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東大寺に奉納した「算額」の優秀解答を発表 ~10歳代2人と50歳代が受賞~

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、2017年1月23日(月)に華厳宗大本山「東大寺」(所在地:奈良県奈良市)に奉納した数学の額「算額」2問の解答を募集し、2017年7月31日(月)に締め切り、優秀解答を選出いたしました。

「算額1・2・3」ロゴ



特設サイト「算額1・2・3」: http://www.sangaku123.jp/


■問題一は「大仏様は両手で何リットルの水をすくえるか?」10歳代の2人が優秀解答に選出
東大寺の大仏様の手には「水かき」があることから、問題一は「大仏様が両手で水をすくいあげるとき、何リットルの水をすくうことができるでしょうか?」でした。問題がユニークだったことや、実際に自分の手と比べたりできることから、多くの解答が寄せられました。実際に実験してみた結果から、考察した解答が多くみられました。
当協会の選考委員ですべての解答を選考したところ、グラフを用いて解答を表現したペンネーム「五目焼きそばサイコーラーメン探検隊(20人)」さん(14歳)を最優秀解答に選出いたしました。優秀解答には、手や水かきの面積を求めて答えを導いた柴田真優さん(小学6年生、11歳)を選出しました。

■問題二は「香木『蘭奢待』の平均密度は?」難解な問題を解いた50歳代が前回に続き2回めの受賞
蘭奢待(らんじゃたい)とは天下第一の名香と呼ばれている天然香木で、東大寺正倉院(現在は宮内庁が管理)に収蔵されています。問題二はそれを題材にした「蘭奢待の長さや重さをもとにしたとき、蘭奢待の平均密度はどのくらいであると考えられますか?」でした。さまざまなアプローチが考えられるとはいえ、難解な問題だったため、応募数は問題一より多くはありませんでした。しかしながら、応募のあった解答はどれも果敢に挑戦したことがうかがえました。
多くの人が円柱や円錐に近似させることにより密度を求める方法をとっていたなか、方眼を当てることでより正確に密度を求める考え方で答えを導いた狩山勝さん(54歳)を優秀解答に選出しました。狩山勝さんは、前回2016年に発表した算額の問題二でも優秀解答に選出されており、今回で2年連続優秀解答受賞となります。

<2017年「算額1・2・3」優秀解答者一覧>
●問題一 最優秀解答:「五目焼きそばサイコーラーメン探検隊(20人)」さん(14歳) 
     優秀解答 :柴田 真優さん(小学6年生、11歳)
●問題二 優秀解答 :狩山 勝さん(54歳)
※問題一は優秀解答が複数のため、うち1つを最優秀解答として選出いたしました。

当協会は、毎年1月23日を「算額文化を広める日」と定め、今後も継続的に問題を発表していく予定です。主たる公益事業である「実用数学技能検定(算数検定・数学検定)」の実施のほかに、広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させていく所存です。


【「算額1・2・3」とは?】数学文化推進の礎として、年々関心が高まる算額
算額とは、江戸時代の日本で、数学者や一般庶民の数学愛好家たちが額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納しあった歴史あるものです。
「算額1・2・3」は、当協会の理念でもある「算数・数学への興味喚起」を広く国民のみなさまに促すための活動の一環として、算額という古来先人たちが取り組んだ「数学の学びの文化」を現代に復興し、日本の数学文化推進の礎にしたいという想いから企画立案いたしました。また本企画は「算数・数学に興味をもっていただく機会の増進」「算数・数学を通じた人々の交流の活性化」等を目的としています。


【実用数学技能検定について】
「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えました。以来、累計志願者数は500万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(過去5年間でのべ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。
※志願者数・実施校数はのべ数です。


【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。


【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水静海(帝京大学教育学部教授、公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長  : 甘利俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、東京大学名誉教授)
設立  : 1999年7月15日
事業内容: (1) 数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
      (2) ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
      (3) 数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
      (4) 数学の普及啓発に関する事業
      (5) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL   : http://www.su-gaku.net/


※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。
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