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エリザベス・ハンスコレクション  MOLA(モラ)~パナマの先住民クナ族の衣装と意匠~  たばこと塩の博物館(東京・墨田区)で 2018年9月8日(土)~10月21日(日)開催!

日本初公開を含む、貴重なモラ約70点を展示!

2018.08.22 10:30

たばこと塩の博物館では、2018年9月8日(土)から10月21日(日)まで、エリザベス・ハンスコレクション「MOLA ~パナマの先住民クナ族の衣装と意匠~」展を開催します。


植物のモラブラウス 1960年代 Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


南北アメリカ大陸をつなぐ地峡部に位置するパナマ共和国では、クナ族という先住民が独自の生活様式を守りながら暮らしています。

「モラ」は、元々はクナ語で、クナ族の女性が身につけている民族衣装のブラウスのことを意味します。かぶって着るブラウスの前面と背面の2枚の身ごろには、多重アップリケの手法で、様々な意匠がカラフルに刺繍されています。今では、刺繍そのものも、モラと呼ばれるようになり、欧米を中心にモラを収集している博物館も多くあります。

1962年から77年にかけてパナマに滞在した、アメリカ人のエリザベス・ハンス氏(1924-1993)は、クナ族との交流を通してモラを収集し、一大コレクションを築きました。

今回は、同コレクションより、日本初公開のものも含め、動物や植物をモチーフにしたモラを中心に約70点を展示します。独自の生活を続けるクナ族ならではのデザインや鮮やかな色合い、細かい縫い目など、日本ではなかなか目にする機会のない、貴重なモラの数々を紹介します。



■開催概要

名称  : エリザベス・ハンスコレクション

      「MOLA ~パナマの先住民クナ族の衣装と意匠~」

ヨミ  : エリザベス・ハンスコレクション

      モラパナマノセンジュウミンクナゾクノイショウトイショウ

後援  : 駐日パナマ共和国大使館

会期  : 2018年9月8日(土)~10月21日(日)

主催  : たばこと塩の博物館

会場  : たばこと塩の博物館 2階特別展示室

所在地 : 東京都墨田区横川 1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩8分)

電話  : 03-3622-8801

FAX   : 03-3622-8807

URL   : https://www.jti.co.jp/Culture/museum/

入館料 : 大人・大学生:100円(50円)/満65歳以上の方(要証明書):50円(20円)

      小・中・高校生:50円(20円) ※( )内は20名以上の団体料金

開館時間: 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

休館日 : 月曜日(ただし、9/17、9/24、10/8は開館)、9/18(火)、9/25(火)、10/9(火)



■展示作品の紹介

<植物のモラ>

クナの人々は、植物を食用として、薬として、また、カゴや家の壁などの材料として用いています。モラにも様々な姿の植物が描かれています。


植物のモラ 1950年代~1960年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


植物のモラ 1960年代頃

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


植物のモラ 1960年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


植物のモラ 1940年代後半

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


マラカス(ひょうたん)のモラ 1960年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


<鳥のモラ>

パナマには900種を超える鳥が生息しており、モラのモチーフにも多く見られます。


鳥のモラ 1930年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


鳥のモラ 1940年代後半~1950年代前半

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


鳥のモラ 1940年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


<魚や漁のモラ>

クナ族の住むクナヤラはカリブ海に面しており、海の生き物も重要なモチーフになっています。モラには様々な種類の魚だけではなく、漁のようすも描かれています。


魚のモラ 1950年代~1960年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


漁のようすを描いたモラ 1970年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


<その他のモラ>

イグアナのモラ 1970年代

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.


虹のモラ 1960年代初め

Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.



■展示関連講演会

定員:90名 当日整理券制

会場:3階視聴覚ホール


2018年9月9日(日)

「カリブの自然とモラのデザイン」

講師:Diana Marks(エリザベス・ハンスコレクション 管理者)

*英語での講演です。逐次通訳がつきます。


2018年9月17日(月・祝)

「コーヒー屋が40年かけて集めたモラ ~世界最高のパナマゲイシャコーヒーを飲みながら~」

講師:鈴木 譽志男(日本コーヒー文化学会副会長、サザコーヒー会長)


2018年9月29日(土)

「モラのモチーフはどこにでも ~月と星、船と海の魔物、神話と霊界、チーチャの祭り~」

講師: 宮崎 ツヤ子(NHK文化センター講師、モラ研究家)


2018年9月30日(日)

「青山士(あきら)とパナマ運河 ~パナマ運河建設に貢献した唯一の日本人・土木技師~」

講師:清水 弘幸(荒川知水資料館 アラボラ講座講師)


2018年10月7日(日)

「布貿易と植民地 ~中米にはどんな布が輸入されていたのか?~」

講師:伏見 岳志(慶應義塾大学商学部 准教授)


※ 展示関連イベントはいずれも午後2時から開催。

※ 参加には入館料が必要です。

※ 当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します(配布時に人数分の入館料をいただきます)。


【クレジットについて】

* 画像を使用される場合、1点の掲載の場合は、「Mola from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks. 」を明記してください。

* 記事中、画像を複数枚使用される場合は、1点ずつへのクレジットは不要です。その場合、「Molas from Elisabeth Hans Collection. (c) Diana Marks.」を明記してください。

* 展覧会タイトルあるいは記事中に「エリザベス・ハンスコレクション」を入れていただける場合は、クレジットは「(c) Diana Marks.」のみで結構です。

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