SKテレコム、第3世代(3G)携帯電話ミュージック・オン・デ...

SKテレコム、第3世代(3G)携帯電話ミュージック・オン・デマンド、ビデオ・オン・デマンドサービスの標準規格として、コーディングテクノロジーのMPEG-4 aacPlusを導入。ダウンロード費用の削減および音質向上を実現。

ソウル市(韓国)およびマウンテンビュー市(アメリカ、カリフォルニア州)、2003
年9月23日 ― 韓国の大手モバイルサービスプロバイダーであるSKテレコム社と、
モバイル、デジタル放送、およびインターネットの音声圧縮技術の大手プロバイダー
であるコーディングテクノロジー社は、本日、SKテレコム社がaacPlusを導入し、そ
の3Gコンテンツサービスにこの符号化技術を採用したと発表しました。SKテレコム社
は、韓国で3Gを利用している百万人以上の利用者に、既にミュージック・オン・デマ
ンド(MOD)とビデオ・オン・デマンド(VOD)を提供しています。MPEG-4 aacPlusを導入
することにより、利用者のダウンロードコストが大幅に削減可能となります。

aacPlusおよびそのコア技術であるSBRは、既にヨーロッパ、北アメリカそしてアジア
でデジタル放送に広く導入されています。SKテレコム社とコーディングテクノロジー
社の発表は、MPEG-4 aacPlusのモバイルへの初の展開になります。SKテレコム社は、
大幅なコスト削減と音質の向上という理由から、aacPlusの採用を決定しました。

「長年にわたる3Gモバイルサービスのトッププロバイダーとして、私たちは、常にお
客様のニーズにお応えすることが第一であると学びました。」とSKテレコム社の副社
長および基盤研究開発センター長であるWonHee Sullは、話しています。さらに、「
世界で最も有効な音声符号化技術であるaacPlusを導入したことで、私たちは、より
良いサービスとコスト削減をお客様にご提供できるだろう。」と話しています。

また、コーディングテクノロジー社の副社長およびUS統括マネージャーであるデービ
ット・フレリッチは、「SKテレコム社は、有線・無線両ブロードバンドコンテンツサ
ービスにおいて世界をリードしています。SKテレコム社は、aacPlusを導入すること
によって、価格、性能および機能性において、優位性を維持していくだろう。」と話
しています。

この提携は、モバイル関連ベンチャーのイージーユーズ(東京、港、西澤岳志社長)
のコーディネートで実現しました。今回、イージーユーズが、韓国のメジャー携帯電
話キャリアであるSKテレコム社へ、第3世代携帯電話のミュージック・オン・デマン
ド、ビデオ・オンデマンドの標準規格に、コーディングテクノロジー社の技術である
AACplusを提案し、採用が実現しました。
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MPEG-4 aacPlusについて

MPEG-4 aacPlusは、MPEG-4 AACとコーディングテクノロジー社のSBR(Spectral Band
Replication)テクノロジーが組み合わされたものです。SBRは、再生帯域を拡大す
る特有の技術であり、それにより、従来のAACの半分の情報量で同等の音質を実現す
ることができます。またSBRは、いかなる音声符号化の効率性をも向上させることが
可能であり、従来のモデルさらには将来発売予定のモデルに対しても互換性のある方
式です。結果として、aacPlusは、ストリーミングでダウンロード可能な5.1マルチチ
ャンネルオーディオを128Kbpsで、CDレベルのクオリティーのステレオを48Kbpsで、
優れたクオリティーのステレオを32Kbpsで、そして質の高いのモノラルを16Kbpsまた
はそれ以下で提供できるようになりました。このような高い音質と効率性が、モバイ
ルとデジタル放送市場において、新しいサービスを可能にします。

―続く―

SKテレコム社について
SKテレコム社は、1800万人の利用者を持つ、モバイルサービスやモバイルコマースか
ら海外事業に渡る情報通信サービスを提供している、韓国の大手プロバイダーです。
SKテレコム社は、1996年に世界初のCDMA携帯電話サービスを、また2002年には最
初に第三世代cdma2000 1Xサービスを開始しました。さらに、SKテレコム社は最初の
商用CDMA 2000 1x EV-DOサービスを2002年1月に開始し、韓国のUMTSネットワークの
ライセンスを所有しています。新たな発展の原動力としてワイヤレスインターネット
の大きな可能性を確信し、SKテレコム社は、ワイヤレスインターネットサービスの発
展と促進を続けています。こうした技術開発に基づき、SKテレコム社は、2002年に最
新かつ技術的に進歩したマルチメディアサービスである「June(ジューン)」を開始
しました。この最先端のサービスにより、利用者は第三世代の技術を駆使したVOD、M
OD、テレビ電話、マルチメディア・メッセージングやテレビ放送といった、ストリー
ミングのビデオコンテンツを楽しむことが出来るようになりました。詳細については
http://www.sktelecom.comをご覧ください。

コーディングテクノロジー社について
コーディングテクノロジー社は、モバイル通信、ブロードキャスティングおよびイン
ターネットにおいて、最高の音声圧縮技術を提供しています。コーディングテクノロ
ジー社のSBR(tm)(Spectral Band Replication)は、いかなる音声符号化の効率性を
も向上させることが可能で、過去の音声圧縮技術、さらには将来的にリリースされる
音声圧縮技術に対しても互換性のある方式であり、“PRO”を付加したmp3 PRO、そし
て“Plus”を付加したaacPlusがあります。SBRはデジタル短波放送(Digital Radio
Mondiale)の標準規格となったことにより、最終的にMPEG-4オーディオのコアコンポ
ーネントとして採用されることとなりました。コーディングテクノロジー社はスウェ
ーデン、ドイツ、そしてシリコンバレーに事務所を構える会社です。1997年ストック
ホルムに設立され、後に、MP3を開発したドイツの名高いフラウンホーファー研究所
の子会社と合併しました。コーディングテクノロジー社の顧客には、XM Radio社、iB
iquity Digital社、Thomson Multimedia社、MusicMatch社、そしてTexas Instrument
s社があります。詳細については、http://www.codingtechnologies.comをご覧下さい


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