日本人は“持続可能性”と“知識の共有”を重視

EXPO 2020、グローバル・オプティミズムに関する最新調査を発表

●世界23カ国で実施された「グローバル・オプティミズム・アウトルック・サーベイ」は、未来に向けた大きな希望を示す

●調査結果によるとコラボレーションと知識の共有が、より良い未来のカギを握ることを示す

●2万人を対象としたこの調査はYouGovがEXPO 2020の委託を受けて実施

 

2019年9月24日東京発

EXPO  2020(2020年ドバイ国際博覧会)は、日本人は世界のより良い未来の創生には“知識の共有とコラボレーション”、そして“持続可能性(サステナビリティ)”が重要だと考えているという調査結果を発表しました。同時に、世界中の人々をつなぐ上で不可欠なものとして、“技術の進歩”にも高い関心が集まっていることも明らかになりました。

 

Expo  2020が委託し、YouGov社が実施した「グローバル・オプティミズム・アウトルック・サーベイ(Global  Optimism Outlook Survey)」は、持続可能性、経済成長、テクノロジー、旅行などについて将来の人々の優先順位を調査しました。 日本を含む23か国で20,000人以上がこの調査に参加し、地域、性別、雇用、既婚、収入別に分類されています。  この調査は多様性に富んでいるにもかかわらず、地球の将来が直面している主要問題に関しては、世界の大部分が密接に関連しています。

 

 

 

 

「グローバル・オプティミズム・アウトルック・サーベイ」の概要

●調査期間:2019年8月14日~27日

●対象国:23か国(アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、エジプト、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、ヨルダン、ケニア、サウジアラビア、クウェート、ナイジェリア、オマーン、

ロシア、シンガポール、南アフリカ、アメリカ、アラブ首長国連邦、イギリス)

●対象人数(23か国):21,650人(男性:11,139人、女性:10,511人)

●対象年齢(23か国):18~99歳

●対象人数(日本):580人(男性:333人、女性:247人)

 

未来の探求:持続可能性とのコラボレーションがカギを握る

主要なテーマとしてあがった関心項目は、環境との持続可能性で、日本人の回答者(580名)は、

クラウド・コンピューティングやビッグデータといったテクノロジー(21%)よりも世界の気候変動の安定 (49%)やプラスチックごみのない海(41%)を望むといった傾向がみられました。

 

今回の調査からはロボティクスおよび人工知能(AI)よりも代替エネルギーの利用や天然資源の保全がより重要であるという結果が出ています。ただし、人類は気候変動を克服できるかという質問に対しては過半数(55%)が懸念を示しています。

 

個人と地域社会においては、知識の共有だけでなく、コミュニケーションとコラボレーションにも重要な役割があるという結果が出ました。また、78%の回答者がより活発なコミュニケーションとコラボレーションが重要であると回答し、82%の回答者が個人間や地域社会による知識の共有が、より良い未来につながると考えていることが明らかになりました。

 

さらに、日本人の80%は、引き続き、技術進歩により世界の距離が縮まると考えていることも判明しました。

 

テクノロジーの役割に関する見方の男女間の違い

今回の調査において、世界的な傾向と同様に日本人の男性と女性の間でテクノロジーの役割に対する見方に違いがあることも判明しました。興味深いことは、世界の人々が相互につながる能力がテクノロジーによって改善し続けると考える日本人女性は85%に達し、日本人男性の割合は75%でした。

 

本調査からは、より良い世界をつくる上でロボティクスとAI(人工知能)の役割を重視している日本人男性の割合が女性よりも45%高く、一方、ハイテク・ソリューションよりも幸福を重視する女性の割合が男性より11%も高いことが判かりました。

 

EXPO 2020(2020年ドバイ国際博覧会)事務局総裁であるリーム・アル・ハシミ国際協力大臣は、「EXPO 2020の開催までわずか1年となりました。この2020年ドバイ国際博覧会は、コラボレーションの精神のもとに実施され、新たなオプティミズム(楽観主義)に包まれた未来に目を向けるためのグローバル規模での対話の場となるでしょう」と述べています。

 

さらに、アル・ハシミ内務大臣は、「私たちは何がより良い世界をつくるのかについて世界の人々がどのように考えているのかを理解する一助として、今回、“グローバル・オプティミズム・アウトルック・サーベイ”を実施しました。私たちは、世界中の人々からの言葉に耳を傾けています。調査結果から分かったことは、私たちが考えているよりも私たちが深くつながっていることです。さらに、対話とコミュニケーションおよびコラボレーションは欠かせないものであり、私たちがより幸福で包括的かつクリーンな世界をつくりたいという願いのもとで団結していることも明らかになりました。住む場所が南米であれ、アジアであり、ここアラブ首長国連邦であれ、私たちはより良い世界を目指すという情熱のもとでつながっているのです」と述べています。

