現代美術作家 杉本博司の手がける江之浦測候所にて開催された、...

現代美術作家 杉本博司の手がける江之浦測候所にて開催された、 アーティスト ケルシー・ルー ライブパフォーマンス 「Kelsey Lu at Enoura Observatory sponsored by Akatsuki」のイベントレポートが公開

NIONは、BLISSと共にSolange、Blood OrangeからOPNまで、数々のアーティストからラヴコールを受ける、LA拠点にアヴァン・チェリストでありボーカリスト / プロデューサー活動をするケルシー・ルーの、限定100名に向けた一夜限りの「小田原文化財団 江之浦測候所」でのライブパフォーマンスについてのイベントレポートを公開いたしました。


ケルシー・ルー:小田原文化財団:江之浦測候所パフォーマンス写真(1)


現代美術作家・杉本博司によって設立された同施設は、杉本氏が「自らの集大成となる作品」と表現する、同氏の記憶や意識の原点を辿り集約させた場所です。ケルシー・ルーも同じく、自身の記憶である過去や感情を自己との対話を通して音楽に昇華させます。強い生命力を放ち前進し続ける両者の表現が、日没の50分間だけにあらわれる海景と共鳴し合いました。


施設屋外にむき出しに設置された『古代ローマ円形劇場写し観客席』に囲まれる『光学硝子舞台』に降り立ったルーは、日本古来の伝統色で「夕暮れ」を表す「赤色」と「影」を意味する「黒色」の衣装を纏い、自分の居場所を確認するかのように舞台の四隅をチェロが横たわる中央に向けてゆっくりと歩き始めます。

前日に施設内で収録した鳥のさえずりや自然の音を鳴らしはじめ、順にチェロの音とともに完全即興のパフォーマンスをはじめました。チェロを弾き続けたまま、歌いはじめた彼女の優しくも強い歌声に呼応するように、次第に森の方から実際に鳥の囀りが聞こえはじめ、自然のハーモニーが生まれます。自身の両親との過去や不安と恐怖に面と向かって生きた末に辿り着いた希望や愛について唄った『Blood』をアカペラで漠たる空に語りかけます。


時に縦にも横にも体を揺らしながら歌い、片手にチェロを抱きふたりで海を眺めたり、チェロを横に置きひとりで舞台の下に広がる自然に向かって歌い、光学硝子に触れる自分の足音だけを感じ、彼女が起こす静と動の波打ちが光、自然、境界線なく広がる水面と空すべての生命を一体化させます。最後には出だしと同じく、舞台の四隅を歩み、感謝を示すように観客に向かってにこっと笑顔を浮かべ、水面に浮かぶようにみえるチェロと舞台をあとにしました。

パフォーマンス後の余韻が残る会場では、日本の伝統的な技法「発酵」を使って生み出す独創的かつ斬新な日本料理とドリンクで高い注目を集めるレストラン『Kabi』による江之浦で採られた野草を使った食事や、みかんを発酵させたコンブチャとナチュラルワインが振る舞われました。


また今回、江之浦測候所でのルー招致の企画を担当したBLISS / NIONがプロデュースする総合アートへの理念に賛同し協賛を決めたアカツキ。エンタメプロデュースとデジタル&リアルの体験設計を得意とする「エクスペリエンスデザインカンパニー」として、「人の心を動かす」をテーマに幅広い領域に進出し注目を集めています。今後もそのビジョン実現への旅を共に歩むアーティスト、クリエイター、プロジェクト、団体とのコラボレーションや支援を今後も積極的に行なっていく予定です。

日没に向かうたった50分の間で、すべての自然がルーの味方となり、天空へと響く歌声が私たちを漠色の世界へと導きました。消える太陽に照らされたチェロは神秘的な光を輝かせ、ルーの歌声に呼応するように鳥がさえずり、地球にあるすべてのものが一体化した一瞬の刻を永遠に感じさせていました。

なお、「小田原文化財団江之浦測候所」にて神秘的パフォーマンスを披露したケルシー・ルーは5月29日(水)渋谷WWW Xでの単独公演も決定しています。こちらはバンドセットでの公演を予定しており、今回とはまた一味違ったケルシー・ルーのサウンドが堪能いただけます。



Kelsey Lu at Enoura Observatory

Organized by BLISS / NION Inc.

