日本薬剤師会調べ 「かかりつけ薬剤師」になってほしい芸能人 ...

日本薬剤師会調べ  「かかりつけ薬剤師」になってほしい芸能人  男性芸能人1位「佐藤健さん」、 女性芸能人1位「綾瀬はるかさん」

~健康サポートと薬剤師に関する意識調査~

公益社団法人 日本薬剤師会(会長:山本 信夫)は、2018年9月5日~9月6日の2日間、全国の20歳~79歳の男女を対象に「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)


[調査結果]

《健康サポートについて》

●健康をサポートしてくれている身近な人 既婚者の1位は「配偶者」、未婚者の1位は「母親」


全国の20歳~79歳の男女1,000名(全回答者)に、「健康サポート」について質問しました。


まず、全回答者(1,000名)に、普段、自分の健康をサポートしてくれる、身近な人は誰かを聞いたところ、「配偶者(夫、妻)」が最も多く42.2%、次いで、「母親」が22.1%、「子ども」が14.8%、「友人・知人」が8.0%、「父親」が7.5%となりました。

婚姻の状況別にみると、既婚者では「配偶者(夫、妻)」が62.8%で最も高く、他方、未婚者では「母親」が37.8%で最も高くなりました。


●好感度がアップする、パートナーの健康サポート 1位は「健康に配慮した料理を作ってくれる」

女性では「病気のときに看病してくれる」「リフレッシュできる場所に連れて行ってくれる」が好感度アップのポイント

●ちょっとした言葉が健康サポートに パートナーからの「休んだら?」の一言に好感度アップの30代が多数!


配偶者に健康をサポートしてもらっている人が多い結果となりましたが、全回答者(1,000名)に、パートナー(配偶者、恋人)にしてもらえたら、好感度がアップすると思う健康サポートについて聞いたところ、「健康に配慮した料理を作ってくれる(カロリーや塩分控えめなど)」が最も多く40.3%、次いで、「病気のときに看病してくれる」が40.0%、「顔色など体調の変化に気づいてくれる」が37.1%、「疲れているとき『休んだら?』と言ってくれる」が34.6%、「家の中を清潔に保ってくれる」が27.4%となりました。料理に込められた思いやりを感じ、パートナーへの好感度がアップするという人が多いようです。

男女別にみると、女性では「病気のときに看病してくれる」(47.6%)が最も高くなりました。自分が弱っているときのサポートが、好感度アップのポイントになるという女性が多いようです。また、「リフレッシュできる場所に連れて行ってくれる」(29.2%)は女性の3割が回答しました。

年代別にみると、30代では、「疲れているとき『休んだら?』と言ってくれる」(44.6%)が最も高くなりました。仕事や育児などで多忙になりがちな30代では、気遣いや労わりの言葉をかけてくれるパートナーに好感度アップするという人が多いようです。


●健康をサポートしてほしい専門家は?

 〈市販薬などの薬〉や〈サプリメント・健康食品〉について、サポートやアドバイスをしてほしい専門家 「薬剤師」がトップ


続いて、全回答者(1,000名)に、病気のことや薬・サプリメントなどに関して、どのような専門家にサポートやアドバイスをしてもらえたらうれしいかを聞きました。

まず、【病気のこと】については、1位「医師」(69.9%)、2位「薬剤師」(20.1%)、3位「看護師」(19.1%)となりました。医師に次いで、薬剤師に病気の治療や予防をサポートしてほしいという人も少なくないようです。

また、【市販薬などの薬】については、1位「薬剤師」(56.4%)、2位「医師」(21.0%)、3位「看護師」(6.0%)となり、【サプリメント・健康食品】では、1位「薬剤師」(26.6%)、2位「管理栄養士」(16.9%)、3位「医師」(12.9%)となりました。体のために服用したり、摂取したりするものに関しては、薬剤師にサポートしてほしい人が最も多い結果となりました。