 

グローバルな見通し

グローバルレベルでは、10人に9人の回答者が知識の共有、コミュニケーション、コラボレーションを強化することで、個人やコミュニティが未来の型を作ることができると考えています。知識の共有、学習および教育へのより大きなアクセスも中東(55%)、西・東ヨーロッパ(61%)、アジア(61%)、北米(63%)、 南アメリカ(68%)、アフリカ(72%)という結果になっています。全体としては、南アメリカ(74%)が最も楽観的な地域であり、アフリカ(64%)、中東(60%)、アジア(57%)、北米(50%)および西・東ヨーロッパ(50%)がそれに続く結果となりました。

 

 

EXPO 2020(2020年ドバイ国際博覧会)について

2020年ドバイ国際博覧会は、「心をつなぎ、未来を創る」をテーマとした世界最大規模の展示会であり、数百万人の来場者が見込まれています。

●開催期間:2020年10月20日~2021年4月10日までの6カ月間

 >想定来場者数:2,500万人

 >UAE以外の国・地域から訪れる来場者の比率は70%と予想(世界博覧会の168年の歴史の中で最も高い海外来場者比率)

●EXPO 2020は、あらゆる人に何らかの楽しみを与えるグローバルな祭典であり、最高の音楽、技術、創造性、文化を紹介する1日に60のイベントが173日間にわたり催され、来場者に喜びと感動を与えます。また、EXPOに設置された合計200か所の飲食出店施設では、世界各地の有名なシェフが腕を振るい、料理を披露します  

●EXPO2020を訪れた来場者は、発見の連続を体験することになります。192の国、多国間組織、企業、教育機関など200を超える組織が集まり、世界の最も差し迫った課題に対する現実的な解決策を浮き彫りにする最新のイノベーションとアイデアを披露します

●Opportunity(機会)、Mobility(モビリティ)、Sustainability(持続可能性)という3つのサブテーマは、来場者に対し、異なる考え方と生き方をするために意識的に努力するよう促し、

コラボレーションによって世界に永続的な変化をもたらすことができるという新たな楽観的な見方を提示します

●EXPO  2020は、中東およびアフリカ地域で開催される最初の国際博覧会であり、ドバイ南部のアルマクトゥーム国際空港に隣接する4.38平方キロメートルの会場で開催されます

EXPO 2020メディア情報システム「Tawassul」は、https://media.expo2020dubai.com 

に登録することによって利用できるようになりました。

 

Tawassulは、メディアの認定、ライセンスと許可、プレスリリース、ビジュアルなどのトピックに関する重要情報および更新情報にアクセスするためのもので、報道関係者にとって非常に重要なツールとなります。

2019年10月20日~22日にドバイで開催されるEXPO 2020グローバルメディア説明会では、数百名の報道関係者にイベントの最新情報と知見を提供する予定です。参加のご登録には、media.services@expo2020.ae宛てにeメールをお送りください。

 

また、EXPO 2020の詳細は、www.expo2020dubai.com をご覧ください。併せて、Twitter: @expo2020dubai | Facebook: @Expo2020Dubai | Instagram:  expo2020dubaiを

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世界国際博覧会について

1851年、ロンドンで開催された最初の国際博覧会、ロンドン万国博覧会でクリスタルパレスは中核施設となりました。この博覧会では急速に変化する世界で人類がつくり上げた産業の驚異が称賛されました。建築物、展示物、そして、「Industry of All Nations(すべての国の産業)」というテーマが相まって、「技術と商業の進歩が共有される中で国々と国が出会う」という素晴らしいアイデアが生まれました。近年の世界博覧会は、政府、国際機関、企業を含む世界博覧会の参加者が集い、普遍的な課題に対する解決策を見出し、それぞれの成果、製品、アイデア、革新、国家ブランド、および観光・貿易・投資の目的地としての国家を促進する場となっています。EXPO 2020は、国際博覧会(Bureau International des Expositions=BIE)の後援の下に開催されます。BIEは、国際展示会(「博覧会」)を監督・規制し、教育とイノベーションおよび協力という中核的価値の構築の責任を負う政府間組織です。  現在、世界博覧会、専門博覧会、園芸博覧会、ミラノトリエンナーレの4種類の博覧会がBIEの後援の下で開催されています。


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