未来を見据えるハブスポットがINBOUND 2016で 強力なオンライン・マーケティング・ツール 「Growth Stack」を発表

お客様の事業の成長をサポートするソフトウェアで、ハブスポット・ マーケティング・フリー、ハブスポット・コンテンツ・ストラテジー、 フェイスブック広告キャンペーン、ビジュアル・ワークフローが特徴

【2016年11月9日、ボストン】インバウンドマーケティングおよびセールス向け統合管理ソフトウェア企業であるHubSpot Japan株式会社は、ハブスポットの年次イベントINBOUND 2016で強力なオンライン・マーケティング・ツール「Growth Stack」を発表しました。

Growth Stack イメージ
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消費者の購買方法が変化し続けています。そのため企業のマーケティングと販売の方法も変化し続けなければなりません。今や企業にとって、お客様は最善のマーケターであり、企業のウェブサイトは最も優秀な営業担当者です。今後は、お客様のライフサイクル全体でボットや機械学習テクノロジーが活用されるようになり、個人のし好に合わせてパーソナライズすることで、より的の絞られた快適な体験を提供することが可能になります。これは、INBOUND 2016における11月9日午後のメインステージでのハブスポット共同創業者、ブライアン・ハリガンとダーメッシュ・シャアからのメッセージです。

インバウンドマーケティング、セールス、CRM分野の主導的ソフトウェア会社であるハブスポットは、企業がこうした変化に真正面から取り組むことをサポートするため、HubSpot Marketing Freeを製品化しました。これにより、インバウンドマーケティング手法に基づいて構築されたツール群を世界中のより多くの企業に提供されることになります。HubSpot Marketing FreeはHubSpot Marketingの無償提供プラットフォームで、マーケターがウェブサイトのトラフィックを見込み客に変えるために必要不可欠な要素をポップアップ入力フォーム、顧客との接触に関する知見、分析、それらを統合して可視化するダッシュボードの機能とともに提供します。

HubSpot Marketing Freeは、すべての基本機能を備えたHubSpot Growth Stack(企業が成長目標を達成するために必要となる適切なツールと統一性を提供するHubSpot Marketing、HubSpot Sales、HubSpot CRMの3つのプラットフォームで構成されるマーケティング・テクノロジー基盤)の重要な要素です。これら3つのプラットフォームを統合し、シームレスな連携を可能にしたハブスポットのGrowth Stackを導入当初は無料でご利用いただけます。さらにハブスポットのGrowth Stackは、マーケティング・チームと共に次第に成長することが可能です。

■過去、現在、未来のマーケティングとセールスに関する考察

ハリガンとシャアは基調講演でマーケティング業界の未来を予測し、ハブスポットの10年の歴史の中で起きた変化を振り返りました。

登壇したハリガンは初めに、ハブスポットが2006年に創業してから、顧客の購買行動がどのように変化したかを論じました。アマゾンなどのサービスの登場、検索エンジン最適化(SEO)の変化、ソーシャルメディアの普及を背景に、企業は商品やサービスを差別化し、競争の中で突出した存在になるため、一層努力する必要に迫られています。主な洞察は次のような内容です。

・かつて企業は店舗の物理的な陳列スペースで数インチを確保するために競い合っていましたが、今日の需給バランスの変化は、企業が今や「インターネット上の無限の陳列スペースにおけるほんの数ミリメートル」を得るために競争していることを意味しています。
・企業間(B2B)であれ、企業対消費者間(B2C)であれ、お客様はソーシャルメディアの中で生活しています。企業はウェブサイトの訪問者に対するマーケティングを生活の場の中で行うべきであり、それができなければ「ゴミ箱の中でマーケティングする方がましです」。
・アスク・ジーブス(インターネット黎明期の検索サービス運営会社)の約束はGoogleによって実現されています。モバイル機器に質問を入力するか、Alexa (アレクサ)やOK Google 、Siriといった音声認識アシスト機能に聞けば、1回の検索で複数ではなく1つの答えが得られます。
・電話での売り込みは効果がまったくありません。とにかくやめるべきです。

シャアは基調講演の後半部分で、マーケティング・テクノロジーが今後5年でどこに向かうのかを過去20年間の歴史に基づいて予測しました。主な洞察は次のような内容です。

・今日、検索はGoogleだけでなく、より広がりをみせています。インターネット・ユーザーは特定の人を見つけるためにFacebookにアクセスし、商品を探すためにAmazonのサイトを訪れています。つまり、新しい環境におけるSEOで勝利する方法は、ヒューマン・エンジョイメント・オプティマイゼーション(人間の楽しみの最適化)に焦点を当てることです。マーケターは検索エンジンに答えを求めるのではなく、人間に最も多くの楽しみをもたらすのは何かを見極めるべきです。
・モバイルの隆盛とともに、世界的なアプリ開発ブームが起き、無数のアプリが登場しました。ところが、大半の人が時間を費やしているのは一握りのアプリに過ぎず、そのほとんどがメッセージング・アプリです。「したがって、企業が素晴らしく魅力的な、人生を変えるほどの価値提案ができない限り、モバイル・アプリに力を入れても報われないと考えられます。」
・チャットボットの利用範囲は「チャット」よりはるかに広範です。将来、セールスとマーケティングのプロフェッショナルは、レポートの作成やソーシャル・ネットでの広告キャンペーンの立ち上げ、ブログ投稿メッセージの作成といった日常業務を拡充・最適化するため、こうした強力なアシスタント機能を使用できるようになるでしょう。

こうした進歩はいずれも人間とテクノロジーの関係を大きく転換させることを示唆しています。

これについてシャアは次のように述べています。「これまでは何をしたいかをソフトウェアに伝えていました。人口知能テクノロジーが進化するにつれて、そうした構図は変化しようとしています。近い将来、ソフトウェアは私たちがしてほしいと思ったことを学習できるようになり、企業がお客様との交流やサービス提供の方法を変革するためのドアを開くでしょう。」

