令和時代は「ポジティブ個食」!? 卓上で別々の味つけで楽しむ「個食」の可能性と進化

    「テーブル調味料」に関する調査結果を発表

    調査・報告
    2019年5月30日 11:00

    株式会社ドゥ・ハウスは、30代~60代の主婦100名を対象に、「テーブル調味料」※に関する定性(文章)回答を中心としたアンケート『DOれぽ!+(プラス)』(※※後述)を実施しました。調査期間は2019年4月9日(火)~4月15日(月)。

    ※本調査では、料理を食卓(テーブル)で食べる際に「かける」「つける」調味料としています。

     

    ■本調査結果の詳細・オプションレポートは下記からダウンロードいただくことが

     可能です。

     https://www.dohouse.co.jp/datacolle/rs20190530/


    調査サマリ

    ● 自宅にあるテーブル調味料は「醤油」が8割でトップ

     年代で差がみられるのは「からし」「唐辛子」「柚子胡椒」など

    ● 料理の新メニューや新しい食べ方の情報源は「レシピサイト・動画」が最も高く、

     6割を超える。特売品の大根を消費するためのレシピ検索など

    ●あったらいいなと思うテーブル調味料は、「ダイエット効果のある調味料」「かけ

     る鰹味調味料」「ドレッシング用シーズニング」「すき焼きを生卵以外で美味しく

     する調味料」など


    自宅にあるテーブル調味料は「醤油」が8割でトップ

    年代で差がみられるのは「からし」「唐辛子」「柚子胡椒」など

    自宅にあるテーブル調味料について聞いたところ、「醤油」が最も高く80.0%、次いで「ドレッシング(75.0%)」「マヨネーズ(73.0%)」「ソース(73.0%)」という順となりました(図1)。年代で差がみられたのは、味のアクセントとなるスパイス系が目立ち、「からし(30ポイント差)」「唐辛子(28ポイント差)」「柚子胡椒(22ポイント差)」で、これらは30~40代より、50~60代の保有が高くなっています。

    料理の新メニューや新しい食べ方の情報源は「レシピサイト・動画」が最も高く6割を超える。特売品の大根を消費するためのレシピ検索など

    情報がいつでもどこでも得られる現代において、主婦がどのような方法で料理の新メニュー・食べ方に関する情報を得ているのかを聞いたところ、「レシピサイト・動画」が61.0%となり、特に50~60代では70.0%と最も高い値となりました(図2)。次いで「商品(パッケージ記載のレシピ)(57.0%)」、「TVの料理情報番組(52.0%)」、「家族・友人の勧め(40.0%)」と続きます。


    また、新しいメニュー・美味しい食べ方としては、いま自宅にある調味料で簡単に作れるもの、というのがポイントで、レパートリー・応用・旬といった情報に関心を持ちメニューに取り入れられています。各情報源から知った料理の新メニューや食べ方の一例を紹介します。


    レシピサイト・動画

    特売で買った大根のレシピに困り検索 ー 大根の味噌煮

    大根1本の特売を見つけたとき、レシピが豊富でなく困ってしまいました。レシピサ

    イトを調べてみたら味噌で味付けするレシピがありました。味噌味なら子ども達も食

    べてくれるので一石二鳥です。(33歳)


    商品(パッケージ記載のレシピなど)

    生産者お勧めの美味しい食べ方と期待 ー ごぼうの甘辛揚げ

    ごぼうの袋の裏側にあったレシピを見て「ごぼうの甘辛揚げ」を作ったことがあり

    ます。袋にあるレシピなら農協や作っている人がお勧めの美味しい食べ方だろうと思

    い、作ってみたくなりました。(52歳)


    TVの料理番組、情報番組

    ネット情報は多すぎるからTVの特集が楽 ー SNSで評価されたアレンジレシピ

    『ZIP』で特集された「SNSで話題のアレンジレシピ」です。ネット情報は多すぎて

    自分では情報を精査できません。多くの人にリツイートやいいね!をされているもの

    をTVで観るのがラクチンです。(43歳)


    友人・知人の勧め

    唐揚げにソースをかけるに目からうろこ ー 鶏の唐揚げに(マヨネーズ+スイートチリソース)

    鶏の唐揚げに(マヨネーズ+スイートチリソース)を友人宅で知りました。唐揚げに

    は下味をつけて揚げたものをそのまま食べるというイメージしかなかったので、目か

    らうろこが落ちました。(52歳)


    あったらいいなと思うテーブル調味料は「ダイエット効果のある調味料」「かける鰹味調味料」「ドレッシング用シーズニング」「すき焼きを生卵以外で美味しくする調味料」など

    あったらいいなと思うテーブル調味料は「ダイエット効果のある調味料」「かける鰹味調味料」「ドレッシング用シーズニング」「すき焼きを生卵以外で美味しくする調味料」などの声があがりました。それらの要望理由をみると、日頃使用している調味料への不満が背景にあるケースが目立ちました(以下に詳細)。

    しかしながら不満を解消させつつ、発展させた要望もあります。例えば「ドレッシング用シーズニング(オイルに混ぜるとドレッシングになる小袋入りシーズニング)」などは、不満を解消すると共に、「いろんな味が楽しめる」「何にでも使える」など、バリエーションや汎用性を求めています。


