『真鶴町・石の彫刻祭』を2019年9月から開催
Festival MANAZURU 本小松石 ~SCULPTED STONES~
1964年東京オリンピックの前年、神奈川県南西部に位置する真鶴半島に、世界各国から彫刻家が集結し、日本初となる野外彫刻展「世界近代彫刻シンポジウム」が開催されました。このシンポジウムでは、国内外から集結した彫刻家12名が、真鶴で産出される銘石「小松石」を用いて彫刻に取り組み、真鶴半島でその制作風景を公開しました。翌年のオリンピック開催時には、制作した15点の彫刻を、新宿御苑で展示し、大きな反響を呼びました。
この歴史的イベントから60年弱が経過し、2020年に再び開催されることが決まった東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、世界近代彫刻シンポジウムというレガシーを再び現代に蘇らせるべく、「真鶴町・石の彫刻祭」を開催します。
『真鶴町・石の彫刻祭』
「真鶴町・石の彫刻祭」には、著名作家から新進気鋭の若手作家まで、今をときめく注目のアーティストたちが集結します。
前回シンポジウム同様、「小松石」を素材としたアート作品を真鶴半島で制作すると共に、各作家による公開制作の様子やトークショー、ワークショップといった各種イベントを開催。石とアートの魅力を融合し、「真鶴町・石の彫刻祭」を通じて、「日本における石の文化」を世界に発信する芸術祭です。
石に出会い、石に惚れる
彫刻(アート)と自然が織りなす美の半島めぐり
1. 開催概要
神奈川県南西部、小田原と湯河原・熱海の間に位置する真鶴町は、東京駅からJRで100分前後とアクセスも良く、海や山と半島に森などの自然が豊かに残る町です。加えて、「源頼朝伝説」といった伝承・伝説や、「三ツ石」といった神秘的なパワーを秘めた聖地を擁する知る人ぞ知る美しい町です。
本彫刻祭では、著名作家から新進気鋭の若手作家まで、いま注目のアーティストたちが、真鶴町の銘石「小松石」を素材とした石彫アート作品の展示を行います。
開催期間中には、真鶴半島で各作家の野外制作や町内でのトークショー、ワークショップをはじめ各種イベントの開催を予定しています。歴史と伝統がつまった「小松石」を各アーティストがどのように彫り進めていくのか、その制作工程も注目ポイントです。
■2019年は、アーティストによる滞在制作がメインコンテンツ
2019年秋の期間中は主に「アーティストによる制作期間」となります。
この制作の様子を部分的に公開すると共に、アーティストによるトークイベント、ワークショップなどを実施していきます。
また、数名のアーティストについては、期間中に作品の設置と公開を予定しています。
■2020年は、完成した作品の特別展示期間
2019年度中に制作・設置を完了させた上で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせ実際に設置作品を中心とする作品公開イベントを開催します。この時点で、すべての作品を総覧することができます。また、本イベント開催中は、特別イベントも開催予定です。
2. 展覧会名
真鶴町・石の彫刻祭 Festival MANAZURU 本小松石 ~SCULPTED STONES~
3. 会期・開館時間
第1期:公開制作等期間 2019年9月~11月(予定)
第2期:石の彫刻祭・展示期間 2020年7月~8月(予定)
4. 会場
真鶴町内
5. 主催
真鶴町・石の彫刻祭実行委員会(仮称)
6. 観覧料
無料(一部有料イベントあり)
7. 後援、協力等
企画協力:神奈川県、SDアート(2019年3月現在)
8. 関連事業
アーティストトーク、ワークショップ、公開制作など
【彫刻祭の見どころ】
1. いま注目のアーティストたちが小松石に出会い、惚れる。
その瞬間を、共に体験する
国内外で活躍中の注目のアーティストたちが、真鶴町の銘石「小松石」を素材とした石彫アート作品を真鶴半島で制作する風景を公開します。
アーティストたちが、石に出会い、石を愛で、石に惚れ、石の魅力を引き出す瞬間を来場者の方に体感して頂き、アーティストと鑑賞者という垣根を越えて、共に「小松石」の魅力を「再発掘」していただく機会を作ります。
本彫刻祭では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック期間中に合わせて真鶴町内に設置・展示される彫刻作品を、間近で堪能して頂くことができます。
2. 各種イベントに参加して「石を感じる」「背景を知る」
期間中は、公開制作だけでなく、参加アーティストたちによるトークショーやワークショップも企画しております。
普段なかなか接する機会の少ないアーティストと直に触れ合い、アートへの思いを知ることで、作品を観る目が180度変わるでしょう。
3. 「森」「海」「食」など魅力溢れる“美の半島”
真鶴半島の先端にある景勝地「三ツ石」。浜辺から約200mにわたって続く岩礁の先に3つの巨大な岩が海から顔を出しています。また、岩の間からご来光を拝むことのできる初日の出のスポットとしても有名です。
神奈川県立真鶴半島自然公園は、「魚を育てる森」として水産庁の魚付き(うおつき)保安林、並びに真鶴半島の照葉樹林として神奈川県の天然記念物に指定されており、森の中には何本もの遊歩道があり、森林浴などの憩いの場としても親しまれています。
真鶴町の人々は親しみをもって「御林」(おはやし)と呼んで大切にしています。日本三大急深の湾の一つ相模湾の西端に位置し、「どん深」の海と「御林」によって育てられた真鶴の新鮮な魚料理は絶品で、四季折々、豊富な魚種が楽しめます。
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