シニアパート・アルバイト積極採用企業ランキングを発表人手不足...

シニアパート・アルバイト積極採用企業ランキングを発表 人手不足が深刻なサービス業関連の企業がランクイン

~求人検索エンジン「スタンバイ」による求人動向調査~

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:南 壮一郎 以下、ビズリーチ)が運営する求人検索エンジン「スタンバイ」は、「スタンバイ シニアパート・アルバイト積極採用企業ランキング(2018年2月)」を発表します。東日本と西日本(注1)に分けて調査したところ、東日本の第1位は警備会社の株式会社オリエンタル警備、西日本の第1位は飲食店を運営する株式会社穂波でした。東西のベスト15には、交通誘導や駐車場・施設などの警備、スーパーの調理加工やレジ打ち、飲食店のキッチンや接客、量販店やコンビニエンスストアの店舗スタッフ、塾講師、家事代行など、人手不足が深刻なサービス業がランクインし、シニアの力を必要としていることがわかりました。このランキングは、2018年2月に同サイトにパート・アルバイトの求人(231万件)が掲載されている企業を対象に、掲載している求人のタイトルまたは本文に「シニア」というキーワードを含む求人が多い企業を算出し(注2)ランキングにしています。※本調査の結果や画像を引用する際は「スタンバイ調べ」とご記載ください。



有効求人倍率が8倍超の警備会社4社がランクイン

2018年2月の有効求人倍率を見ると、全職業平均1.51倍に対して、警備員などの「保安の職業」は8倍超(注3)で、警備員不足が深刻化しています。また、「スタンバイ」が2016年9月に調査した前回の結果(注4)では警備会社の東西上位15位までのランクインは2社だったのに対し、今回は4社がランクインし、シニアの力が求められていることがわかります。主な仕事内容は交通誘導、駐車場・施設の警備です。(東1位:オリエンタル警備、東4位:サンエス警備保障、東9位:シンテイ警備、東13位:MSK)

 

スーパー5社がランクイン:各社がパート従業員の定年を65歳から70歳に引き上げ

ランキングには、スーパーを運営する5社がランクインしました。主な仕事内容は、スーパーの調理加工、レジ打ち、品出しなどです。イトーヨーカ堂(東2位)は、2017年にパート従業員の定年を65歳から70歳に延長、ライフコーポレーション(西2位)は、2016年から優秀で健康なパート従業員を対象に70歳以上でも雇用できるようにしました。またマックスバリュ西日本(西4位)は、2016年にパート社員の雇用年齢の上限を65歳から70歳に引き上げ、シニアを積極活用しています。

(東2位:イトーヨーカ堂、西2位:ライフコーポレーション、西4位:マックスバリュ西日本、西5位:大阪屋ショップ、西8位:バロー)

 

人手不足の深刻な飲食店8社がランクイン

人手不足が深刻な飲食店を運営する企業は8社がランクインしました。主な仕事内容は、キッチン、接客、清掃、食品製造・加工です。すかいらーく(東10位・西12位)が2015年から定年を65歳まで延長し、パート・アルバイトなどを含む全従業員を対象に65歳から70歳までの再雇用制度を新設するなど、人材不足が深刻化している飲食店では、積極的にシニアを活用しています。

(西1位:穂波〔穂波などを運営〕、東3位:松屋フーズ、西3位:コムライン〔魚魚丸などを運営〕、西7位:吉野家ホールディングス、東10位・西12位:すかいらーく、東11位:日本KFCホールディングス、西13位:トリドールホールディングス〔丸亀製麺などを運営〕、西14位:くらコーポレーション〔無添くら寿司などを運営〕)

 

■コンビニエンスストアや量販店6社がランクイン:セミセルフレジを導入する企業も

コンビニエンスストアや量販店などからは6社がランクインしました。主な仕事内容は、レジや品出しなどです。ミニストップ(西6位・東7位)は、2017年からセミセルフレジ(商品登録と袋詰めは従業員が行い、精算と釣り銭の受け取りを顧客が行うもの)を導入し、シニアが働きやすくしています。それまでは、一人の従業員がレジを含め何でもできる体制を目指していましたが、シニアにとってレジ業務は難しい業務であることが多く、ミニストップはセミセルフレジを導入することで、レジ専任スタッフ、品出し専任スタッフ、店内調理専任スタッフといった役割分担を進め、シニアスタッフを積極採用しています。また、ドン・キホーテ(西11位・東15位)は、2014年から60歳以上の早朝勤務パートスタッフ「ライジングクルー」を約2,000人募集すると発表し、シニアを積極採用しています。

(東5位:ビックカメラ、東6位:セコマ、西6位・東7位:ミニストップ、西9位・東14位:ローソン、西11位・東15位:ドン・キホーテ、西15位:ファミリーマート)

 

■いままでの経験を活かすことができる塾講師1社がランクイン

小中高生を対象に明光義塾を展開する明光ネットワークジャパン(東8位)では、採用サイトにシニア向けの特設ページを設け、シニア塾講師の事例を紹介しています。「多くのシニア塾講師が活躍しています。いままでの経験を活かすことができ、生徒の成長に寄り添えるやりがいの大きい仕事です。長く続けることで、より多くの喜びが味わえます」とし、シニアを積極採用しています。

