1

認定番号   :0197-1601

サービス名称 :PasCAL for LGWAN

事業者名称  :株式会社パスコ

サービスの概要:地方公共団体向けに直感的インターフェースでの操作性と行政業務で活用できる機能性を兼ね備えた地理情報システム(GIS)を総合行政ネットワーク(LGWAN)経由のセキュアな環境で提供するサービス


No      :2

認定番号   :0198-1601

サービス名称 :SkyScraper

事業者名称  :株式会社NJS

サービスの概要:浄水場や下水処理場、ポンプ場等で稼動する各設備について、建設段階から維持管理段階における様々な情報(工事管理、設備管理、保守修繕、故障履歴、点検管理、運転管理、コスト等)を蓄積・一元管理し、上下水道事業の合理的運営を支援するサービス


No      :3

認定番号   :0200-1601

サービス名称 :ナレッジデリ

事業者名称  :株式会社デジタル・ナレッジ

サービスの概要:動画対応のコンテンツ作成やテスト機能を備えた教材作成支援機能、質疑応答機能を備えた受講機能、学習スケジュールや実績管理機能など、eラーニングに必要な機能を統合的に提供する統合eラーニングサービス


No      :4

認定番号   :0201-1601

サービス名称 :Water Business Cloud

事業者名称  :メタウォーター株式会社

サービスの概要:上下水道施設の運営、維持管理を支援するクラウド型プラットフォームで、監視装置や点検用スマート端末を通じ様々な情報を集積・活用することで事業運営の効率化、ライフサイクルコストの低減、技術・ノウハウ伝承等を支援するサービス


■更新申請:3サービス(3事業者) 認定更新日:令和2年1月28日

No      :1

認定番号   :0046-0901

サービス名称 :住宅地図も利用できる地図クラウドサービス「BizXaaS MaP」

事業者名称  :株式会社NTTデータ

サービスの概要:全国のゼンリン住宅地図、道路地図、路線価等の地価データ、その他各種地図情報コンテンツをネットワークで配信する地図情報提供プラットフォームサービス


No      :2

認定番号   :0084-1001

サービス名称 :教員免許状 更新講習管理サービス

事業者名称  :株式会社日立製作所

サービスの概要:教員免許更新講習の開設に係わる文部科学省への提出書類作成から、受講者のインターネット予約や受講者管理まで、更新講習実施に係わる事務を幅広くサポートするサービス


No      :3

認定番号   :0087-1001

サービス名称 :NsxpresII@absonne 原本管理サービス・共有配信サービス

事業者名称  :日鉄ソリューションズ株式会社

サービスの概要:企業等で保有する文書、図面、マイクロフィルムなどの多種多様な媒体・情報を原本も含め一括管理するサービスにおいて、オンラインで検索できるサービス


■更新申請:3サービス(3事業者) 認定更新日:令和2年2月1日

No      :1

認定番号   :0151-1202

サービス名称 :SuisuiRemon

事業者名称  :セントワークス株式会社

サービスの概要:介護事業者が現場で求められた声を基に、業務分析に必要な各種帳票を用意など、売上・入金・債権管理ノウハウを盛り込んだ、売上・入金・債権管理機能付き介護保険請求を行うサービス


No      :2

認定番号   :0153-1202

サービス名称 :遠眼警備隊II

事業者名称  :株式会社第一テクノ

サービスの概要:NTTドコモのFOMA網及びインターネットを利用した制御監視システムで、集落排水や下水道施設等の設備を24時間監視し、異常が発生した場合はPC及び携帯電話にメールで通報するサービス


No      :3

認定番号   :0154-1202

サービス名称 :FNX e-帳票FAXサービス

事業者名称  :株式会社ネクスウェイ

サービスの概要:受発注業務や支払通知、出荷・配送の指示などで発生する発注書・注文書・納期回答書・支払依頼書といった帳票を自動でFAX送信できるサービス


■更新申請:3サービス(3事業者) 認定更新日:令和2年2月17日

No      :1

認定番号   :0113-1102

サービス名称 :MarkONEシリーズ

事業者名称  :株式会社ネットウエルシステム

サービスの概要:会員サイト構築機能、同報メール配信機能、フォーム機能、コミュニティ機能、キャンペーン機能、顧客の問合せ履歴管理機能などをネットマーケティングソリューションとして提供するサービス


No      :2

認定番号   :0118-1102

サービス名称 :Cuenote FC プレミアム

事業者名称  :ユミルリンク株式会社

サービスの概要:携帯電話やPCへの一斉メール配信機能、登録フォーム作成・公開機能や設定した条件に合わせてメールを自動送信するフォローアップ機能などを提供するメール配信サービス


No      :3

認定番号   :0120-1102

サービス名称 :e-staffingシステム

事業者名称  :株式会社イー・スタッフィング

サービスの概要:労働者派遣にともない発生する「見積・派遣照会」、「勤怠管理」、「契約管理」、「請求管理」等、派遣先と派遣元間の業務を標準化してサポートするシステム



3. 情報開示認定制度の経緯と現状

●平成19年、情報開示認定制度については、安心安全なクラウドサービスの推進のため、総務省とASPICが合同で「ASP・SaaS普及促進協議会」を立ち上げ、この協議会で、ISO27001を参照したセキュリティ対策ガイドラインの策定、ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針の策定を行い、この指針をもとに、情報開示認定制度の検討、立案を行いました。

●平成20年4月、「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を創設し、認定機関をFMMC、認定事務局をASPICとして、運営を開始しました。

●平成24年9月、ISO27017を参照したガイドライン、情報開示指針をもとに「IaaS・PaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」及び「データセンターの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を新設しました。

●平成29年10月、認定機関はFMMCからASPICに移管されました。

●平成29年10月、「医療情報ASP・SaaS情報開示認定制度」、「特定個人情報ASP・SaaS情報開示認定制度」を新設しました。

●平成30年12月、「ASP・SaaS(IoTクラウドサービス)情報開示認定制度」、「IaaS・PaaS(IoTクラウドサービス)情報開示認定制度」を新設しました。


これまでに認定されたサービスは、累計259サービス、177事業者となっています。



4. ASPICの活動について

ASPICは平成11年創立以来、ASP・SaaS・クラウドの普及促進と安心安全なクラウドサービスの推進に取り組んできました。

特に安心安全については、総務省と合同、連携して設立した「ASP・SaaS普及促進協議会」及び「ASP・SaaSデータセンター促進協議会」で、クラウド化に関するセキュリティガイドライン、情報開示指針、情報の公開二次利用のガイドライン等、28件のクラウドサービスに関するガイドラインを策定してきました。

これらの活動に対して、総務大臣表彰を、平成20年にASPICが団体として、平成24年にASPIC会長の河合が個人として受賞しました。



5. 本件連絡先(申請受付窓口)

クラウドサービス情報開示認定機関

特定非営利活動法人ASP・SaaS・IoTクラウドコンソーシアム(ASPIC)

クラウドサービス情報開示認定事務局

〒141-0031 東京都品川区西五反田7-3-1 たつみビル2F

担当   : 岩田・門井・国松

TEL    : 03-6662-6854

Fax    : 03-6662-6347

mail   : aspic@cloud-nintei.org

認定サイト: http://www.aspicjapan.org/nintei/

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