日本初 集団訴訟プラットフォーム「enjin(円陣)」のベー...

日本初 集団訴訟プラットフォーム 「enjin(円陣)」のベータ版提供開始 ~アドバイザーに中川 素充弁護士 就任、 シードラウンドで6,000万円の資金調達を実施~

株式会社ClassAction(読み:クラスアクション、本社:東京都港区、代表取締役CEO/弁護士:伊澤 文平、以下 当社)は、集団訴訟を提起したい被害者と弁護士をつなぐ日本初(※1)のリーガルテックサービス「enjin(円陣)」のベータ版を2018年5月21日にリリースいたします。

(※1) 当社調べ(2018年5月8日現在)


enjin(円陣)


また、500 Startups Japan(代表:James Riney)及び個人投資家を引受先とする、6,000万円の資金調達を実施し、加えて東京弁護士会消費者問題特別委員会の委員などを歴任し、様々な集団訴訟に取り組んできた中川 素充弁護士がアドバイザーに就任しました。今後は、調達した資金をもとに、集団訴訟に関するコンテンツ制作や、サービス開発・運営体制の強化を進めてまいります。


enjin(円陣): https://enjin-classaction.com/



■開発の背景(代表 伊澤 文平)

当社代表が弁護士として活動する中で、被害者の被害額よりも弁護士費用の方が高くなってしまうために、依頼を受けることができないなどの歯がゆい経験から、enjinは誕生しました。例えば、消費者被害だけでも年間約4.8兆円(※2)の被害額が出ていますが、30万円程度までの少額被害の方の多くは泣き寝入りしているのが現状です。


enjinでは、多数の被害者を集め、「集団訴訟」の形にすることで、一人あたりが負担する弁護士費用を軽減することができます。それにより今まで、泣き寝入りしていた被害者の方を救い、表に出なかった事件を顕在化させることができます。


被害者と弁護士が「円陣」を組み、権力や圧力に屈することなく、正しいことを正しいと主張できる世の中にするための「原動力(エンジン)」となることが我々のミッションです。

世の中には人生を変えるような様々な被害から、苦しみ・悩んでいる方が大勢います。

その辛い想いを解決する土壌が日本ではまだ整っていません。enjinは、そういった被害者の方に対して、より集団訴訟に参加しやすい場を提供し、被害者が救われる社会を作りたいと考えています。



■サービスの特徴

<enjinの機能>

(1) 集団訴訟プロジェクトの立ち上げ機能

(2) 弁護士の登録機能

(3) 支援者の寄付機能(2018年6月予定)

(4) 集団訴訟事務やコミュニケーションの円滑化機能(2018年9月予定)



enjinは、被害者が集団訴訟のプロジェクトを立ち上げ、同様の被害に遭われた方を募ることができます。一定数の被害者が集まった段階で、enjinに登録されている弁護士と弁護団を形成することができます。その後は、弁護士主導で裁判外、裁判内での解決を目指していきます。集団訴訟においては、被害者が多数いるという特性から、事務手続やコミュニケーションが煩雑になります。enjinは集団訴訟の進行を円滑にするようなシステムの提供も検討しています(2018年9月予定)。また、被害を受けられた方の支援を厚くするために支援者による寄付機能も導入予定です(2018年6月予定)。



■enjinを利用することには下記のメリットがあります。

(1) 事件化できる可能性を高められる

現状、被害額よりも弁護士費用の方が高くなってしまい、泣き寝入りしている事件が多数あります。enjinにより集団化することで、一人あたりの弁護士費用が軽減され、表に出なかった事件を顕在化させることができます。


(2) 加害者への抑止力となる

現状、被害に遭ったとしても、費用倒れで事件化できなかったり、事件化したとしても集団化できずに加害者と対等に交渉できないことが多々あります。そのような状況を放置することで、被害がより助長されています。enjinにより、事件を顕在化させ、加害者と対等に交渉できる弁護団を形成することで、加害者への抑止力となります。


(3) 解決可能性を高められる

enjinにより、弁護団を形成することで、加害者に対して強い交渉力を持つことができます。また、集団化することで、多くの被害者から証拠を集めたり、調査費をかけることができる可能性もあります。そのことで、より交渉上有利な材料を集めることができ、事件解決の可能性を高めることができます。


(4) 社会を動かせる

個別に弁護士へ依頼しても、メディアなどに取り上げられることは少なく、社会を動かすほどの影響を与えるということは困難です。enjinを通じて、被害者の方が「集団訴訟」という形で多く集まれば、社会からの注目を集めやすく、メディアにも大きく取り上げてもらえる可能性が高くなります。そうすれば、個別で依頼した場合では実現できなかった、社会を動かすようなムーブメントを起こすことができます。



■アドバイザーに中川 素充弁護士就任

enjinのアドバイザーに中川 素充弁護士が就任したことを発表致します。中川氏は多数の弁護団事件を担当した経験があり、enjinがより集団訴訟の実務にそくした形で運営できるようアドバイザーの立場で協力いただきます。


<中川 素充弁護士の略歴>

東京大学法学部卒業後、弁護士登録。オアシス法律事務所の代表弁護士を務める。下記、担当した弁護団事件。

福島原発被害首都圏弁護団、薬害肝炎東京弁護団、全国安愚楽牧場被害対策弁護団、預貯金過誤払被害対策弁護団、平成電電被害対策弁護団ほか。



【会社概要】

会社名: 株式会社クラスアクション

所在地: 東京都港区南青山1-2-6 ラティス青山スクエア2F

代表者: 伊澤 文平(弁護士)

設立 : 2017年11月

URL  : https://legal-classaction.com/



(※2) 2016年消費者庁調べ

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/research_report/estimate_trouble_003/pdf/estimate_trouble_160628_0001.pdf

カテゴリ:
サービス
ジャンル:
金融 法律(国内) ビジネス全般
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