メダルから読み取る、世界に広がるSDGsへの取り組み

    あなたの周りにも資源が眠っているかも?

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    2024年8月20日 09:00
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    世界を賑わすオリンピック!

    3年ぶりに開催されたパリオリンピック。
    日本勢も各競技で大きな活躍を果たし、国民を感動と熱狂の渦に巻き込みました。

    そんなオリンピックで注目を浴びるのは、やはりなんといってもメダル。メディアでも「メダル獲得数〇〇個!」「金メダル最多!」など多く取り上げられ、選手陣が持ち帰ってくるメダルには毎回国中の熱い視線が注がれます。

    では、そんなメダルは、そもそもどんな素材でどのように作られているのでしょうか。

    金メダルは金じゃない!?

    銀メダル・銅メダルは、その名の通り、それぞれ銀・銅から作られています。
    しかし、金メダルだけは、なんと純金ではなく銀で作られているのです。

    金メダルに関しては、国際オリンピック委員会(IOC)によって規格が定められており、そこでは、“少なくとも純度92.5%以上の銀を使用し、表面に6g以上の純金でメッキ加工すること”とされています。(出典:https://www.joc.or.jp/
    つまり金メダルと銀メダルでは、表面に金がコーティングされているか否かの違いしかなく、元の素材は同じなのです。

    なぜ金メダルは銀で作られる?

    金メダルが金ではなく銀で作られる最大の理由は、開催国の負担を減らすためだとされています。

    近年、金が持つ価値は上昇し続けています。金は有事の際に価値が上がるといわれますが、近年では新型コロナウイルスによるパンデミックが発生したことも大きな理由となって、1g当たりの買い取り額は1万円を超えました。

    そんな高価な金をメダル製作に使うとなると、かかる費用は莫大なものとなってしまいます。その分の予算を用意できる経済的に豊かな国しか、開催国になり得なくなってしまうでしょう。

    IOCは、「スポーツをすることは人権の1つである」と憲章の中で述べており、誰しもが平等にオリンピックに参加し、また開催することを望んでいます。

    そのため、開催国への負担を減らすためにも、金よりも安価な銀をメダル製作に使用するようにと定めているのです。

    東京オリンピックのメダルはリサイクル品!

    そんな中、記憶に新しい2021年の東京オリンピックでは、オリンピック史上初となる“リサイクル金属”を用いたメダル製作が行われました。

    通常、金や銀などの貴金属を手に入れるには、天然の鉱山からの採掘が必要となります。
    しかし、そこには大きなコストもかかるほか、採掘の方法によっては環境汚染を引き起こす原因にもなってしまいます。

    そんな中東京五輪では、天然鉱山ではなく、家庭で不要になった家電などから金や銀を抽出する、いわゆる都市鉱山に眠る資源を活かした取り組みが行われたのです。

    国民も参加したこのプロジェクトでは、不要になった携帯電話やデジカメなどを回収し処理を施すことで、オリンピック・パラリンピックで必要となる5,000個ものメダルに必要な金属量をなんと100%回収することに成功しました。これは、コストを抑えることだけでなく、近年重要視されている持続可能な社会の実現に大きく貢献したといえるでしょう。

    東京オリンピックの際に実際に使われたメダル。出典:IOC - International Olympic Committee
    東京オリンピックの際に実際に使われたメダル。出典:IOC - International Olympic Committee

    まだまだ家庭で眠る資源

    資源の乏しい国と言われる日本ですが、オリンピックの例からも分かるように、本当は価値があるのに家庭に眠っている資源は、自分たちでも気づいていないだけでまだまだ多く存在しているのかもしれません。

    そして眠っている資源の中には、金が年々高騰しているのと同じように、自分が手に入れたときよりもさらに価値が高くなったものが隠れている可能性もあります。

    この機会に、お家の中を見直してみるのもいいかもしれません。

    貴瞬について

    宝飾業界は、一見煌びやかなイメージがありますが、宝石産出国では強制労働や売上搾取、採掘におけるCO2の発生など、人権侵害や環境破壊など深刻な社会問題を抱えている現状もあります。

    そこで当社は、これまで「無価値」とされ捨てられてきた中古色石を、買取りから販売まで自社で一貫して行うことで新たな価値を創造し、宝飾業界の概念を180度変えるビジネスモデルを確立させました。

    「無価値」とされていた色石に初めて価値を付けた当社は、そのリフレーミングを、色石だけに留めず、あらゆる企業活動で「前提にとらわれない」ユニークな福利厚生や女性活躍など新たな価値を生み出し続けています。

    当社は「リフレーミングカンパニー」を基本方針として定めています。リフレーミングには「前提にとらわれず新たな枠組みで物事を見る」という意味があります。「価値がない」と言われていた色石に価値を付け、そこから始まった貴瞬は、このリフレーミングカンパニーを基本方針とし、それに基づいた企業理念を定めています。

    会社概要

    会社名:株式会社貴瞬(KISHUN.Inc)
    代表者:代表取締役 辻 瞬
    設立:2015年7月    
    資本金:10,000,000円
    従業員数:217名(2024年4月現在)
    事業内容:色石、ダイヤモンド、貴金属、各種買取り、ジュエリー加工・リメイク、色石の研磨・リカット、
    販売、輸出入
    所在地:東京本社 〒110-0016 東京都台東区台東4丁目 9-2 阪急阪神上野御徒町ビル12F
    KISHUN ジュエリー工房 〒110-0015 東京都台東区東上野 1-6-8 MH ビル 1F
    G.E.lab 〒110-0015 東京都台東区台東4-30-10台東4丁目Mビル3F
    KISHUN SHOP 〒110-0005 東京都台東区上野 4-4-4 日清堂ビル 1F~3F

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    東京オリンピックの際に実際に使われたメダル。出典:IOC - International Olympic Committee
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