エクイニクス、Equinix Cloud Exchange Fabric(TM)を アジア太平洋に拡張し、デジタルビジネスの成長をサポート

~都市間接続でインターコネクションの需要拡大に対応~

インターコネクションおよびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役 兼 北アジア統轄:古田 敬、以下 エクイニクス)は本日、2018年第3四半期に、Equinix Cloud Exchange Fabric(TM)(以下ECX Fabric(TM))の機能をアジア太平洋全域で展開し、Platform Equinix(R)上においてセキュアで動的なダイレクト接続機能を提供することを発表いたしました。この新しい都市間接続機能により、アジア太平洋のお客様はECX Fabricを導入したオーストラリア(シドニー、メルボルン、パース)、香港、日本(東京、大阪)、シンガポールのあらゆるお客様とオンデマンドで相互接続できるようになります。ほぼリアルタイムでサービスプロバイダーやサプライヤーをはじめとする他の企業との接続が可能となることで、ビジネスの敏捷性や柔軟性をさらに高めることができます。


ソフトウェア・デファインド・ネットワーク(SDN)機能を活用したECX Fabric上において、お客様は一つのポートからECX Fabric上のあらゆるお客様へ、またこの地域のPlatform Equinix上の自社システムへ動的に複数の接続を行うことができます。お客様は事業継続性のためのデータレプリケーションや同期を低コストで実現でき、またクラウドサービスの利用について国境を越えたインスタンス接続により冗長性を確保することが可能となります。



■発表の主なポイント:

●ビジネスのデジタル化が進むにつれて、大手企業におけるプライベートインターコネクション(相互接続)の利用が急速に拡大しています。エクイニクスが発表した市場調査報告書「Global Interconnection Index」( https://www.equinix.co.jp/interconnection-enables-the-digital-economy/ )によれば、企業間のプライベートなデータ交換量の成長はパブリックインターネットのそれを上回っており、2020年までに成長率は約2倍、データ量としてはグローバルIPトラフィックの約6倍となると予測されます。同期間中、アジア太平洋地域において、帯域容量は年平均46%のペースで成長し、2020年には1,120Tbpsに達し、全世界のインターコネクション帯域の4分の1近く(22%)にまで拡大すると予測されます。


●世界の大手企業のビジネスモデルがデジタルに移行する中、デジタルサプライチェーンにおける主要なビジネスパートナーやお客様とのインターコネクションは日々重要性を増しています。お客様はインターコネクションによりパブリックインターネットやWANを経由することなく、クラウドサービスプロバイダー、戦略的ビジネスパートナー、またSaaSプロバイダーといったあらゆる対象へ、シームレスかつオンデマンド、ダイレクトかつプライベートな接続を仮想的に実現できます。これによりお客様は、アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、遅延を減らし、セキュリティを強化し、ネットワークのコントロールと可視性を向上することができます。


●インターコネクションの帯域需要が増大する中、ECX Fabricは以下の点から企業のデジタルトランスフォーメーションを加速します。


・マルチクラウドおよびハイブリッドクラウドの接続性: ECX Fabricのお客様はオーストラリア、香港、日本、シンガポールにおいてAlibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud, Microsoft Azure、Oracle Cloudをはじめとする主要サービスプロバイダーやSAPを含むSaaSプロバイダーとの接続を迅速に行うことができます。ナビゲーション機能の備わった簡単で使いやすいポータルサイトにより、さまざまな拠点において複数のクラウドとの直接接続を容易に実現します。


・事業継続性:ECX Fabricのお客様は、今回発表された地域内における他の拠点のECX Fabricとの接続をほぼリアルタイムで容易に設定することができるため、アーキテクチャーの可用性を高める戦略が可能となります。ITサービスプロバイダーとの冗長接続も可用性の向上に役立ち、ビジネスの敏捷性をさらに高めることができます。


・分散されたインフラストラクチャーを接続: ECX Fabricのお客様は、複数の都市にまたがって分散している自社のインフラストラクチャーを容易かつ安全にエクイニクス・プラットフォーム上で接続できます。アプリケーションやデータをユーザーに近い場所に配置することで、パフォーマンスを向上させることができます。


・すべての人を“つなぐ”:ECX Fabricのお客様は、エクイニクスのエコシステム内で、パートナーやベンダー、エンドユーザーと簡単にオンデマンドのプライベート接続を確立できます。これにより、効率性を高めると同時に、高品質なデジタルエクスペリエンスを経験できます。



●エクイニクスは、本ECX Fabric により、データセンターとクラウド業界で最も権威あるイベントの1つである「Datacloud Asia Awards 2018(データクラウドアジアアワード2018)」で「Excellence in Cloud Service Award Asia(クラウドサービスアワードアジア優秀賞)」を獲得し、「Cloud Leader of the Year(年間最優秀クラウドリーダー)」に選出されました。