●こんな薬剤師に健康をサポートしてほしい TOP5は「親切」「積極的」「薬に詳しい」「ハキハキ」「いつも冷静」

 30代女性は「忙しいときでも嫌な顔をしない」ウェルカムなサポート姿勢を期待


薬剤師に、市販薬などの薬や、サプリメント・健康食品についてのサポートをしてもらえたらうれしいという人が多い結果でしたが、全回答者(1,000名)に、どのような薬剤師に健康をサポートしてほしいかを聞いたところ、「親切」が最も多く32.8%、次いで、「積極的に薬のアドバイスをしてくれる」が30.5%、「最近の薬に詳しい」が29.9%、「受け答えがハキハキしている」が28.3%、「いつも冷静に対応してくれる」が27.9%となりました。

男女・年代別にみると、30代女性では「忙しいときに相談しても嫌な顔をしない」(45.8%)が最も高くなりました。30代女性には、薬剤師のサポート姿勢を重視する人が多いようです。


●「健康サポート薬局」を知らない人は92%、認知率が高いエリアは「近畿」

●「健康サポート薬局」を使いたい人は51%、健康サポート薬局を知っている人では83%が「使いたい」と回答


“健康サポート薬局”では市販薬や健康食品に関すること、さらには介護や食事・栄養摂取に関することも気軽に相談することができます。厚生労働大臣が定める一定の基準をクリアし、都道府県知事に届出を行った薬局だけが“健康サポート薬局”と表示することができます。


そこで、全回答者(1,000名)に、健康サポート薬局を知っているか聞いたところ、「知っている」は8.4%、「知らない」は91.6%でした。

居住地別にみると、「知っている」の割合が最も高かったのは近畿(10.7%)で、最も低かった北海道・東北(5.4%)とは5ポイント以上の差がみられました。


次に、健康サポート薬局を使いたいと思うかを聞いたところ、「そう思う」は51.3%と半数以上になりました。

年代別にみると、「そう思う」の割合が最も高かったのは70代(64.5%)でした。健康サポート薬局を知っている人についてみると、「そう思う」は83.3%となっており、知らない人(48.4%)よりも利用意向が高くなりました。

現在はまだ、健康サポート薬局の認知率はそれほど高くないものの、使いたいとの回答は半数を超えており、今後、健康サポート薬局の認知が拡がれば、さらに多くの人が利用するようになるのではないでしょうか。


《薬剤師のイメージ・かかりつけ薬剤師について》

●薬剤師のイメージ 「まじめ」約9割 「薬剤師は自分が就きたい・就きたかった職業」3割強

●「薬剤師は子どもに就いてほしい職業」 親の半数以上が同意


全回答者(1,000名)に、薬剤師に対してどのようなイメージを持っているかについて聞きました。

まず、【まじめ】というイメージについては『そう思う(計)』(「非常に」と「やや」の合計、以下同じ)が87.2%になりました。また、【信頼できる】では『そう思う(計)』が84.8%、【親切】では『そう思う(計)』が78.0%でした。真摯に仕事に取り組んでいるというイメージを持つ人が多いようです。


次に、薬剤師は自分が就きたい(就きたかった)職業かを聞いたところ、『そう思う(計)』は32.2%となりました。男女別にみると、『そう思う(計)』の割合は男性28.0%、女性36.4%となり、薬剤師になりたかった人は女性に多いようです。


また、子どもがいる人(563名)に、薬剤師は自分の子どもに将来就いてほしい(ほしかった)職業かを聞いたところ、『そう思う(計)』は51.5%と半数以上になりました。多くの人にとって、薬剤師は子どもに就かせたい職業となっているようです。


●こんなときにも頼りたい!薬剤師に相談できたらうれしいこと 20代は「ダイエット」、70代は「生活習慣」や「健康的な食事」


次に、“薬剤師に相談できたらいいな”と思うことを聞きました。薬剤師に相談したいことがある人(736名)の回答をみると、「薬についての相談」が最も多く62.1%、次いで、「サプリメント・健康食品についての相談」が37.2%、「体調についての相談」が32.6%、「適切な診療科や近隣の病院についての相談」が28.4%、「医療費や療養費についての相談」が24.7%となりました。薬についての相談のほか、サプリメントや健康食品について相談したいと思う人が多いことがわかりました。

年代別にみると、20代では「ダイエットについての相談」(21.4%)が5人に1人の割合となりました。ダイエットの際、薬剤師のアドバイスをもらいたいと考える人も少なくないようです。また、70代では「生活習慣についての相談」(29.4%)や「健康的な食事についての相談」(28.6%)が他の年代と比べて高くなりました。70代には、日頃の生活や食事などについても薬剤師に相談したいと考えている人が多いようです。


