星野リゾート 青森屋(青森県三沢市)4人のねぶた師の作品を同...

星野リゾート 青森屋(青森県三沢市) 4人のねぶた師の作品を同時に楽しめる 「ねぶた雪灯り」実施 期間:2018年12月1日~2019年3月31日

青森の文化を満喫する宿「星野リゾート 青森屋」の敷地内にある公園では、2018年12月1日から2019年3月31日までの間、4人のねぶた師の作品を同時に楽しめる「ねぶた雪灯り」を実施します。青森の冬は寒く、屋外に出るのをためらいがちですが、冬化粧をした公園を散策してほしく、青森らしさを感じられるねぶたを公園内に展示します。内山龍星(うちやまりゅうせい)氏、立田龍宝(たつたりゅうほう)氏、竹浪比呂央(たけなみひろお)氏、北村春一(きたむらしゅんいち)氏の4人のねぶた師の作品が雪景色の中に並び、ねぶたの立体感や色合い、表情の力強さなどを眺めながら、冬の公園散策を楽しめます。

実施の背景

約22万坪の敷地をもつ青森屋には、伝統工芸品を使用した「あおもり藍テラス」や「八幡馬(やわたうま)ラウンジ」、茅葺屋根の古民家、足湯が点在する公園があり、滞在中の散策をおすすめしています。寒い屋外に出掛けることをためらう方にも冬の公園散策を楽しんでほしく、通常は夏にしか見られない色鮮やかなねぶたを、真っ白い雪景色の中で展示します。

4人のねぶた師が歴史的な物語や人物、伝説などの題材をもとに制作

ねぶた師とは、ねぶたの題材を決定し、下絵を描き、山車の構図を考え、完成まで指揮をとるねぶた作りには欠かせない存在です。ねぶたは、歴史的な物語や人物、伝説などの題材をもとに制作され、一つ一つのねぶたには題名や意味があります。また、ねぶた師によって、墨の太さや山車の構図が異なり、完成したねぶたの表情も異なります。ねぶた雪灯りでは、ねぶた制作の奥深さを知ってほしく、4人のねぶた師による作品のそれぞれの題材が書かれた看板を設置します。


1 題名:勧善懲悪 閻魔(かんぜんちょうあく えんま)

   制作者:内山龍星氏、立田龍宝氏


閻魔(えんま)大王が、悪態の限りをつくす赤鬼を裁き、こらしめる場面を題材にしたねぶたです。

日本に伝来した仏教の教えの中には、死者は一定の日数ごとに10人の裁判官

である十王(じゅうおう)による裁判を受け、死後の世界での扱いが決められるという十王信仰があります。閻魔大王は10人のうち5人目の裁判官とされています。閻魔大王が持つ閻魔帳と呼ばれる記録簿には、生前の行いが全て映されるといわれ、裁判で嘘をついたものは舌を抜かれるという言い伝えがあります。

「龍」は、制作者の名前にちなみ、表現されたものです。

ねぶた師 内山氏の略歴

1976年 当時14歳で、ねぶた師の千葉作龍(ちばさくりゅう)氏に弟子入り。

1987年 「青森ねぶた祭」に初めて大型ねぶたを制作、デビュー。

      それ以降、31年間毎年ねぶたを制作し、出陣させている。

1993年 青森ねぶた祭で、知事賞を受賞。

              その後、観光協会会長賞(1994年、1997年)、青森観光コンベンション

              協会会長賞(2006年)の受賞経歴をもつ。

ねぶた師 立田氏の略歴

1996年 当時11歳で、ねぶた師の内山龍星氏のねぶた小屋に出入りするようになる。

1999年   当時14歳、内山氏の弟子となる。

2013年 公益社団法人青森青年会議所「倭し美わし」でデビュー。

      それ以降、毎年大型ねぶたを制作している。


2 題名:相馬太郎良門 妖術を修る(そうまたろうよしかど ようじゅつをおさむる)

   制作者:竹浪比呂央氏


平将門の長男である太郎が、仙人より授けられた蝦蟇(おおがま。巨大なアマガエルのこと。)の術を修めようとする場面を題材にしたねぶたです。

太郎は、幼い頃から武芸を好み、父、将門を偲ばせる武士へと成長していきました。ある日、筑波山中にて妖しげな蝦蟇の術を使う仙人と出会います。その場で亡き父、平将門のことを知ると、一族の再興を図るべく一念発起し、仙人へ弟子入りします。苦行の末、妖術を会得した太郎は「相馬太郎良門」と名乗りをあげ、全国の同志たちと旗印をあげたのでした。

ねぶた師 竹浪氏の略歴

1959年   青森県西津軽郡木造町(現つがる市)生まれ。

1989年   初の大型ねぶたを制作。以来、ねぶた大賞はじめ受賞多数。

2010年   青森市内に竹浪比呂央ねぶた研究所を設立。

      ねぶたの創造と研究を主としながら、「ねぶた」を「紙と灯りの造形」と

              捉え、新たな可能性を追求し続けている。


3 題名:黒船ねぶた

   制作者:北村春一氏


江戸時代に来航した黒船を題材にしたねぶたです。

江戸の人々は今まで見たことがない巨大な黒船を「まるで鬼のようだ」と恐れたそうです。重厚感のある黒船の船頭に、牙をむく黒い鬼の顔を配置し、当時の江戸の人々に与えた衝撃の大きさを表現しています。高さ2mを超え、人見下ろす高さからにみつける黒鬼のねぶた作品は、ねぶた史上初の「黒いねぶた」です。

ねぶた師 北村氏の略歴

1981年 ねぶた師である北村蓮明(きたむられんめい)氏の長男として生まれる。

2007年 父、蓮明氏に本格的に師事。

2011年 大型ねぶたを制作、デビュー。

「ねぶた雪灯り」概要

■期間   :2018年12月1日~2019年3月31日     

■場所   :公園内       

■時間   :終日(ライトアップ時間:16:00~23:00)  

■料金   :無料

*笛の生演奏は、18:30と20:30の2回行います。

*天候により、実施内容が変更になる場合がございます。


星野リゾート 青森屋

「のれそれ(*青森の方言で目一杯の意味)青森~ひとものがたり~」をコンセプトに、青森の祭りや方言などの文化を満喫できる「青森文化のテーマパーク」。 約22万坪の敷地内には、池や古民家の点在する公園もあり、食事や多彩なアクティビティを楽しむことができる。

電話      :0570-073-022(星野リゾート予約センター)

住所      :青森県三沢市字古間木山56

アクセス:青い森鉄道三沢駅より徒歩10分(無料送迎バスあり)

       三沢空港・青森空港・JR八戸駅・JR新青森駅より無料送迎バスあり(要予約)

客室数 :235室 チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00

宿泊料金:16,000円~(1泊2食付・2名1室 1名あたり)

HP    :https://noresoreaomoriya.jp

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