■製品に関するその他の最新情報

ハブスポットは今回、マーケティング、セールス、CRM向け製品における数々の優れた新機能も発表しました。INBOUND 2016で発表された新製品および製品改良は、「ハブスポットのお客様が抱える固有のニーズに、より的確に適合する能力と簡潔さ」というテーマの下で開発されました。

ハブスポットの製品担当バイスプレジデント、クリストファー・オドネルは次のように述べています。「ハブスポットでは、お客様が収益を伸ばし、業務を合理化し、快適なユーザー体験を創り出すために必要なツールを提供するよう努めています。今年のイベントで発表した新製品と製品改良はまさに、お客様のそうした取り組みをサポートするためのものです。これらはいずれも、Growth Stackプラットフォームの中で提供されます。」

■より簡潔で強力な基盤

・ビジュアル・ワークフロー:まったく新しいビジュアル編集インタフェースを採用。これによりマーケターは業務の中でより容易に学び、創造し、成長することが可能です。

・強化されたレポート機能:新たなダッシュボードの採用により分析能力が改善されます。マーケターは新しいダッシュボードを使用することで、マーケティング・ファネルの頂上から何が機能して何が機能していないかをより深く洞察することができます。指標には、直帰率、ソース毎のビジター数などがあります。

・ハブスポット統合モバイル・アプリ:マーケティング、セールス、CRMの機能を包含しており、3つに分かれていた従来のアプリを置き換え、より合理化・統合されたユーザー体験を提供します。

■成長を牽引する強固なツール

・「コンテンツ・ストラテジー」はコレクトおよびコンポーザーという2つの新しいコンテンツ・ツールと連動します。これによりユーザーは、明解で簡潔なインタフェースを使いながら、興味のある情報の収集と整理、重要でランク付け可能な話題の選択、コンテンツ制作、フィードバック収集を行うことができます。

・お客様がコンテンツを一瞬で掲載できるようにするため、HubSpot COS(コンテンツ最適化システム)で発行されたすべてのページはAMP(アクセラレイティッド・モバイル・ページ)に基づいて最適化されるようにしました。

・ハブスポット広告アドオンは近日中に Facebook広告に対応します。これによりお客様は、Facebook広告をハブスポット・プラットフォーム上で制作し、効果測定や最適化を行うことが可能になります。

・「プロジェクト」は強力な生産性管理ツールです。これによりユーザーはハブスポット・プラットフォーム上で、作業内容を体系化したり、チームによる共同作業を行うことができます。このツールは既に実績のあるプロジェクト・テンプレートを備えているため、チームは新たな戦術を迅速かつ簡単に実行することが可能です。

■より深いつながりに向けて統合されたセールス・プラットフォーム

・先進的な営業チームは、ハブスポットCRMの「ディーパー・ファンクショナリティー」を使用することで、コンタクト先の追跡や接触を従来よりも簡単に行うことができます。新たな機能には、拡張アクセス許可、複数企業の情報統合、親子関係などがあります。

・2017年には、「リンクトイン・セールス・ナビゲーター」と統合されます。これにより、営業担当者は見込み客の調査や接触をより効率的に行えるようになります。

・「ミーティング」を使用することにより、電子メールや企業ウェブサイトに埋め込んだリンクを通じて営業担当者のスケジュールを共有でき、これによって顧客や見込み客との接触をより簡単に行うことができます。

・ハリガンは今回の基調講演で、企業のウェブサイトが最も優秀な売り手となっていると指摘しました。それに続くトレンドは、メッセージの使用です。これにより見込み客は、企業ウェブサイトを訪れている最中(最も関心を示している時)に営業担当者とリアルタイムで会話することができます。

ハブスポットが2016年に開発したすべての新製品の内容と大まかな製品化時期については、 http://www.hubspot.com/new をご覧ください。

■HubSpot(ハブスポット)について
HubSpot(NYSE: HUBS)はインバウンドマーケティング、セールス、およびCRM growth stackの分野で世界をリードする企業で、2006年の設立以来、世界をインバウンドマーケティングに導く役割を果たしてきました。現在は、90ヵ国以上で2万1,500社を超える顧客企業が当社の受賞歴のあるソフトウェア、サービス、サポートを活用し、導入企業における「いかに見込み客を惹き寄せ、見込み客化、顧客化し、喜ばせるのか」という現代のマーケティングおよびセールス手法の変革に貢献をしています。

HubSpot Marketingは、ソーシャルメディア、ブログ、検索エンジン最適化(SEO)、ウェブサイト構築、Eメールマーケティング、マーケティング・オートメーション、レポーティング、分析の機能を含みます。HubSpot Salesは、営業およびサービスチームによる新規見込み顧客や潜在顧客、顧客とのコミュニケーションの効率化を可能にします。HubSpot CRMは、営業チームがパイプラインを整理し、追跡し、拡充するサポートをします。3つのプラットフォームは全て、細かい設定なしに統合され、導入当初は無料で利用できます。

HubSpotはインク誌、フォーブス誌、デロイトから世界で最も急速に成長している企業の一つとして認められ、グラスドア、フォーチュン誌、ボストンビジネスジャーナル紙からは「最も働きがいのある会社」に認定されました。HubSpotの本社所在地は米国マサチューセッツ州ケンブリッジで、東京、シンガポール、アイルランドのダブリン、オーストラリアのシドニー、米国ニューハンプシャー州ポーツマスにオフィスを置いています。

【日本公式ページ】 http://www.hubspot.jp/
【日本語公式ブログ】 http://blog.hubspot.jp/

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