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【大和文化財保存会】平成30年度第1次助成金の贈呈先を決定 ~国宝・当麻寺西塔の修理をはじめ、10件・総額約1千万円を助成します~

 公益財団法人大和文化財保存会(理事長 近鉄グループホールディングス株式会社 代表取締役社長 吉田昌功)は、文化財の修理や復旧などに対する助成を年2回行っており、このたび平成30年度第1次助成金の贈呈先を決定しました。


 今回は、2020年度まで5年をかけて行われている国宝・当麻寺西塔(奈良時代末~平安時代初期)の屋根葺き替えなどの修理、同じく当麻寺に伝わる国宝・綴織当麻曼荼羅図(唐または奈良時代)の修理、県の無形民俗文化財に指定されている「生駒の火祭り」の衣装新調などが助成対象となります。


 なお、贈呈式を9月12日(水)14時から奈良県文化会館1階第2会議室において行います。


 大和文化財保存会は、「奈良県下における国宝その他の諸文化財の保存に関する事業を促進助成し、もって国民文化の向上に寄与する」ことを目的に、近畿日本鉄道株式会社(現 近鉄グループホールディングス株式会社)が創業50周年記念として奈良県に寄付した基金をもとに、1960年(昭和35年)9月に設立されました。“国のまほろば”ともいわれる奈良県において、国や県に協力して、文化財の保護のための活動を続けています。今後も引続き、国宝、重要文化財などの文化財や記念物の修理、復旧などを支援するとともに、文化財の保護に対するみなさまの理解を深め、さらには奈良県の魅力の発信にも役立てるよう努めてまいります。


国宝・当麻寺西塔



国宝・当麻寺西塔の屋根葺き替え工事

1.平成30年度第1次助成金について

(1)助成件数  10件
        (建造物5件、美術工芸品3件、民俗文化財1件、緊急助成1件)
(2)助成総額  10,338千円
(3)対象文化財 ・万法寺本堂(半解体修理)
         ・達磨寺方丈(半解体修理)
         ・当麻寺西塔(屋根葺替等)
         ・中之坊書院(屋根葺替等)
         ・高山八幡宮本殿(解体修理)
         ・当麻寺綴織当麻曼荼羅図(解装修理)
         ・当麻寺乾漆四天王立像ほか1件(クリーニング・剥落止め)
         ・中宮寺木造菩薩半跏像(防災設備改修)
         ・生駒(往馬坐伊古麻都比古神社)の火祭り(衣装新調・道具修理)
         ・史跡等文化財への緊急助成
         ※詳細について

         https://www.atpress.ne.jp/releases/163546/att_163546_2.pdf

2.贈呈式について

(1)日時    2018年9月12日(水)14時から
(2)場所    奈良県文化会館1階第2会議室
(3)出席者   ・助成金贈呈先ご代表
         ・大和文化財保存会

            文化財保存事業運営委員長  名草康之
            (奈良県教育委員会事務局文化財保存課長)
            専務理事 杉本昌弘   
            (近鉄グループホールディングス株式会社広報部部長)

         ※名草委員長から各贈呈先のご代表に目録を交付します。

【参考】公益財団法人大和文化財保存会について

https://www.atpress.ne.jp/releases/163546/att_163546_1.pdf

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