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    東芝デベロップメントエンジニアリング株式会社

    無線通信で時間同期できるSmartBAN実験キットを販売開始!  ~複数センサを高精度で時間同期~

    東芝デベロップメントエンジニアリング株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:南野 伸之、以下 当社)は、複数のセンサの情報を時間同期できる無線通信規格(SmartBAN)に準拠した「SmartBAN実験キット」を2018年12月3日(予定)に販売開始いたします。



    【SmartBANの概要】

    次世代ボディエリアネットワーク規格の1つであるSmartBANは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)が規格化し、生体情報取得に適した無線通信規格で、複数センサを高精度で時間同期できることを特徴とする無線通信規格です。

    SmartBANは、高精度な時間同期により複数センサの情報を組み合わせた処理が可能であることから、産業分野や医療・ヘルスケア分野での活用が期待されている技術です。



    【「SmartBAN実験キット」開発の背景】

    当社は2015年から無線通信規格「SmartBAN」の実用化に向けた技術開発を主に行ってきました。お客様から「従来と異なるバイタルデータによる実験がしたいが簡単に試す方法がない」、「無線で複数のセンシングを時間同期させる実験をしたい」、「自社製品へSmartBANの組み込みを検討したい」などのニーズがあったことから、この度、複数センサを無線通信で時間同期の実験が容易にできる「SmartBAN実験キット」の販売を開始することといたしました。

    今後は、お客様からのさまざまなご要望(センサの追加、変更など)にも対応してまいります。



    【「SmartBAN実験キット」の特長】

    今回のSmartBAN実験キットは、『心電位センサ/加速度センサ』、『脈波センサ』、センサやアプリケーションのゲートウェイとなる『HUB』と、スマートフォン上で動作する『アプリケーション』の構成となっています。

    アプリケーションは、センサで計測したデータの解析、その結果をグラフィカルに表示します。また、計測・解析したデータをスマートフォンに保存しておりますので、SmartBANの時間同期精度の検証を行うことができます。

    SmartBAN実験キットを用いて高精度な時間同期を検証する用途として活用いただけます。


    SmartBAN イメージ画像


    1.複数センサの高精度な時間同期

    これまでは、無線通信で複数センサの情報を高精度に同期させることが困難でしたが、SmartBAN規格に準拠した無線通信によって複数センサの情報を高精度で時間同期します。


    2.複数センサの接続

    SmartBANは、HUBを中心としたスター型のネットワークトポロジで、最大16台のセンサ間の無線通信が可能です。

    本実験キットでは、3種類のセンサ(心電位センサ/加速度センサ、脈波センサ)を無線接続して、計測できます。


    3.計測データをわかり易く表示

    スマートフォンのアプリケーションにより、センサで計測したデータを解析した結果をリアルタイムにわかり易くグラフィカルに表示することができます。また、保存機能を使うことで、いつでも保存した計測データ・解析結果を確認することができます。

    アプリケーションでは、以下の情報を表示することができます。


    ・心電位

    ・加速度

    ・心拍数

    ・体位

    ・心拍間隔

    ・脈波伝搬時間(PWTT)

    ・脈波

    ・自律神経バランス



    4.カスタマイズサービス

    SmartBAN規格は無線通信で複数センサを同期させることができるため、実験キットのセンサを別のセンサへ変えることにより、幅広い分野(例えば、ヘルスケア、車載、社会インフラなど)での応用が期待できます。

    当社は、お客様からのご要望に応じて、「センサの追加」や「別のセンサへの変更」のようなカスタマイズから、お客様製品へのSmartBAN組み込みのような受託開発まで対応いたします。



    【「SmartBAN実験キット」の製品情報】

    名称   :SmartBAN実験キット

    販売開始日:2018年12月3日(予定)

    価格   :390,000円(税別)

    実験キット:HUB、ECGセンサ、脈波センサ、ECG電極パッド(3枚)、アプリケーション

    外形寸法 :HUB:110mm(縦)×72mm(横)×16.7mm(高さ)

    ECGセンサ :65mm(縦)×37mm(横)×16mm(高さ)

    脈波センサ:60mm(縦)×41mm(横)×14.5mm(高さ)

    質量   :HUB    :約120g

          ECGセンサ :約 40g

          脈波センサ:約 35g

    販売方法 :当社ホームページより、お申込みください。

          (販売開始前に当社ホームページの「お知らせ」に掲載いたします)



    ■会社概要

    商号  : 東芝デベロップメントエンジニアリング株式会社

    代表者 : 代表取締役社長 南野 伸之

    所在地 : 〒212-0013

          神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 ソリッドスクエア東館18階

    設立  : 2000年4月

    事業内容: ハードウェア(アナログ回路、デジタル回路、機構、筐体等)および

          ソフトウェア(ドライバ、ミドルウェア、アプリケーション等)の

          開発、設計、評価

    資本金 : 4億7,500万円

    URL   : https://www.toshiba-dme.co.jp



    【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】

    東芝デベロップメントエンジニアリング株式会社

    URL: https://www.toshiba-dme.co.jp/contact/index.htm

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