【妊婦さん必見】でもレチノール化粧品は使える?使用のリスクと対策を医学博士が解説

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    2025年12月4日 10:00

    「レチノール化粧品は妊婦にNG?」

    スキンケアで注目されるレチノールはビタミンAの一種で、妊婦が化粧品で使用してもよいのか気になる人も多いです。

    本記事では、塗布による影響や安全性について、医学博士がわかりやすく解説していきます。

    解説:医学博士 高岡(セラミド化粧品 シェルシュール開発者)

    妊婦とビタミンA:過剰摂取の危険性

    ビタミンAは胎児に必要な栄養素です。

    ただし脂溶性で体内に蓄積しやすく、過剰摂取は先天異常のリスクが報告されています。

    ビタミンA誘導体であるレチノール化粧品の塗布の影響は?

    「レチノール」という成分はビタミンAの誘導体です。

    ビタミンA誘導体のレチノールを配合した化粧品の塗布と、ビタミンAの過剰摂取はどう関係するのでしょうか。

    以下で、順を追って解説していきます。

    配合濃度と肌への影響

    レチノールは敏感肌で少し刺激を与えることがあります。

    化粧品では作用が緩やかな濃度で配合されることが一般的です。

    皮膚からの吸収について

    化粧品としてビタミンA誘導体であるレチノールを肌に塗ると、ビタミンAの経皮吸収の可能性があります。

    ただし、食事による摂取と比べ、化粧品からの吸収量を示すデータはなく、実際にはごく微量と考えられます。

    したがって「絶対に使ってはいけない」レベルではないと考えられます。

    個人差でリスクは変わる:注意すべきポイントとは

    食事でのビタミンA摂取量は人それぞれなので、レチノール化粧品使用のリスクがゼロとは言えません。

    例えば、食事で大量にうなぎを食べてビタミンAを多く摂っている人は、化粧品からの微量な経皮吸収でも問題になる可能性があります。

    個々の状況が違う以上、「大丈夫」と断言はできませんが、万一の後悔を避けるため、気になる場合は使用を控えるか、産婦人科医に相談することをおすすめします。

    まとめ:ビタミンA過剰摂取の基準はどこ?

    赤ちゃんのためにもビタミンAは必要です。全く摂らないのも良くありません。

    女性の1日の推奨量は約650〜700 µg RAEで、リスクが高まる上限は「2700 µg RAE」とされています。

    例えば、
    ・鶏レバー10g:レチノール約1400 µg
    ・うなぎ100g:レチノール約1500 µg
    含まれます。

    これらは1回で推奨量を軽く超えることがあります。
    問題は1回だけの過剰摂取ではなく、連続して摂り続け体内に蓄積されることです。

    食べ過ぎたら当分ビタミンAを多く含む食品を控えたり、スキンケアでもレチノール化粧品の使用を控えてるなどして調整するとよいですね。

    レチノールについてさらに詳しく知りたい方は【敏感肌ナビ】を見てみてくださいね。

    創業者/開発者 髙岡 幸二
    大阪府出身。神戸大学卒。医学博士。
    元神戸大学バイオシグナル研究員。
    元奈良女子大学非常勤講師・バイオテクノロジーの研究員。
    化粧品・健康食品の開発。
    2024年10月に、サンエス石膏株式会社のグループに参画。

    会社名   :有限会社DSR
    代表者  :宮竹 二郎
    本社所在地 :大阪府吹田市江坂町1-23-101大同生命江坂ビル13階
    設立   :2002年12月4日
    事業内容 :化粧品の開発、製造、販売
    資本金  :300万円
    URL   :https://dsr-skincare.jp/

    敏感肌ナビ
    敏感肌,脂漏性皮膚炎,酒さ,ニキビのスキンケア情報を発信
    https://dsr-skincare.jp/blog/

    DSRオンラインショップ
    敏感肌のためのセラミド化粧品「シェルシュール」、敏感肌がときめくセラミド化粧品「ノーブルヒル」の2つの自社ブランドを販売
    https://www.dsr-co.jp/

    【DSR公式Amazonストア】
    シェルシュールやノーブルヒルの一部商品を取り扱い
    https://www.amazon.co.jp/stores/page/B3C6F6FF-A393-4A53-811D-8FB66F5A0AAA

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