    ダイエット効果のある調味料 

    健康効果にプラスして味がよくなる調味料

    太り気味なので、健康的に痩せたいと難消化性デキストリン、アマニ油などを使って

    いますが、味付けをしないと無味です。調味料として、健康効果にプラスして味もよ

    くなるようなダイエット調味料があればうれしいです。(54歳)


    糖質オフで脂肪分も控えたドレッシング

    夫が血糖値を気にしています。糖質オフのドレッシングはうれしいのですが、医者か

    らは「糖質オフは代わりに脂肪が多いので気を付けて」と言われました。糖質オフで

    脂肪分も控えたドレッシングが増えるとうれしいです。(55歳)


    意外とない「かける鰹味調味料」

    カツオ味を塩やコショウのようにかけたい

    カツオ節系は、削り節、ふりかけ、顆粒だしと3種類を常備していますが、意外と

    「カツオ味の調味料」はないんですね。カツオ味を塩やコショウのように料理にかけ

    て、ちょっと美味しくしたいんです。それ一つあれば何にでも使えます。(58歳)


    ドレッシング用シーズニング

    小袋入りをオイルに混ぜ日替わりで楽しむ

    オイルに混ぜるだけで、サラダに使えるシーズニングのような調味料があるとうれ

    しいです。オリーブオイルのベースに、コクや旨味を加えるチョイ足しの材料が小袋

    入りであれば、色んなドレッシングを日替わりで作れます。(52歳)


    すき焼きを生卵以外で美味しく

    生卵が苦手、割り下はしつこくなり飽きる

    すき焼きを生卵以外でおいしく食べられたらと思います。私と次男が生卵を好きでは

    ありません。割り下は甘じょっぱいので、食べ進むとしつこくなり、飽きます。卵を

    つけなくてもいい濃さでは、他の家族には薄くなってしまいます。(51歳)


    鼻ツーンにならずに済むわさび

    塊を食べてしまい鼻ツーンに

    溶けやすく、辛さがマイルドで、風味と殺菌効果は残した『顆粒わさび』があったら

    と思います。チューブ入りは溶けにくいので塊で食材についてしまい、鼻ツーンに見

    舞われました。鼻ツーンに悩まず使えるわさびを探しています。(48歳)


    上記のように「すき焼きを生卵以外で美味しく食べられる調味料」は、家族と食を共にする上での不満もあり、またドレッシング用シーズニングは複数のドレッシングを保有することへの不満から、一食毎に様々な味を楽しみたいという要望がありました。

    同じ料理を囲みながらも、健康上での必要な味付け、それぞれの好みの味で、家族が別々の味で楽しむ新しい「個食」が今後のテーブル調味料の在り方なのかもしれません。


    調査概要

    ・  調査期間:2019年4月9日(火)~4月15日(月)

    ・  回答者数:100名

    ・ 回答者の内訳:自社がネットワークする首都圏在住の既婚女性30代~60代の主婦

     マーケター「DOさん」(※※後述)20名および、インターネットモニター会員

     「きかせて.net」会員80名

    ・  調査手法:『DOれぽ!+(プラス)』

      ~定性(文章)調査『DOれぽ!』+定量調査『myアンケートlight』



    主婦マーケター「DOさん」とは              

    当社が創業当時に掲げていた「主婦産業」への想いから始まった主婦のネットワークです。現在、首都圏を中心に約140人が登録しています。

    一般的なアンケートモニターとは異なり、生活事実をありありと伝えるための定性技術のトレーニングを受けているのが特徴です。

    また、パソコンやソーシャルメディアを使いこなすほか、自宅での座談会を開催・進行する能力も備えています。主婦ならではの生活現場や流通現場(店頭)を拠点として企業のマーケティングリサーチや、プロモーション活動の支援をしています。



    インサイトが見えてくる― 量より深さの「DOれぽ!+(プラス)」とは

    当社の定性技術トレーニングを終えた主婦マーケター「DOさん」を対象に、メールインタビュー形式でクイックに定性情報を収集し、生々しい生活行動・生活実態のデータをリサーチサービスに、ネットモニターの定量アンケートを加え(プラス)、最短1週間から2週間程でご提供する企業様向けのサービスです。

    DOさんの定性データを読み進めていくと、ありありとした生活風景が目に浮かび、あたかも主婦が目の前で語っているように感じられるのが特徴です。なぜそう思うのか?なぜその行動をとったのか?を日々の生活背景を盛り込みデータにしていくので、深い定性情報に触れられ、生活者のインサイトが見えてきます。


            【 納品イメージ(左)】  ※右はオプションのサマリ(有料)

        

    取得項目(質問内容)

    ・料理の新しいメニューや新しい食べ方の【情報源】

    ・各【情報源】から知った料理の新しいメニューや食べ方

    ・今自宅にある【テーブル調味料】

    ・お勧め・お気に入りの【テーブル調味料】の組み合わせ

    ・「目玉焼き」にかける【テーブル調味料】※最も頻繁な食べ方

    ・「オムレツ・スクランブルエッグ」にかける【テーブル調味料】

      ※最も頻繁な食べ方

    ・「あったらいいのに」と思う【テーブル調味料】

         

    会社概要

    国内・海外でマーケティング事業を展開し、生活と流通の2つのマーケティングフィールドに対する、クチコミプロモーション及び定性リサーチを実施しています。

    会社名 :株式会社ドゥ・ハウス https://www.dohouse.co.jp/

    設立  :1980年7月7日

    代表者 :代表取締役社長 高栖  祐介














    カテゴリ
    フード・飲食
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