ギプスと装具の技術を組み合わせた新たな製品が登場　「フィットキュア・スパイン」新発売

―椎体圧迫骨折の保存療法においてコルセットの待ち時間を解消―

2017.04.17 17:30

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医療・福祉・健康分野の材料、機器を開発・製造・販売するアルケア株式会社(本社：東京都墨田区、代表取締役社長：鈴木輝重)は、椎体支持を初診後すぐに固定が開始できる新たな外固定材「フィットキュア・スパイン」を開発、4月18日に発売します。
※スパインとは脊椎を意味する。

フィットキュア・スパイン

■初診日から患者の体形に合わせた外固定が開始できます
椎体圧迫骨折の固定では、多くがコルセットを使用されますが、コルセット等の固定材は完成までに数日間かかる事が多く、「患部を固定するまでの空白期間」が生じることになり、患者は自宅療養などで安静を余儀なくされます。
「フィットキュア・スパイン」は、医師が患者の背部形状に合わせたキャストステーを成形でき、キャストステーをステーカバーに挿入することで、診察後すぐに固定を開始できます。

■増える高齢者の骨折
65歳以上の高齢者数は、平成28年版の高齢者白書(厚労省刊)によると、同27年10月1日時点で過去最高の3,392万人となり、総人口の26.9％となりました。
また、骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版によると、高齢化が進むに連れて骨粗鬆症の患者は年々増加しており、1,300万人と推測されています。骨粗鬆症は椎体以外にも、全腕骨や大腿骨などに骨折が生じやすく、その対策が医療及び社会的な課題となっています。
アルケアは椎体圧迫骨折の保存療法において、すぐに固定を開始させたいという医師のニーズに着目し、長年培ったギプスの技術と装具の技術を組み合わせて商品開発をしました。

■フィットキュア・スパイン導入後の治療初期の変化例
https://www.atpress.ne.jp/releases/126678/img_126678_2.jpg

■商品の仕様
製品名　　　　　　　：フィットキュア・スパイン(Fit Cure-Spine)
構成　　　　　　　　：キャストステー1枚、ステーカバー1個
種類　　　　　　　　：本体S～LL／1箱1セット入り
メーカー希望小売価格：15,000円(税抜き)
※キャストステーは別売りもあり(メーカー希望小売価格8,000円税抜き)

■キャストステーの固定による主な特徴
・その場で　　　：医師がその場で簡単にキャストを作成できます
・その人に　　　：その人の背中の形にフィットした固定ができます
・その日のうちに：その日のうちに固定が始められます

キャストステーの固定による主な特徴と手順
https://www.atpress.ne.jp/releases/126678/img_126678_3.jpg

■体幹保持機能
「フィットキュア・スパイン」は、背部のキャストステーと、肩・胸・腰による二つの3点支持で患部を支持し、肩ベルトのたすき掛け構造により体幹の前傾を抑え、保持します。
https://www.atpress.ne.jp/releases/126678/img_126678_4.jpg

■より快適な骨折治療生活を目指して
「フィットキュア・スパイン」は、アルケアの骨折の外固定材製品の新たなご提案です。
「フィットキュア(Fit=ぴったり合う・適合する＋Cure=治療する・硬化する)」シリーズは、骨折治療分野において、「ギプス」と「装具」の技術を融合させ、患者にフィットした固定ができ、様々なケアプロセスや生活シーンに適合する「カバー付きキャスティングシステム」です。

■アルケアについて
アルケアは高齢社会におけるエッセンシャルパートナーとなることを目指し、ウンドケア、オストミー＆コンチネンスケア、ロコモティブケア、ナーシングケア、ヘルスケアの5つの視点でケア現場に貢献する事業を展開しています。特にロコモティブケア事業では、1955年の「スピードギブス」を発売して以来、骨折治療現場のリーディング企業として、新技術の開発を進め、患者、医療従事者に快適な骨折治療生活を送っていただくための製品群を提供し続けています。

社名　　　：アルケア株式会社
代表者　　：代表取締役社長　鈴木輝重
本社所在地：東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル19階(〒130-0013)
創業　　　： 1955年7月
売上高　　： 144億円(2016年6月末現在)
従業員数　： 530名(2016年6月末現在)
事業内容　：医療機器・医療用消耗材料の研究開発、製造、販売業
お問合せ先： 0120-770-175(代表)
URL　　　： http://www.alcare.co.jp