Sponsored by Akatsuki Inc.

Creative Director / Producer: BLISS

Producer          : Takayuki Moriya(NION Inc.)

Production Manager     : Shinji Torigoe(CNG)

Lighting          : Yuki Maeshima(YAR) / Akihisa Suzuki (M’s Design)

Sound            : Kohji Fujita(HIRANYA ACCESS)

Construction        : Tadashi Baba(Weed,s)

Styling           : Michiko Kitamura

Hair / MU          : TORI.

Photographer        : Yuichiro Noda

Movie Director       : Kosai Sekine

Graphic Designer      : Sou Numata

Support           : YAR / REXX Inc.

小田原文化財団 江之浦測候所 : https://www.odawara-af.com/ja/enoura/

Kabi            : http://kabi.tokyo/



【公演情報】

Kelsey Lu at WWW X

日程     : 2019年5月29日(水)

会場     : Shibuya WWW X

         https://www-shibuya.jp/

出演     : Kelsey Lu with Special Guest:M.NIGHTINGALE

時間     : 開場18:30 / 開演19:30

料金     : 前売¥5,000(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)

チケット   : e+ / ローソンチケット[L:74372] /

         チケットぴあ[P:150-221] /

         iFlyer / WWW店頭 / BEAMS RECORDS

問い合わせ  : WWW X 03-5458-7688

公演詳細   : https://www-shibuya.jp/schedule/011042.php

主催・企画制作: REXX INC. / dotlinecircle / WWW X

協力     : YAR / nana-nana



【ケルシー・ルー:プロフィール】

https://www.sonymusic.co.jp/artist/KelseyLu/profile/

●米ノースカロライナ出身、LAを拠点に活躍するチェリスト / ボーカリスト / プロデューサー。

●ピアニストの母親と画家でパーカッション奏者の父親の影響で6歳からクラシックの作曲をスタート。

●18歳の時に米ケンタッキー州ルイヴィルのヒップホップグループ、ナッピー・ルーツと出会い、本格的にキャリアをスタート。

●2016年にデビューEPとなる『Church』をリリース。

●その後、ソランジュ、サンファ、ブラッド・オレンジ、マライア・キャリー、スクリレックス、ジェイミーXX等と共演、様々なアーティストからオファーが相次ぐ。

●2019年4月19日にデビュー・アルバム『Blood』をリリース。

●GUCCI、JIL SANDER、KENZO、NIKEなどのキャンペーンモデルに起用されるなど、ファッションアイコンとしても注目 されている。

●2019年5月29日に渋谷WWW Xにて初来日公演開催が決定、5月26日には現代美術作家の杉本博司氏の手がける小田原文化財団江之浦測候所でのパフォーマンスが行われた。



【関連動画】

『Shades of Blue』ミュージック・ビデオ視聴リンク

https://youtu.be/W0QVgeUxOjI

『Due West』ミュージック・ビデオ視聴リンク

https://youtu.be/32tjfmyHzYk



【関連サイト】

海外オフィシャル・サイト

http://www.kelsey.lu/

日本オフィシャル・サイト

https://www.sonymusic.co.jp/artist/KelseyLu/



【リリース情報】

最新アルバム『Blood』配信中

試聴・購入リンク

https://lnk.to/KelseyLuBlood


*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。


●トラックリスト

01. Rebel(レブル)

02. Pushin Against the Wind(プシン・アゲインスト・ザ・ウィンド)

03. Due West(デュー・ウエスト)

04. KINDRED I(キンドレッド I)

05. Why Knock For You(ホワイ・ノック・フォー・ユー)

06. Foreign Car(フォレイン・カー)

07. Poor Fake(プアー・フェイク)

08. Too Much(トゥー・マッチ)

09. I'm Not In Love(アイム・ノット・イン・ラブ)

10. KINDRED II(キンドレッドII)

11. Atlantic(アトランティック)

12. Down2ridE(ダウン・トゥ・ライド)

13. Blood(ブラッド)



【お問い合わせ】

NION Inc: yumi@nion.tokyo


PR用画像などはこちらからダウンロードください。

https://bit.ly/2Wbx6Tm

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