●「かかりつけ薬剤師」認知率41% 「かかりつけ薬剤師」を持っている人は16%

 「かかりつけ薬剤師がいたらいいなと思う」は58%、すでに持っている人では93%が同意


薬剤師に健康サポートをしてもらう制度の一つとして、“かかりつけ薬剤師”があります。

“かかりつけ薬剤師”は、ひとりの患者の服薬状況をまとめて一か所(かかりつけ薬局)で把握し、薬の重複や飲み合わせ、副作用などを継続的に確認してくれる薬剤師です。また、在宅療養中の患者を訪問して薬の管理や服薬指導を行ったり、薬局が開いていない時間帯に相談を受けたりすることも特徴です。さらには、必要に応じて医師への問い合わせや提案を行うなど、医療機関等と連携して地域住民をサポートしています。


そこで、全回答者(1,000名)に、かかりつけ薬剤師がどのような薬剤師か知っているか聞いたところ、「知っている」は41.1%でした。また、かかりつけ薬剤師を持っているか聞いたところ、「持っている」は15.6%となりました。

年代別にみると、かかりつけ薬剤師を持っている人の割合は、年代が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、最も高い70代は25.9%でした。70代には、他の年代と比べて、かかりつけ薬剤師のサポートを受けている人が多いようです。


次に、かかりつけ薬剤師がいたらいいなと思うか聞いたところ、「そう思う」は57.5%と6割近くになりました。年代別にみると、「そう思う」の割合が最も高かったのは70代(69.9%)でした。シニア世代には、かかりつけ薬剤師がいてくれると心強いと感じる人が多いようです。

かかりつけ薬剤師を持っている人についてみると、「そう思う」は92.9%となりました。すでにかかりつけ薬剤師を持っている人ほど、かかりつけ薬剤師のメリットを実感しているという状況が明らかになりました。


●かかりつけ薬剤師を持っている人に聞く、薬剤師にまつわる体験談 「薬剤師の優しさや気遣いに感動した」半数以上


“かかりつけ薬剤師”を持ち、薬剤師から様々なサポートを受ける機会がある人は、薬剤師に対してどのような印象を持っているのでしょうか。


全回答者(1,000名)に、これまでに薬剤師の記憶力や知識はスゴイと驚いたことがあるかを聞いたところ、「ある」は15.8%でした。

「ある」の割合は、かかりつけ薬剤師を持っている人では35.9%と、持っていない人(12.1%)と比べて高くなりました。かかりつけ薬剤師を持っている人ほど、薬剤師の口から次々と飛び出してくる薬の知識に、驚かされているのかもしれません。


次に、これまでに薬剤師の優しさや気遣いに感動したことがあるかを聞いたところ、「ある」は33.7%でした。

「ある」の割合は、かかりつけ薬剤師を持っている人では57.7%と、持っていない人(29.3%)と比べて高く、半数以上となりました。かかりつけ薬剤師を持っている人では、その親身な対応に心動かされた経験がある人が多いようです。毎回同じ薬剤師に対応してもらえることで、より一層、薬剤師の人柄が身近に感じられるのではないでしょうか。


●かかりつけ薬剤師を持っている人が「薬剤師がいてよかった」と感じたときとは?


続いて、全回答者(1,000名)に、薬剤師がいてよかったと思うのは、どのようなときかを聞いたところ、「処方された薬のことを詳しく説明してくれる」が最も多く61.9%、次いで、「薬の服用について注意点を教えてくれる」が33.0%、「市販薬の相談にのってくれる」が28.5%、「薬の飲み合わせや薬の重複を確認してくれる」が23.4%、「ジェネリック医薬品を紹介してくれる」が22.2%となりました。

かかりつけ薬剤師を持っている人では「処方された薬のことを詳しく説明してくれる」(77.6%)に次いで、「自分が服用している薬を把握してくれている」(43.6%)が高くなりました。患者ひとりに対して、ひとりの薬剤師が薬に関する情報をまとめて把握するという、かかりつけ薬剤師ならではのサポートをうれしく感じている人が多いようです。


