「骨温存」の概念を日本仕様の人工関節へ バイコンタクト人工股...

「骨温存」の概念を日本仕様の人工関節へ  バイコンタクト人工股関節システム 25周年

ドイツ ビー・ブラウン社(B. Braun Melsungen AG)が32年前にヨーロッパで上市した骨温存型人工股関節システムが、日本に導入されたのが1994年。このたび25年目を迎えます。


「骨温存」の概念は、今でこそ、整形外科分野においても広く認知されていますが、その当時は日本において画期的な考え方でした。


バイコンタクトシステムの変遷


人工関節のページ

URL: https://www.bbraun.jp/ja/products-and-therapies/orthopaedic-joint-replacement.html



人工股関節置換術において、できるだけ骨を残すということは、手術直後の身体への負担を減らすことおよび、長期的な運動機能の温存につながります。バイコンタクト人工股関節システムの特徴は、骨温存のための薄い形状、良好な固定を得るための近位部のデザイン、および表面加工と荷重伝達機構にあり、22年間で95.0%のサバイバルレート(インプラントの体内生存率)という、良好な臨床成績をあげています。手術の傷をなるべく小さくして患者の早い回復を、という現在ではよく聞かれるようになった「低侵襲治療」にもつながる発想です。


日本人の体格や疾患は、欧米人と異なります。そこで、ビー・ブラウンエースクラップ株式会社ではバイコンタクト人工股関節システムを、日本人医師協力のもと、日本人患者向けに改良を進めました。


1996年に、初めての日本人向け製品を発売し、その後も、弛まぬ研究と蓄積された臨床成績などをもとに、2005年、2014年と、日本人向けの更なるデザイン改良が加えられ、現在に至っています。


10月25日-26日に開催される第46回日本股関節学会学術集会(於 フェニックス・シーガイア・リゾート)では、当社展示ブースにおいて「バイコンタクト人工股関節システム 発売25周年」を掲げ、展示を行います。


ビー・ブラウンエースクラップ株式会社は、今後もドイツをはじめとするヨーロッパにおける知見や技術を、日本人および日本市場のニーズに合った製品として提供し、患者のQOL向上に貢献していきたいと考えています。



【ビー・ブラウンエースクラップ株式会社とは】

ドイツ・ビー・ブラウングループの日本法人として、外科手術器械、縫合糸、整形外科治療材、麻酔科関連製品、輸液療法製品、創傷管理製品など幅広い診療科をカバーする製品を取り扱っています。海外製造拠点から製品を輸入・販売すると共に、栃木市の自社工場では特殊麻酔針を製造、国内及び海外のグループ会社へ供給しています。東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の営業拠点に加え、東京・埼玉にディストリビューションセンターを置くサービス体制を敷いています。カスタマーやパートナーとの対話を通じ、日本そして世界の医療へ貢献することを目指します。1986年設立。2019年10月現在、従業員数は約510名。

Webサイト: https://www.bbraun.jp/ja.html

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