豊胸術をすると乳がんになるリスクはありますか?

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    2021年10月15日 10:50
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    豊胸術を受けると乳がんになるやすいと聞きました。豊胸はしたいのですが、がんが怖くて勇気が出ません。

    豊胸術で乳がんになる……そんな噂に振り回される人が多く残念です。現在、日本で行われている豊胸術で、乳がんのリスクが高まる可能性はほとんどありません。

    Q:どうして乳がんの危険があると噂されるのでしょうか?

    50年以上前に実施されていた、液状のシリコンオイルによる豊胸術でがんが誘発された可能性が示唆され、そこから「豊胸術にはがんの危険性がある」と噂されるようになりました。 シリコンオイルに含まれる成分に発がん性があった可能性は確かにあります。しかし、その後はシリコンバッグに成分を閉じ込めてバスト内に挿入するようになったので、この問題は解決しました。

    Q:ずいぶん昔のことが今でも、噂になっているのですね。

    実は2019年に再び豊胸術とがんの関係性が問題に上がりました。「ブレストインプラント関連未分化大細胞型リンパ腫」と呼ばれる増殖性の腫瘍が、シリコンバッグを入れた人に発症したからです。

    Q:シリコンバッグもがんの危険性があるということですか?

    一部の製品に限って発生した症例であって、そのタイプのシリコンバッグはすでに販売停止となっているので、これから豊胸する人が心配する必要はありません。

    ただし、すでにシリコンバッグを挿入している人は注意が必要です。自分の体内に入っているバッグの種類を確認し、該当するようであれば、異常が発生したらすぐに受診し、バックの除去を行ってください。

    Q:では、これから豊胸する場合、がんのリスクは心配しなくて大丈夫ですね?

    お願いしたいのは、豊胸術を受ける前に必ずがん検診を受けることです。豊胸術によっては、すでにあるがん細胞を増殖させてしまう場合があります。もちろん、豊胸術を受ける、受けないに関わらず、乳がん検診は若い頃から定期的に受けて欲しいと思います。

    まとめ

    ・現在は、豊胸とがんの発症は無関係。
    ・2019年までにシリコンバッグを挿入した人は、バッグの種類をチェックする。
    ・豊胸術を受ける前に、必ず乳がん検診を受ける。

    南クリニック 院長:南晴洋
    南クリニック 院長:南晴洋

    南クリニック 院長:南晴洋

    京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。

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