●「お薬手帳を活用している」6割半 20代では半数近くが未活用

●お薬手帳の活用率 高いエリアは「北陸・甲信越」、低いエリアは「九州・沖縄」


調剤時や、市販薬を購入する際などには、これまでに処方された薬の名前や量、使用法などが記録されている“お薬手帳”があると便利ですが、どのくらいの人が利用しているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、お薬手帳を活用しているか聞いたところ、「している」は64.3%となりました。年代別にみると、最も高いのは70代(80.7%)、最も低いのは20代(53.6%)でした。高齢者に比べて医療機関にかかる機会が少ないと思われる若年層ほど、お薬手帳を活用していない実態が明らかとなりました。

居住地別にみると、「している」の割合が最も高いのは北陸・甲信越(70.2%)、最も低いのは九州・沖縄(55.6%)で、約15ポイント差となりました。

また、子どもの有無別にみると、お薬手帳を活用している人の割合は、子どもがいる人では72.6%と、子どもがいない人(53.5%)と比べて高くなりました。子どもは医療機関にかかる頻度が高いため、お薬手帳は必須アイテムと考える人が多いことがうかがえます。


●「お薬手帳アプリを使いたい」3割弱 30代女性は4割強が「使いたい」と回答

●お薬手帳アプリの利用意向率 高いエリアは「北海道・東北」


スマートフォンの“お薬手帳アプリ”は、紙のお薬手帳と同様に医療機関や薬局で利用でき、またデータのバックアップやアラーム機能など、紙のお薬手帳にはない機能が備わっているものもあります。

そこで、全回答者(1,000名)に、お薬手帳アプリを使いたいと思うか聞いたところ、「そう思う」は27.1%になりました。

男女・年代別にみると、使いたいと思う人の割合は、30代女性(42.2%)で高くなりました。

居住地別にみると、利用意向が最も高くなったのは北海道・東北(32.6%)でした。2011年の東日本大震災では、避難所での慢性病患者への対応などの際に、お薬手帳の必要性が再認識されたといわれています。お薬手帳アプリを利用すると、いつも持ち歩いているスマートフォンで情報を確認できたり、クラウドに情報を保管できたりするため、緊急時や災害時には便利さを実感できるのではないでしょうか。


《健康サポートと薬剤師×有名人》

●「かかりつけ薬剤師」になってほしい芸能人 男性芸能人1位「佐藤健さん」、女性芸能人1位「綾瀬はるかさん」

●自分が薬剤師だったら、健康をサポートして応援したいアスリート 「池江璃花子さん」が5位にランクイン

●聞くだけで元気になれる、自分にとっての健康サポート曲 「U.S.A.(DA PUMP)」は何位?


最後に、健康サポートと薬剤師に関連するテーマを挙げ、イメージに合う有名人や音楽について回答してもらいました。


まず、全回答者(1,000名)に、かかりつけ薬剤師になってほしいと思う芸能人を聞いたところ、男性芸能人では、「佐藤健さん」「林修さん」「櫻井翔さん」の3名が同数で1位となりました。イケメンや博識など、タイプの違う3人が上位に並びました。他方、女性芸能人では、1位が「綾瀬はるかさん」、2位が同数で「新垣結衣さん」「石原さとみさん」となりました。ドラマ(TBS系『義母と娘のブルース』)で、まじめなキャラクターが印象的な義母を演じた綾瀬はるかさんがトップとなりました。


次に、自分が薬剤師だったら、健康をサポートして応援したいと思うアスリートを聞いたところ、1位「羽生結弦さん」、2位「大谷翔平さん」、3位「錦織圭さん」となりました。そのほか、5位には、2018年8月のアジア大会で6冠を達成した競泳選手の「池江璃花子さん」がランクインしました。


また、自分にとっての健康サポート曲(この曲・歌を聞くだけで元気になれる曲)を聞いたところ、「負けないで(ZARD)」がダントツとなりました。次いで、2位は同数で「栄光の架橋(ゆず)」「夏色(ゆず)」「三百六十五歩のマーチ(水前寺清子)」となりました。そのほか、10位には、ミュージックビデオがダサカッコいいと話題を集め、大ヒットした「U.S.A.(DA PUMP)」がランクインしました。

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