まちを面白くするのは「小さなビール工場」|出版記念クラウドファンディング

    株式会社Story Agent(本社:福岡県糸島市)は、書籍「まちを面白くするのは「小さなビール工場」」を出版します。

    その他
    2025年12月1日 09:00

    マイクロブルワリー専門総合商社、Story Agent社の西原総司、藤戸淳平が初の著書『まちを面白くするのは「小さなビール工場」 ~小規模醸造2.0〜』を出版します。 全国各地のブルワリーの立ち上げに関わることで得てきたビールが持つ可能性、業界の闇、成功の法則を包み隠さずこの1冊にまとめました。

    出版に至る背景

    「醸造所を立ち上げる」と聞くと、開業資金にいくら必要だと思いますか?
    多くの方は「数千万円はかかるのでは?」とイメージされるかもしれません。実際、その規模の事業を個人で始めるとなると、よほどの自己資金がない限り銀行融資を受けるのは難しいのが現実です。
    一方で、日本政策金融公庫のデータによれば、個人飲食店(2024年飲食・宿泊業 区分)の平均開業資金は約985万円。意外と「手が届く」数字ではないでしょうか。
    そして、醸造所も実は規模次第で500万円から始められるのです。私たちは「飲食店を開くのと同じくらいのハードルで、醸造所を開業できる」ということをこの本を通じて多くの人に伝えたい。
    そして、クラフトビールをきっかけに新しい文化や出会いをつくっていきたいと考えています。

    出版を通して伝えたいこと

    (1)マイクロブルワリーが地域にもたらす影響

    かつて「ビールをつくる」ということは、大企業だけができる特別な事業だと思われていました。 しかし今では、小さなまちの一角にある飲食店でも、地域の食材や文化を取り入れたオリジナルビールをつくることができるようになりました。
    マイクロブルワリーの価値は、単なる「ものづくり」にとどまりません。 観光のきっかけになり、地元の雇用を生み、農業や飲食業と連携することで、地域全体の経済を循環させる存在になります。 そして、ビールを通して人が自然と集まり、語り合い、笑い合う“コミュニティの中心”にもなっていくのです。
    大資本のブルワリーにはできない「小さいからこそ」「地域に根ざしているからこそ」できること。それが、まちを面白くし、地域を豊かにするマイクロブルワリーの力です。

    (2)ブラックボックスに蔓延る醸造設備販売業界の闇

    クラフトビールづくりを始めたい人が最初に直面するのが「設備投資の壁」です。 日本国内では、醸造設備に1,500万円から2,000万円以上かかると言われています。 しかし、実際には同等の設備が海外では約600万円から1000万円以下で購入できます。
    一体なぜか?
    問題は、情報の非対称性にあります。 日本で使われているほとんどの醸造設備は中国で製造されていますが、日本国内の販売業者が高額な手数料を上乗せして販売しているケースが少なくありません。 その結果、開業希望者は「これが相場です」と言われ、実際の原価を知らないまま高額な設備を購入してしまうのです。残念ながら日本国内にはクラフトビールブームにあやかった、醸造設備の代理店や個人の仲介業者が散見されます。
    また昨今増えてきているトラブルとして中国の設備メーカーからの直接購入も上げられます。今の時代、ChatGPTを使えば簡単に翻訳が出来てしまいますが、グレードの低いステンレス素材のタンクを提案されたり、必要な備品が同梱されてなかったり等、トラブルは多岐にわたります。
    中国の設備メーカーからの直接購入した設備のトラブル発生時、何も保証されないのが現実です。
    私はこの業界の“ブラックボックス構造”を数多く目の当たりにしてきました。 夢を持つ人が、正しい情報にアクセスできずに諦めてしまう、そんな現実を変えたい。
    誰もが誠実な価格で、自分のビールをつくれる世界を。 それを実現するために、私たちは立ち上がりました。

    この出版を通して実現したいこと

    ― それは、「マイクロブルワリー起業のハードルを“格段”に下げる」こと ―

    これまで、ビールの醸造所を立ち上げるには数千万円規模の資金が必要だと言われてきました。 「いつか自分のビールをつくりたい」という夢を持ちながらも、資金面や設備知識の壁に阻まれ、その一歩を踏み出せない人が多くいます。
    私たちはその現状を変えたいと考えています。醸造設備の適正価格化、設計から導入までの一貫サポート、原材料や包材の共同仕入れ、そして立ち上げ後の運営サポート。 こうした仕組みを通じて、“個人でも始められるビール工場”を当たり前にすることが、私たちの挑戦です。
    ビールづくりは、もはや大企業だけのものではありません。 地域を愛する人が、仲間とともに、自分たちの手でつくり上げる時代です。
    私たちの目標は、日本国内に年間10社のブルワリーを誕生させること。 その第一歩として、このプロジェクトを通じて、誰もが夢を形にできる「マイクロブルワリーの新しいスタンダード」を提案していきます。

    醸造所の開業に少しでも興味ある方はぜひ一度弊社までお問い合わせください。


    ◼︎ 株式会社Story Agent 会社概要

    社名:株式会社Story Agent
    所在地:福岡県糸島市前原中央2-9-20
    設立日:2020年7月7日
    代表者:代表取締役社長 西原総司
    代表取締役醸造長 藤戸淳平
    事業内容:通販事業 / 酒類の製造,小売,卸売事業 / TAPHOUSEの運営 / 醸造設備販売事業
    URL:https://ibbrewing.jp/

    ◼︎ カンボジア現地法人:IB BREWING CAMBODIA Co.,LTD.

    社名:IB BREWING CAMBODIA Co.,LTD
    代表者:CEO & Founder 西原総司 / 藤戸淳平
    所在地:0585 Wat Bo Street, Krong Siem Reap

    「IB BREWING」ビジョン

    Make the World borderless with Beer
    私たちは世界50各国以上を旅し、世界中の人々と関わる中で、日本とは異なる文化、歴史、宗教に触れてきました。日本よりも文明が進んでいる国もあれば、一日1ドルで暮らす貧しい国もありました。私たちが拙い英語で旅をする中でとても支えられた嗜好品がありました。その嗜好品こそクラフトビールです。どこの国にもビールがあり、旅先での「乾杯」は人種、文化、経済格差の垣根を超え、私たちと旅先で出会った人との間にたくさんの繋がりと思い出を残してくれました。
    「繋がり」こそ私たちが感じたビールが持つ力です。
    次は私たちが作り手として国籍、文化、経済格差の垣根を超え、世界をビールで繋ぎ、世界中の人が世界中にかけがえのない友人がいる世界の実現を目指します。

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