ビーマー社、自動運転開発向け「Blueprint」を発表
機械学習モデルの精度を維持しながら映像データ圧縮を評価・導入するための専門サービスを提供
2026年7月31日 ― ジャパン・トゥエンティワン株式会社(以下J21)は、ビデオ最適化技術のリーディングカンパニーであるBeamr Imaging Ltd.(NASDAQ:BMR、本社:イスラエル、以下ビーマー社)が、自動運転(AV)開発チーム向けの新サービス「Beamr Blueprint」を発表したことをお知らせします(※1)。
Blueprintは、自動運転システムで利用される映像データに対し、機械学習(ML)モデルの性能を維持しながら安全に適用可能な圧縮方式を検証し、導入計画として提供する専門サービスです。すでにグローバルな自動運転プロジェクトにおいて導入が開始されています
背景:急増する自動運転向け映像データへの対応が課題に
自動運転システムの開発では、実車走行およびシミュレーション環境から取得される膨大な映像データが利用されています。業界ではデータ量が年々増加しており、数十ペタバイトから数百ペタバイト規模のデータセットの保存・管理が開発コストや運用負荷の増大につながっています。車載レコーダーでは、数時間のテスト走行で大容量ストレージが埋まるケースもあります。
こうした環境下で映像圧縮は不可欠な技術となっていますが、自動運転システムは企業ごとに異なるパイプラインやAIモデルを採用しているため、圧縮による影響を検証する共通の評価基準が十分に確立されていません。そのため、圧縮によるコスト削減効果と機械学習モデルへの影響を両立させながら導入判断を行うことが課題となっています。
技術概要:自社環境でMLセーフな圧縮方式を検証する「Blueprint」
Blueprintは、自動運転開発チームが保有する映像データ、AIモデル、開発ワークフローを対象に、ビーマー社の専門チームが映像圧縮の適用可能性を評価するサービスです。
Blueprintでは以下のようなプロセスで検証を実施します。
・車載カメラによる映像取得からクラウド保存、AI学習環境まで含めた映像データパイプラインを分析
・顧客が利用する実データおよび機械学習モデルを用いて圧縮技術を評価
・損失圧縮および可逆圧縮の適用可能領域を特定
・ストレージ、ネットワーク、演算コスト削減効果を検証
・AIモデル精度への影響を測定し、導入ロードマップとして提供
これにより開発チームは、自社環境に適した圧縮戦略を迅速に策定し、映像データ管理に伴うコスト削減や開発効率向上を図ることが可能になります。
既存エコシステムとの連携も推進
ビーマー社は、自動運転開発向けソフトウェア基盤との連携を進めています。2026年7月には、dSPACEグループのIntempora社が提供する「RTMaps AI Store」にビーマー社の技術が採用されました(※2)。またBlueprintについてもパートナー企業を通じて提供が予定されています。
検証実績
ビーマー社はこれまで、自動運転パイプラインにおけるMLセーフ映像圧縮のベンチマーク結果を公開しています。同社のCABR(Content-Adaptive Bitrate)技術は、映像品質と機械学習性能の維持を前提に、ストレージ、ネットワーク、および計算資源の利用量を最大50%削減できることを示しています。さらに物体検出評価では、平均適合率(mAP)の差分が2%未満に抑えられ、モデル性能への影響が限定的であることが報告されています。
J21では、今後もビーマー社の革新的な技術を国内企業の皆様に安心してご利用いただけるよう、支援を続けてまいります。
ビーマー社製品Web:https://www.japan21.co.jp/products/beamr/
EC・ソフトウェア事業Web:https://www.japan21.co.jp/products/#ec-software
ビーマー社(Beamr Imaging, LTD.)について
イスラエルのヘルツェリアに本拠を置くNASDAQ上場企業で、コンテンツアダプティブビデオソリューションの世界的リーダーです。「テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞2021」や「Seagate Lyve Innovator of the Year 2021」を受賞、53件もの関連する取得特許に裏付けられた同社の軽量化技術は、視覚的品質を維持したまま最大50%のビットレート削減を可能にします。
Web:https://www.beamr.com
ジャパン・トゥエンティワン株式会社について
1992年9月に創業し、世界中のイノベーション商材を通して社会課題を解決することを理念に掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業とパートナーシップを結び、日本市場における技術や製品のビジネス開発と販売を行っています。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」などがあります。「モビリ ティ事業」「スマートインフラ事業」「EC・ソフトウェア事業」「ヘルスケア事業」の4つを事業領域として展開しています。
お問い合わせ先
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京本社:東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
Tel:03-6775-7450
E-mail:beamr@japan21.co.jp
Web:https://www.japan21.co.jp/products/beamr/
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

























