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Fracta社と日本鋳鉄管は、 水道管路劣化診断技術の試行を神戸市水道局様と開始

Fracta(米国カリフォルニア州、CEO 加藤崇、以下、Fracta社)と日本鋳鉄管株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:日下修一、以下、日本鋳鉄管)は2019年10月7日に、神戸市水道局様とAI(人工知能)/機械学習を用いた水道管路劣化診断の試行に関する覚書を締結し、神戸市水道局様における水道管路の状態をFracta社のAI/機械学習を用いた水道管路劣化診断技術によって解析し、管路の破損確率を可視化、その精度を検証する取組みに着手いたしました。


Fracta社は、日本と比較して破損・漏水事故例の非常に多い米国にて機械学習を積み重ねAIを活用した水道管路劣化診断技術を確立し、全米では既に多くの事業体様に採用が進み、現在21州において、50を超える水道会社にAIを用いたソフトウェア・サービスを提供しています。


Fracta―AI水道管路劣化診断は、AI/機械学習・地理情報データベースを駆使し、各配管の破損確率を算出し可視化します。地中にある水道管の劣化具合をより正確に評価し、最も破損確率の高い配管に狙いを定めて更新することが可能となります。上水道管路整備における莫大な更新費用を最適化することが可能となり、同時に配管の破損・漏水を最小限に抑えられます。


Fracta社と日本鋳鉄管は、日本市場への適用準備のため2018年9月にパートナーシップ契約を締結し、国内水道事業者様への展開を始めており、川崎市上下水道局様との取組みは既報の通りです。


【日本版の環境データベース】は、これまでの取組みで予定通り構築を完了いたしました。

(注:環境データベースとは、配管の腐食に関係する数多の環境要因(1000を超える変数)を配管の破損確率計算アルゴリズムに組み込んでいるFracta独自に構築したデータベースです。米国版は既にソフトウェア・サービスに組み込まれており、上記の通り商用レベルで活用されています。日本市場での適用にあたっては、日本版の環境データベースの構築を進めていました。)


今回、神戸市水道局様の水道管路情報と各種データの収集・分析を通じて、2019年度末頃までに解析を進め、川崎市上下水道局様と進めております日本版アルゴリズムの構築成果と統合して、さらなる有効性の検証を実施しようとするものです。これにより、日本国内における東西代表地域での広範囲の有効性を確認・補強できることとなります。


国内への適用準備が完了次第、日本鋳鉄管がFracta社の代理店のひとつとして、共同で日本市場への販売を展開する予定です。



【Fracta概要】

会社名  : Fracta(フラクタ)

設立   : 2015年6月

本社所在地: 米国カリフォルニア州(シリコンバレー)

従業員数 : 36人(2019年8月末現在)

CEO    : 加藤 崇

事業内容 : AI(人工知能)/機械学習に基づくインフラ劣化予測のソフトウェア開発

WEBサイト : https://www.fracta-jp.com/ (日本語)

       https://fracta.ai/ (英語)


【日本鋳鉄管概要】

会社名  : 日本鋳鉄管株式会社

設立   : 1937年10月

本社所在地: 東京都中央区築地1丁目12番22号コンワビル

従業員数 : 258人(2019年3月末現在)

代表者  : 代表取締役社長 日下 修一

事業内容 : 水道用ダクタイル鋳鉄管、ガス用ポリエチレン管、鉄蓋等の製造、販売

WEBサイト : https://www.nichu.co.jp/index.html

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