ソーリン小児用人工肺　D101 KIDS(キッズ)の国内販売を8月1日より開始

ソーリン・グループの日本法人であるソーリン・グループ株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役社長：杉山 純男)は、ソーリン・グループ・イタリア社製の小児用人工肺『ディデェコ小児用人工肺　D101 KIDS』の日本における薬事承認を取得し、8月1日より販売を開始いたしました。

ディデェコ小児用人工肺(D101 KIDS)

詳細： http://www.sorin.co.jp/products2009

ソーリン・グループは人工肺ビジネス、特に新生児・小児用人工肺の分野において25年以上の経験と50万症例以上の臨床実績を持ち、世界的なリーディング・カンパニーとして、現在に至っております。

『D101 KIDS 人工肺』は、2008年に新生児専用として上市された「D100 KIDS 人工肺」のファミリーとして、血液の接触面積低減に注力し、できる限り接触面積を減らすことによって血液の活性化やダメージの抑制を目的に、プライミングボリュームを87mLに抑えながら血流量2.5L/minの性能を有した人工肺です。これら2種類の人工肺をご用意することで、より幅広い小児領域の患者に対応できる製品ラインナップとなりました。

さらに、血液が接触する面全体は、生体内の血管内皮表面を覆っているリン脂質と類似した構造を持つ高分子ポリマー「リン脂質ポリマー」でコーティングされています。「リン脂質ポリマー」は、たんぱく質の吸着をはじめとする血液の異物反応を制御する特性を持っています。

これらの特徴は、小児開心術症例における安全水準の向上に寄与し、患者の皆様、ならびに医療機関の皆様に大きな便益をもたらします。


販売名　　　　　：ディデェコ小児用人工肺
医療機器承認番号：22000BZI00008000


【人工肺とは】

人工肺は、心臓や大きな血管の手術など、心臓の動きを止めて手術を行う場合に、生体肺の代替えとして体中の血液から二酸化炭素を除去し、酸素を付加する医療機器です。


【ソーリン・グループについて】

ソーリン・グループはミラノ(イタリア)に本社を置き、カーディオ・パルモナリー(人工心肺)、ハート・バルブ(人工心臓弁)、カーディアック・リズム・マネージメント(CRM)の分野でヨーロッパを代表する医療機器メーカーです。
毎年80ヶ国以上で、100万人以上の患者がソーリン・グループの医療機器による治療を受けており、2009年の売上高は6億8,900万ユーロ(約950億円）、従業員数は約3,600名です。また、2004年1月にミラノ証券取引所に株式を上場しています。


【製品に関するお問合わせ先】

ソーリン・グループ株式会社　マーケティング本部
TEL　： 03-3595-7630
FAX　： 03-3595-7631
URL　： http://www.sorin.co.jp