MontaVista Linux が、モトローラの PowerQUICC III(TM) をサポート
報道関係者各位
プレスリリース 2003年10月24日
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
MontaVista Linux が、モトローラの PowerQUICC III(TM) アーキテクチャをサポー
ト
~ハイアベイラビリティなネットワーキング システムと
通信システム向けにパワフルな開発プラットフォームを提供~
2003年10月21日(現地時間) 中国チンタオ「SMART NETWORK DEVELOPER FORUM」、
米カリフォルニア州サニーベール発-
革新的な組込みソリューションを展開するMontaVista Software Inc.(以下、
モンタビスタ)は、本日、MontaVista(R) Linux(R) Professional Edition
(Pro)が、Motorola(以下、モトローラ)のMPC8540 とMPC8560ベースのパワ
フルな通信プロセッサ、PowerQUICC III(TM) ファミリをサポートすることを
発表しました。これらのテクノロジの組み合わせで、ネットワーク ルータ、
スイッチからハイエンドのコントロール プレーン、データ プレーンまで
をカバーする多用途のハイパフォーマンス通信アプリケーション開発向けソ
リューションが実現します。
モトローラのPowerQUICC IIIプロセッサ・ファミリは、同社の主要な統合通信
プロセッサであるPowerQUICC製品群の次世代製品です。 PowerQUICC IIIは、
有線通信、ワイヤレス通信のいずれにも適していて、柔軟なアーキテクチャ、
プロセッサの機能拡張、高度な集積化によりデバイス内のあらゆるプロセスを
高速に処理します。
モトローラの副社長 兼Networking and Computing Systems Groupのゼネラル・
マネージャ、David Perkins氏は次のように述べています。
「リアルタイム性能、ハイアベイラビリティのサポート、豊富なネットワーキ
ング機能など、MontaVista Linuxの特長が、PowerQUICC IIIプロセッサの処理
能力と統合通信能力をさらに強化します。両社の強いパートナーシップで実現
した包括的な開発プラットフォームが、市場への製品投入を加速する上で開発
者を強く支援します。」
MontaVista Linux Professional Editionは、組込みOSとクロス開発環境の分野
で市場をリードします。業界において数々の賞の受賞実績を誇るMontaVista
Linuxは、システムおよびアプリケーション開発のための広範囲のクロス開発
ツールと、他に類の無い幅広いプロセッサとボードのサポート、数百に及ぶア
プリケーションパッケージ、ライブラリ、ドライバ、その他のランタイムコン
ポーネントを含みます。
モンタビスタのCEO兼プレジデントのジム レディ(Jim Ready)は次のように
述べています。
「MontaVista Linuxがサポートする組込みCPUのラインアップにモトローラの
PowerQUICC IIIプロセッサを加えることで、ハイアベイラビリティ ネットワー
キング システムや通信システムの開発者は理想的なプラットフォームを手しま
す。この組み合わせによる新製品は、競争の激しい通信市場で、機器メーカー
が新たな先進のアプリケーションを短期間で市場に投入し、より早く売り上げ
を達成することを支援します。」
PowerQUICC IIIアーキテクチャについて
PowerQUICC III SoC (System-onChip) アーキテクチャは、一連の主要な業界
標準とモトローラの先進テクノロジ、つまり、ハイパフォーマンスBook E
PowerPC(TM)500 コア、256KBのオンチップ L2キャッシュ メモリアレイ、CPM
(Communications Processor Module)、RapidIO(TM) インターコネクト テクノ
ロジ、ギガビット・イーサネット インタフェース、DDR SDRAM (Double Data
Rate SDRAM)、PCI/PCI-Xをサポートします。PowerQUICCプロセッサ ファミリ
には、RadioIOテクノロジを搭載するMPC8540、 MPC8560と、セキュリティ機能
内蔵の新製品MPC8555がラインアップされています。
モトローラのPowerQUICC IIIに関するより詳細な情報は、以下のWebサイトを
ご覧ください。
http://e-www.motorola.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=MPC8560
http://e-www.motorola.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=MPC8540
MontaVista Linux Professional Edition について
業界をリードする包括的な組込みOSとクロス開発環境をパッケージ化したモ
ンタビスタの主力製品です。広範なプロッセッサ・アーキテクチャに対し共
通のソースとバイナリ・プラットフォームを提供します。リアルタイム機能、
マルチプロセス、マルチスレッド・リモート・デバッギングを特長とし、250
種類以上のソフトウェア・コンポーネントがバンドルされた最新のOSが含ま
れます。組込みプロセッサ・アーキテクチャ、CPUボード、ソフトウェア・コ
ンポーネントを幅広くサポートする業界で最も包括的な組込み開発パッケー
ジを誇ります。8つの業界をリードするアーキテクチャを含む25種類以上のプ
ロッセッサをターゲットとしています。
製品リリース
Motorola PowerQUICC III対応MontaVista Linux Professional Editionは、
2003年第4四半期にモンタビスタからリリースの予定です。MontaVista Linux
カーネル、ユーティリィティ、開発ツール、ソフトウェア・アップデート、
アプリケーションパッケージ、MontaVista Zone(お客様向けポータルサイト)
へのアクセス権、包括的な技術サポートとLinuxハンズオン・トレーニングコー
スを含むプロダクト・サブスクリプションにより提供されます。
モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、
インテリジェントな接続機器や関連するインフラストラクチャ向けのシステム
ソフトウェア市場をリードするグローバル・サプライヤーです。モンタビスタ
はGNU/Linuxベースのオープン・ソース・ソフトウェア・ソリューションを提
供することで組込みソリューションの革新を推し進めます。リアルタイム オ
ペレーティング・システムの先駆者ジェームス・レディ(James Ready)によっ
て1999年に設立され、MontaVista Linux製品シリーズとして通信インフラから
コンスーマ機器分野を対象としたアプリケーション向けに求められる幅広い開
発者のニーズに対応します。MontaVista LinuxはProfessional、Consumer
Electronics、Carrier Gradeの複数のエディションと、パワフルなJava開発
環境やグラフィックス開発機能を提供するアドオン製品も提供しています。
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.の
100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。
米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy
Ventures、US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.、IBM、
Intel Capital、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha
Corporationなどの主要投資企業より出資を受けた株式非公開企業です。
MontaVista Softwareの詳細情報は、同社のWebサイト
( http://www.mvista.com/ (英語)、http://www.montavista.co.jp/ (日本語))
をご覧ください。
LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。
MontaVistaはMontaVista Software, Inc.の登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。
【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:安田 佳世子
TEL: 03-5469-8840 FAX: 03-5469-8801
Email: kayoko_yasuda@montavista.co.jp
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