Ubiquitous Wi-SMARTが村田製作所の 920MHz帯無線通信モジュールに採用  Ubiquitous ECHONET Liteの対応モジュールを追加

~電力自由化で注目されているHEMS機器開発コンポーネントの対応を拡充~

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下 ユビキタス社)は、Wi-SUN(※1)対応プロトコルスタックであるUbiquitous Wi-SMARTが株式会社村田製作所の920MHz帯無線通信モジュール(LBAA0ZZ1KZ)に採用されたこと、またUbiquitous ECHONET Liteが同モジュールとローム株式会社の920MHz帯無線通信モジュール(BP35C0 / BP35C2)および佐鳥電機株式会社の920MHz帯無線通信モジュール(LPR9202 03 / LPR9202 04 / LPR9202 03-U1)に対応したことを発表します。

通信路イメージ
通信路イメージ

2016年4月より電力自由化がスタートし、既存の電力会社に加えて新電力会社がサービスを開始しました。各電力会社は、我が国での省エネ、低炭素社会の実現を目標とした「エネルギー基本計画」に基づく2020年代早期の全需要家へのスマートメーターの設置に向けた経済産業省のスマートメーター(※2)制度検討会での合意に基づき、すでにECHONET LiteとWi-SUNを搭載したスマートメーターの設置を開始しています。また、HEMSコントローラとスマートメーターとのアプリケーション通信の規格と認証制度(SMA認証)が一般社団法人エコーネットコンソーシアムで策定されています。現在、新電力事業者を含む各電力会社は、これらの通信技術を活用してスマートメーターで計測している電力量をホームゲートウェイでリアルタイムに取得し、利用動向を分析して需要家(電力利用者)に対しての新しいサービスの展開を検討・開始しています。同時にこれらのサービスを実現するためにHEMS(※3)機器の開発が急務となっています。


■各電力会社とホームネットワークとの通信路イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/116032/img_116032_1.jpg


こうした背景を受けユビキタス社では、株式会社村田製作所のWi-SUN認証920MHz帯無線通信モジュールの製品化に向け、Wi-SUNプロトコルスタックである「Ubiquitous Wi-SMART」(Dual STACK SET※4)を提供し、ECHONET Lite対応のHEMS機器開発をサポートするUbiquitous ECHONET Liteの対応を行いました。
またこの度、ローム株式会社の「BP35C0 / BP35C2」、佐鳥電機株式会社の「LPR9202 03 / LPR9202 04 / LPR9202 03-U1」についてもHEMS機器開発をサポートするUbiquitous ECHONET Liteを対応しました。これによりUbiquitous ECHONET Lite対応Wi-SUNモジュールは4製品から10製品となりました。


■Ubiquitous ECHONET Lite対応Wi-SUNモジュール
メーカー名/モジュール名
株式会社村田製作所     :「LBAA0ZZ1KZ」(新規対応)
               「LBAA0ZZ1BR」「LBAA0ZZ1BS」
ローム株式会社       :「BP35C0」(新規対応)
               「BP35C2」(新規対応)
               「BP35A1」
テセラ・テクノロジー株式会社:「MB-RL7023-02A / IPS」
佐鳥電機株式会社      :「LPR9202 03」(新規対応)
               「LPR9202 04」(新規対応)
               「LPR9202 03-U1」(新規対応)


920MHz帯無線通信モジュールを開発する企業は、Wi-SUN対応プロトコルスタックであるUbiquitous Wi-SMARTを搭載し、Ubiquitous ECHONET Liteを利用することで、今後有望なホームコントロールに対応した機器ならびに高性能スマートメーターに向けた商材として、モジュールの製品価値向上が期待できます。

ユビキタス社は、今後も注力事業であるスマートホーム / エネルギー関連での製品展開を積極的に行い、さらなる事業の拡大に努めてまいります。


※1 Wi-SUNはWi-SUN Allianceの登録商標または商標です。

※2 スマートメーター:デジタル方式での電力計測と通信機能をそなえた電力計。電力会社と利用者との電力使用量データのやりとりや家電製品などの制御など、エネルギー需給の安定化に向けた活用が見込まれます。

※3 HEMS(Home Energy Management System):宅内におけるエネルギー管理システム

※4 Single STACK SET for B route EditionとSingle STACK SET for HAN Standard EditionをセットにしたDual STACK製品です。BルートとHAN(Home Area Network)を同時にサポートし、Bルートの親機・子機、HANの親機に対応しています。HEMSコントローラ、ホームゲートウェイ向けにお使いいただけます。

※ 本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。


■Ubiquitous ECHONET Liteについて
Ubiquitous ECHONET Liteは、デバイス(ECHONET Lite対応の機器開発)向けとコントローラーアプリ開発向けの2種類のECHONET Lite SDKを用意しています。また、ECHONET Lite通信処理部に相当するライブラリと移植層から構成されたミドルウェアであるUbiquitous ECHONET Lite Core Libraryは、多様なOS・CPUに対応できるため、お客様が持つ既存システムにECHONET Liteを追加する場合もスムーズに適用できます。

製品詳細: https://www.ubiquitous.co.jp/products/network/md/echonet-lite/


■Ubiquitous Wi-SMARTについて
「Ubiquitous Wi-SMART」は、東京電力パワーグリッド株式会社の次世代電力量計「スマートメーター」とホームゲートウェイの通信方式にも採用された「Wi-SUN」での920MHz帯無線通信を行うための小型な無線プロトコルスタック製品です。6LoWPAN(IPv6 over Low-Power Wireless Personal Area Networks)技術を搭載しており、帯域の細い無線でも安定してIP通信を行うことができるほか、安価なマイコンや無線モジュールでも動作が可能なため、お客様のハードウェア環境に幅広く適応します。

製品詳細: https://www.ubiquitous.co.jp/products/network/md/wi-smart/


■株式会社ユビキタス(証券コード:3858)について
ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、IoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームなどの多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。

本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F
URL    : https://www.ubiquitous.co.jp/


■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。


■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
株式会社ユビキタス 事業本部 コネクティビティ事業部
担当 : 橋本
TEL  : 03-5908-3451
E-Mail: sales_info@ubiquitous.co.jp

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