BPO業務拡大に伴い中核拠点の「日野センター」を大規模増床

BPO業務拡大に伴い中核拠点の 「日野センター」を大規模増床

 情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)の中核拠点である日野センター(東京都日野市)を1,650平方メートル(500坪)増床し、12月より業務を開始します。増床により処理能力が約30%向上し、約1,500人が就業可能なセンターとなります。また建屋全体のセキュリティレベルを従来より高めることで、より安全で高品質なサービス提供を実現します。

 【背景】
 近年企業競争力の強化を目的に業務の一部を外部委託して業務効率を向上させるBPOの活用が進んでいます。IDC Japan株式会社が発表したプレスリリース*では、2015年のBPOサービス市場は前年比4.5%増の6,692億円、2015年~2020年の年間平均成長率は3.4%、2020年の同市場規模は7,903億円と予測され、堅調な成長を続けていると述べられています。
 トッパンフォームズでは、従来より金融機関や自治体などから通知物の製造・発送を受託するデータ・プリント・サービス(DPS)や関連事務業務を受託するBPOサービスを株式会社ジェイ エスキューブなどのグループ会社とともに全国の拠点で提供しています。そして今後も金融機関を中心としたマイナンバー収集(NISAや投信口座、普通口座などへの紐付け)や個人型確定拠出年金制度改正、電力小売・ガス小売自由化などの制度改革が起因となり、企業の業務アウトソーシングが促進され市場の拡大が続くと考えております。トッパンフォームズはこのような市場拡大に伴う需要増加や個人情報保護法の改正を見据え、さらなる受託能力強化とセキュリティ強化が必要と判断し、豊洲へと移転したグループ会社のテクノ・トッパン・フォームズ株式会社が入居していた日野センター1階オフィスエリアを増床し、BPO専用エリアへとすることで処理能力を強化するとともに、セキュリティレベルを向上させています。

【今後の展開】
 トッパンフォームズは、日野センターのシステム化・自動化をさらに進め、中核拠点としての機能を強化していくとともに、拡大するBPO需要の取り込みや事業継続計画(BCP)対策などを目的としたニアショア拠点や全国の製造拠点を活用したハブ拠点の検討を進める予定です。
 また「ペーパーメディアとITの融合」に対応するアウトソーシング基盤の整備を進め、印刷のみのサービス提供や電子通知だけのサービス提供ではない、ハイブリッド化したアウトソーシングサービスを確立することにより、サービスの高付加価値化を推進し、お客さまの業務効率化や中核業務へのリソース集中に貢献します。

【日野センターの概要(増床後)】
名  称:トッパン・フォームズ株式会社 日野センター
所 在 地:東京都日野市旭が丘2-6
敷地面積:8,788.25m2(約2,700坪)
延床面積:11,900.44m2(約3,600坪)

以上

*IDCJapanプレスリリース「国内BPOサービス市場予測を発表」(2016年4月13日)
URL:http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/201604131Apr.html

※ 「DPS」はトッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。

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