井上有一の展覧会を東京(10/3)・大阪(11/1)で巡回開催  一文字書から多文字まで十数点の作品を展示!

NUKAGA GALLERY(運営会社:株式会社ぬかが、代表取締役:額賀 古太郎、本社:東京都中央区銀座)ではこの秋、『井上有一 ‐ 堂々ト書ケ ‐』を、2017年10月3日(火)から東京、2017年11月1日(水)から大阪の2会場で開催いたします。

井上有一, 夢, 1970年



URL: http://www.nukaga.co.jp/exhibitions/4220.html


■展覧会概要
昨年、金沢21世紀美術館で開催された大回顧展『生誕百周年記念 井上有一』は大好評のうちに幕を閉じました。また、近年有一の作品は香港でのオークションを中心に国際的な注目を集め、世界的なコレクターや美術館に蒐集されています。
戦後、因襲的な書壇を否定し、書の解放を標榜し、個人の表現としての書を芸術の域に高めた井上有一。その書は現在、アメリカの抽象表現主義やヨーロッパのアンフォルメル、また日本の具体美術などと時代を同じくする重要なアートとして高く評価されています。「漢字は単に意味と形と音を持つコミュニケーションの記号として片づけられるものではない。書が成立する秘密の大きな一因がそこにある」と語る有一の書は、西洋の芸術概念では生み出すことのなかったアートであり、表意性や造形美をも超越した紙と墨による全く新しい表現なのです。

本展では有一の書業の中心をなす一文字書から、思わずクスっとしてしまう多文字まで十数点の作品を展示します。書くという行為に純粋に命を燃やし、そして書に殉じた有一の堂々たる書をご覧いただけます。


■開催概要
展覧会名:井上有一 ‐ 堂々ト書ケ ‐
会期  :2017年10月3日(火)~24日(火)/NUKAGA GALLERY(東京)
     2017年11月1日(水)~22日(水)/NUKAGA GALLERY OSAKA(大阪)
開廊時間:10:00~18:00※ 日曜・祝日は休廊
入場料 :無料


■会場概要:
<東京展:NUKAGA GALLERY>
会場  :東京都中央区銀座2-3-2 3F
TEL   :03-5524-5544
アクセス:JR有楽町駅(中央口)徒歩5分
      東京駅(八重洲南口)徒歩10分
      東京メトロ 有楽町線 銀座1丁目駅(3番出口)徒歩1分
            丸の内線・銀座線・日比谷線 銀座駅
            (C6・C8・C9出口)徒歩4分
            銀座線 京橋駅(2・3番出口)徒歩5分

<大阪展:NUKAGA GALLERY OSAKA>
会場  :大阪市北区西天満5-8-8 2F
TEL   :06-6362-1038
アクセス:JR大阪天満宮駅 徒歩5分
     地下鉄谷町線 南森町駅(1番出口)徒歩3分


■作家略歴
井上有一(1916-1985)東京・下谷二長町に生まれる。1935年に本所区(現・墨田区の一部)横川尋常小学校の教員となる。1941年より8年間上田桑鳩に師事。1945年3月10日、東京大空襲により仮死状態となるも約7時間後に生還。1949年森田子龍らと墨人会を結成、書の国際化、現代化を目指す。1950年「第三回書道芸術院」展に初出品。1951年頃、洋画家の長谷川三郎と出会い現代美術の論理を学ぶ。1954年「日本書道展」(ニューヨーク近代美術館)に出品、1955年「日本抽象美術展」(東京国立近代美術館)、「現代日本の書」展(ヨーロッパ巡回)に出品。1955年~56年には「メチャクチャデタラメ」書きといった文字をもたない抽象表現書を集中的に制作。1957年「第四回サンパウロ・ビエンナーレ」展に出品(1961年第六回にも出品)、出品作《愚徹》はのちにハーバート・リード『近代絵画史』に掲載される。以降、国内外で多くの展覧会に出品、個展を開催する。1976年神奈川県高座郡寒川町立旭小学校校長退職を最後に41年5か月の教職生活を終える。1985年劇症肝炎により逝去。


■NUKAGA GALLERY
URL: http://www.nukaga.co.jp
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