Zコーポレーション、低コストでプラスチック製機能部品を造形する ラピッド・プロトタイピング機器『ZBuilder Ultra』を発表

アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイム(2010年5月18日) Zコーポレーションは本日、エンジニアリング設計確認、製品開発におけるハイエンド機能試作部品を、他社製品比 3分の1という低価格で実現したラピッド・プロトタイピング機器『ZBuilder(R) Ultra』をリリース致しました。 光造形機器と比較し僅かな価格にもかかわらず、『ZBuilder Ultra』では、Perfectry(R) RPソフトウェアに3D CADデータをインポートするだけで、射出成型品のもつ精度・素材特性・ディティールや表面仕上げに匹敵する特性を兼ね備えた、耐久性のあるプラスチックモデルを造形します。 これにより、設計者は全面的な製造にとりかかる前にデザインの形状や嵌合、機能を評価することが可能になり、高い費用を要する製造機械設備の修正を削減し、生産にかかる時間を短縮することができるようになります。 【『ZBuilder Ultra』のしくみ】 『ZBuilder Ultra』は、高解像度のデジタル光プロセッサ(DLP) プロジェクタを使用し、液体フォトポリマーを固化させることで3Dモデルを造形します。 ■主なメリット ●デジタル CADデータから正確にモデルを作製 　・精度：+/- 0.2mm (0.008インチ ※)以内 　・反復率のための高精度光学および動作システムを搭載 　・Z方向にのみ動作する革新的プロセス ●本当のプラスチック機能部品を造形 　・最終製品に匹敵する素材特性を実現 　　- 高い強度と靭性 　　- 配置に依存しない一貫性 ●カミソリ刃のような肉薄形状や、シャープなディティールも表現 　・最小表現サイズ: 138μm (0.005インチ) 　・最高解像度DLPエンジンによるX/Y解像度 ●スーパースムース表面仕上げ 　・射出成型品のようなモデル 　・各ボクセル(3Dピクセル)を正確にコントロール 　・「段差」なし ●時間短縮 　・他のRPシステム比2倍の造形スピード 　・翌日にデザインを確認 　・造形スピードは、同一造形エリア内に配置するモデル数に依存しない ●造形サイズ： 260×160×190 mm (10.2×6.3×7.5インチ) ※基本値(形状やモデル配置、造形パラメータやプロセス)によって多少異なる場合があります。 【Zコーポレーション製品ラインアップにおけるZBuilderの位置づけ】 Zコーポレーション社製品は現在、コンセプトや詳細デザインの設計、試験、デザイン評価まで製品開発プロセス全般に及びます。そのインクジェット3Dプリンタやモバイル型3Dレーザースキャナに加え、Zコーポレーション社製品は、製品設計サイクルを短縮、コミュニケーションを改善して協同作業を促し、解決に高いコストを要するミスを削減するのに役立ちます。 世界各国に及ぶ販売代理店網により、Zコーポレーションはこれらすべての段階において、統合的な販売、サービス／サポートを提供します。 Zコーポレーション CEOのJohn Kawola氏は、ZBuilderについて 「ZBuilderは弊社の理想的な新製品ラインと言えます。同製品のリリースによってユーザは製品開発の全段階を合理化できるようになります。」 「スピード、低コストと視覚的な訴求力が必要とされるコンセプトや中流過程におけるモデリングには、業界において最速の造形スピードと唯一フルカラー機能を持つ3DプリンタであるZPrinterが適しています。また、最終デザイン評価のためにモデルの素材特性が重要とされる場合には、手頃な価格で射出注型品に匹敵するモデルを造形できるZBuilderが最適です。つまり、設計者に対して最高のデザイン技術のためのソリューション全てを弊社製品ラインナップで提供できるようになったのです。」 と述べています。 ■商品の仕様 商品名　　　： ZBuilder Ultra 発売開始日　： 2010年5月18日 出荷開始予定： 2010年7月 希望小売価格： 498万円(税抜) メーカー　　： Zコーポレーション URL　　　　 ： http://www.zcorp.com/jp/Products/Rapid-Prototyping-Machines/spage.aspx 【Zコーポレーションについて】 Zコーポレーションは前例のないスピード、使いやすさ、汎用性、手ごろな価格で3Dデータをキャプチャ、編集、造形する3Dソリューション製品を提供するメーカーです。これら製品には、デジタルデータからフルカラーで物理的な3Dモデルを制作する世界最速の高精細3Dプリンタや、安価なRP機器である「ZBuilder」、リアルタイムで立体の表面をデジタル化するハンドヘルド機器であるユニークなポータブル3Dスキャナがあります。 Zコーポレーションは2005年よりコンテックスグループの一員となり、その技術は製造、建設、民間工業技術、リバースエンジニアリング、地理情報処理システム(GIS)、医薬、娯楽等での幅広い市場において、3D/BIMデザイン過程におけるコンセプト段階から最終デザイン評価段階に亘り幅広いアプリケーションを提供します。 Zコーポレーションについてのより詳しい情報は http://www.zcorp.co.jp をご覧ください。 ■会社概要 名称　　　　： Zコーポレーション ジャパン 日本オフィス： 横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー30F 　　　　　　　 代表者　宇野 博 ホームページ： http://www.zcorp.co.jp