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看護師の働きやすい環境へ、埼玉・埼友草加病院 「保育所隣接のシングルマザー向け職員寮」を11/1開設

離職理由トップは「出産・育児」、人口10万対就業看護師数が日本一少ない埼玉県にて

医療法人 埼友会 埼友草加病院(所在地:埼玉県草加市、院長:大澤 勲)は2018年11月1日に、保育所隣接の職員寮「オルタンシア」を開設します。


職員寮「オルタンシア」外観


全国的に看護師不足が懸念され、埼玉県は人口当たりの看護師数が最も少ない県となっています。子育てとの両立が難しいという理由から離職する看護師は多く、慢性的な人員不足が解消されない状態です。


看護師の負担を軽減する取組みとして今回開設する職員寮は、保育所が隣接し、全部屋数11室のうち6室をシングルマザー限定とするなど住居・保育の2方面からサポートします。



【全国的な看護師不足の中、もっとも看護師が少ない「埼玉県」】

現在、全国的に看護師不足が懸念されており、その度合は地域によって差があるようです。厚生労働省の「平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(※1)によると、人口10万人に占める看護師の数が最も少ない都道府県は埼玉県(636.8人)で、千葉県(673.5人)、神奈川県(686.6人)と続きます。

一方で、最も多いのは高知県(1,409.0人)で、埼玉県は高知県に比べ看護師の割合が半分以下となっており、看護師1人当たりにかかる負担の大きさが伺えます。


(※1) https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/16/



【看護師の離職理由として「出産・育児のため」が最多】

厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査 」(※2)によると、退職理由については、「出産・育児のため」が22.1%と最も多く、「結婚のため」(17.7%)、「他施設への興味」(15.1%)と続きます。(「その他」の回答除く)

看護師は女性が多く、夜勤や交代勤務の負担が出産・育児に及ぼす影響が大きいことも、仕事を続けるうえで大きなハードルとなっています。


(※2) https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000017cjh.html



【11月1日、子育てを頑張るシングルマザーのための職員寮を開設】

国内におけるシングルマザーの総数は、2015年の時点で106万3千人(総務省統計局調べ)となっており、100万人を上回っております。シングルマザーの看護師に、より働きやすい環境を提供するため、今回シングルマザー限定の1LDKタイプを6室、単身女性向けの1Kタイプ5室を設けた職員寮を11月1日に開設します。入居する職員が共同で活用できるよう、プレイルームを用意しました。病院職員のための保育園が隣接しており、職場まで徒歩4分の好立地にあります。



【働きやすい環境づくりに向けて】

医療法人 埼友会では、「働く女性の働きやすい環境づくり」を積極的に進めております。2018年4月には、職員のための保育園を開設しました。今後は、育児や介護を行う職員に配慮した勤務体系の制度化、夜間勤務や病児に対応した保育体制の拡充などを行っていく予定です。



【医療法人 埼友会 埼友草加病院】

埼玉県草加市に位置し、開設以来40年透析医療を主として成長してきました。現在では、透析療法を含む腎疾患治療の領域に留まらず、外来では脳血管障害治療、生活習慣病の予防、初期治療にも注力しております。



【医療機関概要】

医療機関名: 医療法人 埼友会 埼友草加病院

所在地  : 〒340-0041 埼玉県草加市松原1丁目7番22号

院長   : 大澤 勲

URL    : http://www.saiyusoka.jp/

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