●ECX Fabricの新機能は、現在、アジア太平洋に加え、アムステルダム、アトランタ、シカゴ、カルペパー、ダラス、デンバー、ダブリン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ヘルシンキ、ロンドン、ロサンゼルス、マンチェスター、マイアミ、ミラノ、ミュンヘン、ニューヨーク、パリ、サンパウロ、シアトル、シリコンバレー、ストックホルム、トロント、ワシントンD.C.、チューリッヒなど、北米およびヨーロッパ地域のすべての ECX Fabric 拠点間で利用可能です。


●現在、ECX Fabric上には、Alibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azure、Salesforce、SAPそしてServiceNowといった世界最大級の企業やクラウドサービスプロバイダー、SaaSプロバイダーを含む1,000社以上の企業が参加しています。



■コメント

・IDC IoT部門アジア太平洋担当アソシエイトバイスプレジデント ヒュー・アジヘージー(Hugh Ujhazy)氏

「クラウドやモビリティ、IoT、アナリティクスなど第3のプラットフォームの導入が企業のデジタルトランスフォーメーションを加速しています。企業は継続的発展のため、お客様やパートナーの場所を問わず、自身のサービスやビジネスを遂行しなくてはなりません。データセンターコロケーション市場はこうした需要に対応するために今後も進化し続けるでしょう。エクイニクスが発表した最新のEquinix Cloud Exchange Fabricは単一の統合プラットフォーム上でどこからでも世界中のあらゆるポイント・オブ・プレゼンス(POP)にアクセスでき、インターコネクションの重要性をさらに高めます」


・エクイニクス アジア太平洋地域 プレジデント サミュエル・リー(Samuel Lee)

「現在のデジタル時代においては、企業は俊敏かつ革新的で顧客中心にビジネスを展開しなければなりません。そのためには顧客の要件の変化に素早く対応できる接続性やデータモデルの利点を活用する必要があります。ECX Fabricによって、ユーザーは単一の接続を通じて世界中に接続でき、誰でもオンデマンドで発見してリーチできるようになり、デジタルの未来において成功するために必要なあらゆるものを手に入れることができます」


・エクイニクス・ジャパン株式会社 代表取締役 古田 敬

「今年5月にECX Fabricによる東京、大阪間の接続サービスが開始したことに続き、今回アジア太平洋地域の都市にサービスが拡張されることは、ビジネス拠点としてますます重要となる同地域における日本企業やグローバル企業のビジネス成長を強く支援するものです。日本のお客様は、高度な物理的セキュリティとデジタルセキュリティが組み合わされたダイレクトなインターコネクションにより、アジア太平洋地域の自社設備、ビジネスパートナーやエンドユーザーと、簡易かつ迅速につながることができます。この様な、インターコネクション機能を深化させるサービスの拡張を通して、お客様のビジネス展開の加速に貢献できることをとても喜ばしく思います」



■関連資料

・ECX Fabric Datasheet [WEBサイト]

https://www.equinix.co.jp/resources/data-sheets/equinix-cloud-exchange/


・Maverick Research -- The Edge Will Eat the Cloud[ガートナーレポート]

https://www.equinix.co.jp/resources/analyst-reports/gartner-the-edge-will-eat-the-cloud/


・Colocation-Based Interconnection Will Serve as the 'Glue' for Advanced Digital Business Applications[ガートナーレポート]

https://www.equinix.co.jp/digital-edge/analyst-reports/colocation-based-interconnection/


・The Platform Equinix Vision -- Build Here, and Go Anywhere [エクイニクスペーパー]

https://www.equinix.co.jp/resources/infopapers/platform-equinix-vision-paper/


・Datacloud Asia Award 2018 [WEBサイト]

http://www.datacloudasia.com/media-centre/data-center-and-cloud-industry-honors-year%E2%80%99s-outstanding-individuals-and-businesses



■エクイニクスについて

Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をそのお客様、従業員、パートナーに接続しています。現在、世界52都市、5大陸に渡って企業が新たな機会を創出し、ビジネス、IT、クラウド戦略を加速するための場所を提供しています。

https://www.equinix.co.jp/



■将来の見通しに関する記述について

本ニュースリリースには、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。こうした将来の見通しに関する記述において言及されている予測と実際にもたらされる結果との間には、大幅な相違が生じる場合があります。そのような相違を生じさせる要因としては、IBXセンターの取得、運営および建設上の問題、Equinixのサービスに関する開発、設置、および提供上の問題、既に買収しており、または今後買収する予定の企業との統合に関連して発生する想定外の費用または問題、新たに開設ないし取得したデータセンターにおけるお客様からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要お客様とのビジネスにおける損失あるいは減退、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。

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