経営者・人事担当者に代わり弁護士が直接退職交渉等を行うリスジェントをリリース

2019.10.07 10:30

弁護士法人せいわ法律事務所は、経営者・人事担当者に代わり弁護士が直接退職交渉等を行う「退職交渉代行サービス」をスタートします。

相談

■リスジェント(リストラエージェント)とは

企業が事業の再構築(リストラクチャリング)を進める際、計画に沿って従業員に業務改善を求めたり、必要に応じて退職を求めたりする必要があります。企業にとって、これらの対応は、非常にストレスとなることも多く、なかなか再構築が進まないケースが多々あります。

Resgent(リスジェント)はそのような、従業員に業務改善を求めたい、辞めてもらいたいという経営者、人事担当者に代わり、弁護士が直接従業員の方への改善、退職交渉等を行うサービスです。これにより、経営者、人事担当者の精神的負担を軽減し、他の業務に注力してもらうことにより企業の総合的な業務改善を図ることを目的としています。

■具体的なサービス

＜1．即時退職交渉・解雇型＞

今すぐに、退職交渉・解雇が必要な従業員がいる経営者をサポートするサービスです。

期間を定め退職交渉、解雇を行います。このサービスは、すでに従業員を解雇する理由が明確に存在する会社に、リスクの大きさを説明した上で契約を行い、代理人として退職交渉・合意書の作成・解雇等を行います。

＜2．顧問契約＋退職交渉・解雇型＞

事前にしっかりとした計画を立てることで、紛争化のリスクを低減しつつ、退職交渉・解雇したい経営者をサポートします。従業員が、業務命令に従わない、こちらの指示を守らないなどといった問題があったとしても、即解雇を行うのはほとんどの場合、非常にリスクが高いといえます。

そこで、それらの従業員が、業務命令に違反している、指示に従わない証拠を残し、従業員を解雇することの正当性を確保し、会社側のリスクを減らしながら退職交渉を行います。リスク低減期間を設けることで、後々の紛争化を防ぎます。

会社の状況を鑑みて、退職交渉・解雇だけでなく、その他の経営に関する相談を行うことができるため、総合的な経営判断により経営の再構築を目指すサービスです。

＜サービスの選択基準＞

相談時、現在の状況や求める結果を伺い、解雇を行う手段やそれに伴うリスクを総合的に判断した上で提案を行います。

■サービスの背景

リスジェントは、弁護士としての視点ではなく、経営者として「雇用のミスマッチ」を解決したいという想いから生まれました。事業を行っていく中で、人の問題が経営に影響をきたすことは少なくありません。

弊所への相談でも、経営を行う中でボトルネックとなっている従業員に退職交渉したいが、どうしてよいか分からないといった趣旨の相談が数多くあります。問題を起こす従業員に対し、採用した以上、適材適所でその人に合った環境を用意したいと思いながらも、どうしてもそうした場所が存在せず、社内においては活かしきれないから退職してくれというのは、経営者に対するストレスも大きく事業に影響をきたしかねません。また、従業員に退職交渉し、解雇するのはリスクも大きく、慎重に進めないといけないという背景もあります。

そこで、そういった雇用のミスマッチが起きた際、経営者のストレスや企業が受けるリスクをできる限り小さくし、経営をスムーズに進めるために、リスジェントをリリースしました。

■退職交渉・解雇通告を弁護士に依頼することのメリット

弁護士に依頼した場合、経営者の代理人として、会社に代わって会社の方針や意思を伝えられるため、自分が直接交渉しなくてはいけないストレスを緩和できます。結果、経営者として本来あるべき経営に打ち込み、事業を成長させることに専念することができます。

こうした場合、弁護士資格を持たないコンサルタントや専門家へ依頼をしても、その業者は会社にかわって従業員と交渉をすることはできません。そうなると結局、交渉するのは経営者や人事担当者になり、心理的なストレスを軽減することはできません。

また、従業員の退職交渉・解雇を行うにおいては、訴訟のリスクを抱えることになります。相手が感情的になり、訴訟を起こすことを見越して、現状で解雇することのリスクを慎重に見定めながら、証拠を固め準備をしながら計画的に退職交渉を行うことができるのも弁護士に依頼するメリットといえます。

■リスジェントに含まれる内容

退職交渉、書類の作成、解雇通告、業務改善、経営に関する各種相談等

■事務所概要・お問合せ窓口

弁護士法人せいわ法律事務所

代表弁護士：弁護士　西脇健人

所在地　　：東京オフィス

　　　　　　〒105-0011 東京都港区芝公園一丁目3番5号バルコ御成門8階