「配偶者に直してほしいことがある」83.6% 夫婦仲を悪化さ...

「配偶者に直してほしいことがある」83.6%  夫婦仲を悪化させる要因は、「家事分担の低さ」よりも 「感謝しない」「ぞんざいな話し方・態度」にあり!?

「オレンジページくらし予報」では、国内在住の成人女性(既婚者/離別・死別を除く)を対象に「夫婦関係」について調査を実施。配偶者との関係性、結婚生活の満足度などさまざまな質問を投げかけたところ、興味深い結果が得られました。夫婦でスタートした生活も、家族が増えたり年月を経たりするにつれ、関係性は変化していくもの。幅広い世代の女性の声を集め、夫婦にまつわる本音を探りました。



【ダイジェスト】

「この1年に夫婦の2ショット写真を撮った」のは3人に1人

「感謝の言葉をかけている」79.3%に対し、「家事分担」は46.1%と低調

「態度・話し方がぞんざい」「感謝・お礼を言わない」と、夫婦仲は悪化!?


「この1年に夫婦の2ショット写真を撮った」のは3人に1人

まず、夫婦仲を探るバロメーターとして、「ここ1年のあいだに、夫婦の2ショット写真を撮りましたか」と質問してみました。「撮った」人は35.8%と、少数派のよう。この割合は年代によって差があり、20代は「撮った」が71.8%もいるのに対し、30代では42.1%に急降下し、あとの年代は約30%とほぼ横ばいでした。30代は未就学児のお子さんがいる人が多く、夫婦から「親」へとライフステージが変わるころ。お子さんの写真を撮ることが増える一方、夫婦二人で出かけたり写真を撮ったりすることが減るタイミングなのでしょう。そして、それが習慣になってしまうのか、その後なんとなく2人で写真を撮る機会も増えず……という状況なのかもしれません。

配偶者とのケンカについては、「よくケンカする」と「たまにケンカする」を合わせると、50.3%。ケンカになる原因としては、「生活態度・時間など」が61.2%とダントツでトップ。「いつもスマホゲームばかりしている」(30代・専業主婦)、「脱ぎっぱなし、やりっぱなしなどが多くて困る」(50代・パート)など、生活習慣がケンカのタネになることが多いようです。 


夫に「感謝の言葉をかけている」79.3%に対し、「家事分担」は46.1%と低調

また、どんな夫婦関係なのかを知るために、「自分たち夫婦に当てはまると思うもの」についてきいてみました。もっとも多かった項目は、配偶者に「ありがとうなど、感謝の言葉をかけている」79.3%。自由回答でも、「ありがとうと言う。あったことを話す。時間がないこともあるが毎日少しでも話す」(30代・専業主婦)、「してもらったら、ささいなことでも感謝する。夫も、ありがとうと言ってくれるようになった」(30代・専業主婦)といった声が集まりました。また、「何事もよく相談して決めている」71.7%、「お互いを尊敬している」69.5%という人も多く、「頭ごなしに言われる事もなく、何でも意見を言い合える関係です」(50代・フルタイム)など、強いパートナーシップで結ばれている様子が伝わってきます。夫婦のコミュニケーションを大事にして、お互いを尊重しあっている姿勢が感じられました。一方、低かった項目は「恋人時代のように今でもラブラブだ」44.5%、「妻のリーダーシップ・決定権が強い」45.5%、「家事は分担している」46.1%。今回の調査回答者は働いている女性が51.9%でしたが、それでも夫婦の「家事分担」については低調ぎみのようです。家事分担の割合は20代だけやや高いものの、他の年代はほぼ変わらず、世代の差はみられません。家庭の家事における「働き方改革」は、まだ道半ばといった様相です。


「態度・話し方がぞんざい」「感謝・お礼を言わない」と、夫婦仲は悪化!?

「配偶者に直してほしいところはありますか」という質問に対しては、「ある」と回答した人が83.6%。直してほしいことの第1位は「家事の分担が少ない」27.8%。「俺がやるからと言いながら食器を放置し、スマホいじり。結局私が洗うはめに」(20代・フルタイム)など、妻たちはイライラが募っているよう。家事は毎日のことだけに、不満に感じることの筆頭になっていると考えられます。第2位は「食べすぎ・飲みすぎ」27.1%、第3位は「私への話し方・態度がぞんざいだ」23.8%。「調子が悪いと言いながら、酒とタバコをやめない」(40代・パート)、「上から目線で指図されてばかり」(50代・専業主婦)など、リアルな不満が並びました。

また、今の夫婦関係に「不満がある」層の「配偶者に直してほしいところ」を分析すると、興味深いことが判明しました。第1位は「私への話し方・態度がぞんざいだ」49.6%、第2位は「感謝・お礼を言わない」43.8%、第3位「家事の分担が少ない」43.1%と、順位ががらりと変わり、全体よりも20%以上高い項目も出現。夫婦関係に「満足している」層と比べると、さらにその差は40%近くまで広がり、感謝しない・ぞんざいな態度が、いかに夫婦関係に影を落としているかが明らかになりました。「人前だと気が大きくなるのか、私をけなしたり、笑いのネタにする」(40代・専業主婦)、「忙しいなか、やっと作った食事を『これしかないの』と非難する。自分じゃ作れないくせに(怒)」(50代・フルタイム)など、夫の思いやりのない言葉、態度に傷ついているエピソードが目立ちます。「家事分担」を望みつつも、実現への道のりは遠い。せめて、相手を尊重し、思いやりの気持ちを言葉にしてほしいという、妻の切なる思いが透けて見えるようです。夫婦仲がギクシャクしていると感じたら、相手に感謝して「ありがとう」と伝えているか、えらそうに接していないか、振り返ってみる必要がありそうです。


「お互いの趣味を尊重する」「お互いに感謝する」。夫婦円満のためにしている習慣をきいた際、「お互いに…している」と答える人が多いことが印象に残りました。「ありがとう」と感謝すると、感謝の言葉が返ってくる、相手の意見に耳を傾けると、相手も自分を尊重するというように、夫婦関係は相互作用の繰り返しで築かれていくものなのかもしれません。日々の夫婦のコミュニケーションの大切さを、強く感じる調査となりました。



アンケート概要

●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の成人女性(有効回答数1074人)

●調査方法:インターネット調査 ●調査期間:2019年1月16日〜1月21日


●「オレンジページくらし予報」について

読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。


●『オレンジページ』について

失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊34周年を迎える生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=325,088部(2018年印刷証明付発行部数)。


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