近畿大学産業理工学部で「ゲートキーパー養成講習会」を初開催 学生・教職員が心の不調に気づき、適切な支援につなぐ方法を学ぶ

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    2025年9月10日 16:00
    令和6年(2024年)に実施した学生・教職員対象講習会の様⼦
    令和6年(2024年)に実施した学生・教職員対象講習会の様⼦

    近畿大学産業理工学部(福岡県飯塚市)は、令和7年(2025年)9月17日(水)に学生および教職員を対象に福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所(福岡県福岡市)精神保健係による「ゲートキーパー養成講習会」を開催します。

    【本件のポイント】
    ●学生、教職員を対象とした「ゲートキーパー養成講習会」を初めて実施
    ●学生、教職員が悩みを抱える人々に気づき、傾聴し、見守りながら、適切な支援に「つなぐ」方法を学ぶ
    ●専門医による講義と質疑応答を通じ、実践的に理解を深める貴重な機会

    【本件の内容】
    近畿大学産業理工学部では、今回、学生・教職員のゲートキーパーに関する理解を深めるために、「ゲートキーパー養成講習会」を開催します。ゲートキーパーは、困難や悩みを抱える人々にいち早く気づき、耳を傾け、寄り添いながら見守り、必要に応じて専門機関へつなげる役割を担う存在です。命の番人とも呼ばれ、社会全体で自殺や心の不調を防ぐために重要な役割を果たしています。
    近年、NPO法人POSSEの調査によると、就職活動時期の大学生の7人に1人が就活うつ状態を経験しており、うつ病は誰にとっても身近な問題といえます。ゲートキーパーは、うつ病患者に寄り添う役割の一つともされています。
    講習会では、麻生飯塚病院リエゾン精神科医師 嘉陽宗臣氏を講師として、身近なサインに気づくための視点や、安心して相談できる関わり方、適切な支援機関へのつなぎ方を学びます。また、参加者が直接質問できる質疑応答の時間も設け、理解をさらに深める機会とします。

    【開催概要】
    日時  :令和7年(2025年)9月17日(水)16:40~18:10
    場所  :近畿大学福岡キャンパス 1号館2階1210講義室
         (福岡県飯塚市柏の森11-6、JR福北ゆたか線「新飯塚駅」からバス約5分)
    参加予定:大学生大学院生 6人、教職員 19人

    【講師プロフィール】
    嘉陽宗臣(かようむねおみ)氏
    麻生飯塚病院 リエゾン精神科 医師
    平成29年(2017年)に九州大学医学部卒業後、浜の町病院にて初期研修。
    平成31年(2019年)に九州大学精神科に入局。
    九州医療センター精神科、九州大学病院精神科、福岡県立精神医療センター、太宰府病院での勤務を経て、令和4年(2024年)4月から飯塚病院リエゾン精神科にて勤務。
    身体合併症をもった精神疾患患者等の診療にあたり、総合病院の精神科医として筑豊地域の精神医療に貢献している。

    【関連リンク】
    産業理工学部
    https://www.kindai.ac.jp/hose/

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