岡山の介護老人保健施設ライフタウンまびが ABC Cooking Studioと提携　平成30年7月豪雨災害の復興プロジェクトを開始

～施設内に料理教室スペースを設置、「abckids+」プログラムを導入～

2019.11.23 11:00

コミュニティケアセンターライフタウンまび、株式会社ABC Cooking Studio

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一般財団法人倉敷成人病センター(所在地：岡山県倉敷市真備町箭田1130、センター長：源幸淳司)は、国内外に料理教室を展開する株式会社ABC Cooking Studio(本社：東京都千代田区丸の内、代表取締役CEO：横井啓之)と業務提携しましたことをお知らせいたします。

平成30年7月豪雨災害の復旧改修において、ABC Cooking Studioのサポートのもと、コミュニティケアセンターライフタウンまび内に料理教室スペースを設け、「abckids+」プログラムを導入することとなりました。

食材を切る

平成30年7月の豪雨災害で真備町一帯は壊滅的な打撃を受け、町の方々は避難所退避後、仮設住宅等に離散した状態となっています。町を復興していくためにも、地域・三世代の人々が集い、高齢者が地域と共に自立して過ごすことができるコミュニティスペース作りや環境整備の必要性を感じ、倉敷成人病センター「ライフタウンまび」は今回の復興プロジェクトをスタートさせました。今後ますます独居老人が増え、高齢者世帯の在宅自立支援は必要となります。そこで、ABCクッキングスタジオの子ども向け料理コースである「abckids+」プログラムを復興支援の一つとして導入することで、皆が集まり作物を作ることを楽しみ、それを調理し、食すことに喜びを感じながら健康を保つ環境が整えられることを目指しています。

ABCクッキングスタジオは、食育基本法の制定を受け、2006年より満4歳から小学3年生までの子どもを対象とした食のスクール「abckids+」を運営しており、現在、約1,500名の生徒が在籍しています(2019年10月時点)。『食べることは生きる力を育む』というコンセプトのもと、料理教室運営で培ったノウハウを活かし、子どもたちが安全で使いやすいように考えられた調理テーブルや、安全面に配慮した専用の調理器具の準備をはじめ、施設内の農場「まびふぁーむ」にて収穫された野菜を活用した、季節に応じた旬のメニューを開発いたしました。加えて、調理体験を通じて、子どもたちが作って食べる楽しさを知り、食への関心を深め、食べることときちんと向き合う姿勢を身につけていただけるプログラムも提供しています。

ABCクッキングスタジオがサポートした料理教室は、オープンキッチンでの協働調理スタイルをとり、高齢者がリハビリを兼ね自ら調理をし、料理と会話を楽しみながら自立していけるための空間となっています。また、子ども向けの料理教室「abckids+」も定期開催し、子どもたちと高齢者が地域・三世代交流できる場としても拡大させていきます。また、併設する農場「まびふぁーむ」で収穫した食材を使ったレシピをもとに、育てた作物をキッチンで調理して食べるという食育の取り組みも行っていきます。

デイサービスに来た方、料理教室に来た方、双方で人を増やしてコミュニティケアセンター「ライフタウンまび」を地域のコミュニティの場として活性化させることを目指し、子どもとその親御さま、高齢者が手作り料理を通じて交流できるきかっけ作りを積極的に行っていきます。