(東8位:明光ネットワークジャパン)

 

■ベテランの主婦力を生かせる家事代行がランクイン

家事代行サービスの市場規模は2012年度の980億円から、将来的には約6倍にあたる6,000億円まで成長すると推計(注5)されており、市場の拡大に伴い、各社が人員を増強しているため、家事のプロである主婦が必要とされています。このようななか、ベアーズ(東12位)はベテラン主婦であるシニアの主婦を積極採用しています。(東12位:ベアーズ)


■シニア採用のメリット:「豊かな人生経験を生かせる」「職場の活性化」

1.  豊かな人生経験やノウハウを生かすことで企業競争力を向上

シニアがこれまで培ってきた豊かな人生経験、ノウハウや能力を生かすことにより、企業は競争力を高められます。たとえば、接客の仕事であれば、シニアの従業員がお客様と積極的に会話したり、お客様に合わせた接客をしたりといったことがよく見られます。

 

2.  意欲的に働くシニアが職場を活性化

内閣府が現在仕事をしている高齢者に実施した調査によると、約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答し、「70歳くらいまで」とそれ以上との回答を合計すると約8割が高齢期にも高い就業意欲を持っている様子がうかがえます(注6)。このようにシニアが意欲的に働く姿を見て、従業員のモチベーションも向上し、職場が活性化します。

 

3.  柔軟に働けるシニアが人材を確保しにくい時間を補完

シニアを積極採用する企業の求人の多くは、シニアでも無理なく働き続けられるよう、「1日3時間」「週3回」など無理のない勤務スタイルをうたっています。時間に余裕のあるシニアが多いため、学生や主婦を確保しにくい朝の時間帯でも高齢者なら活躍できるなど、柔軟な働き方が可能であり、企業は多様な人材から効率的に能力を引き出すことができます。

 

■働くシニアのメリット:社会との接点、健康維持など

一方、働くシニアにとっては、自宅にこもらずに社会と接点を持ち、人と接することでやりがいを感じることができる、体を動かすことで健康を維持できるなどのメリットがあります。



注1 東日本と西日本の定義については小学館「デジタル大辞泉」を参照

東日本:

https://kotobank.jp/word/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC-608715#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

西日本:

https://kotobank.jp/word/%E8%A5%BF%E6%97%A5%E6%9C%AC-591693#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88

 

注2 調査概要

・調査日:2018年2月28日

・調査方法:スタンバイ上で求人が500件以上掲載されている企業を対象に、掲載している求人のタイトルまたは本文に「シニア」というキーワードを含むパート・アルバイト求人が多い企業を、オープンソースの分散型検索および分析エンジン「Elasticsearch」の集計機能によりJLHスコアで算出し、「シニアパート・アルバイト積極採用企業」としてランキングにしています。

・集計対象:スタンバイ上のパート・アルバイト求人のタイトルまたは本文に「シニア」という単語が一つでも含まれる求人をカウント(1求人1カウント)しています。

 

注3 厚生労働省「一般職業紹介状況(平成30年2月分)について」

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000198912.html

 

注4 求人検索エンジン「スタンバイ」調査「東西エリア別・シニアアルバイトの積極採用企業ランキング」(2016年9月)

https://jp.stanby.com/media/senior-parttimejob2016/

 

注5 経済産業省「家事支援サービスについて」(2014年)

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/bunka/koyou/dai7/siryou8.pdf

 

注6 内閣府「平成29年版高齢社会白書(全体版)」

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_2_4.html


■求人検索エンジン「スタンバイ」

「スタンバイ」は、正社員、アルバイト・パート、派遣社員など、国内の全業種・全職種・全雇用形態を対象に、職種・業種などの「キーワード」や「勤務地」を指定し、複数の求人情報サイト、企業サイト、ハローワーク等の800万件以上の求人を一括で検索できるサービスです。全雇用形態を対象にしているため、自分に合った仕事を効率的に探せます。参照URL:https://jp.stanby.com/



サービス名:スタンバイ

URL:

パソコン/スマートフォン    ブラウザ版 https://jp.stanby.com/

アプリ(iOS)版 https://goo.gl/aNpJrP

アプリ(Android)版 https://goo.gl/xfJ4sy


ダウンロード方法:

・iOS版:「App Store」を選択→「スタンバイ」を検索

・Android版:「Google Play」を選択→「スタンバイ」を検索


対応機種:

<アプリ>

・iOS版:iOS 9.0以降    

・Android版:Android 4.1以降


<ブラウザ版>

・Microsoft    Edge(最新)、Internet Explorer 10以上、Apple Safari(最新)、Mozilla Firefox(最新)、Google Chrome(最新)


配信地域:日本

対応言語:日本語

利用料金:無料



■株式会社ビズリーチについて

「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャー。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は1,162名(2018年4月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、若手社員のためのレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」、AI技術を活用した戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」などを展開。参照URL:https://www.bizreach.co.jp/


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