Girls Research Press ~誰にでも分かるガールズ解体新書~Vol.12を発行 いいね!の秘訣はバーチャルアイデンティティの確立 ガールズの画像加工はここまで来ている。

    調査・報告
    2016年6月7日 12:30

    株式会社TWIN PLANETでは、ビジネスに活用出来るガールズマーケット情報『Girls Research Press~誰にでも分かるガールズ解体新書~Vol.12』を2016年6月に企業様向けにご提供しております。

    表紙

    5月31日(火)に発行致しました最新号Vol.12では、【いいね!の秘訣はバーチャルアイデンティティの確立 ガールズの画像加工はここまで来ている。】と題しお届け。その他イマドキガールズのフォトジェニック事情・プリクラ事情・セルフィー事情など、見逃せない企画が目白押しの内容となっております。


    【Girls Research Press~誰にでも分かるガールズ解体新書~Vol.12 内容】
    ◆特集1:スペシャルインタビュー
    東京大学大学院 情報理工学系研究科 特任研究員、久保友香氏が語る。
    ・ガールズの美人像の移り変わりとシンデレラテクノロジー

    5月某日、我々GRP編集部は、シンデレラ・テクノロジーを研究している、東京大学大学院 情報理工学系研究科 特任研究員の久保友香氏に取材を行いました。

    <自身について>
    ◆―― 久保さんご自身について教えて下さい。
    元々工学部ということもあり、情報通信・IT技術を主に研究をしていました。私自身、新しい技術を開発するよりも、日本の文化を数値化し、新しい技術として入れていきたいと言う思いがあり、学生の頃は、「わびさび」を定量化できないかとか、浮世絵などの日本のデフォルメ表現を数値化できないかなと考え、コンピューターでそのような日本画が描けるように数式を作ってソフト化し、学士論文としてまとめました。その後、日本の美人画を研究しており、ちょうど2009年くらいだったでしょうか、世間のガールズの間では『盛り』ブームで、そこで私はギャルに出会ったのです。個人的に、PopteenやRanzukiが大好きで、毎月の発売日を楽しみにしていたんですよ(笑)。そんなギャルを見ると、実際今、自身が研究していた浮世絵などに描かれたデフォルメ化された美人、つまり盛っている今の女の子達も、この美人画の延長線にあるのではないかと思い、これをキッカケに現代の女の子を研究するようになりました。

    ◆―― デフォルメされた美人について詳しく教えて下さい。
    平安時代、江戸時代と昔から描かれ続けた日本の美人画というのは、同時代の作品であれば、画家もモデルも異なるのに同じような顔をしていて、かなりデフォルメして描かれています。人間の顔は本来、多様性があるはずなので、これだけそっくりに描かれているということは、人間の自然なままの顔を描いていないのではないかと考えられますよね。絵巻や浮世絵などのメディアを通して、人工的に加工した顔であることが分かります。「デフォルメされた美人」―これが、今の女の子にも継承されているのではないかと考えています。

    ◆―― シンデレラテクノロジーについて教えて下さい。
    シンデレラテクノロジーは、大きく分けると2つで「加工する技術」と「公開する技術」なのですが、ここでは、3つに分けて考えています。1つ目が、プリクラや画像加工アプリなどの「セルフィーマシーンの技術」。2つ目にSNSやインターネットといった、加工した写真やプリクラなどを投稿する「ソーシャルステージの技術」、そして3つ目が、リアル世界でも画像処理のような劇的な変身を出来るつけまつげやアイプチなどの「プラスチックコスメの技術」としています。それらを分解しながら、研究をしています。
    シンデレラって、魔法使いに変身させてもらうだけでは終わらないですよね。舞踏会に行ってみんなに見てもらったからこそ意味があるんです。それと同じように現代もプリクラだとか、メイクだとかで変身してSNSやインターネットという見せる場があるんです。

    ◆―― 久保さんが思う、現代のガールズの「可愛い」の定義について教えて下さい。
    「ダサくない」「痛くない」「努力している」ですかね。ダサくないというのは、子供っぽくないという意味で、今でこそ、日本の可愛いは、外国で人気を集めていますが、外国人の思う日本の女の子の「可愛い」は、ロリータなど、子供っぽい可愛さを想像していると思うのですが、これは、本質とは少し違いますよね。そこのズレをどうにか、数値化することで世界共通の知識として認識させて行きたいと思っています。

    ◆―― 今後、ガールズの可愛く見せる技術(盛り)はどう変わっていくと思いますか?
    これからは、透明の化粧品、いわゆる、プラスチックコスメの時代だと考えています。ここの分野は今からもっと開発が進むと思うので、やがてはリアルでも加工しているか分からない時代に入るのではないかと考えています。彼女達の未来に期待したいですね。

    ◆特集2:イマドキガールズのフォトジェニック事情
    自撮りするなら「iPhone」景色なら「デジカメ」非現実なら「GoPro」
    ・おーぬまんに学ぶフォトジェニック セルフィー編
    5月某日、我々GRP編集部は、セルフィー・画像加工について、TwitterやInstagram、MixChannelでもマルチに活躍するインフルエンサー「おーぬまん」に取材を行った。

    ◆―― 愛用しているセルフィーアイテムの使い分けを教えて下さい。
    顔を撮りたい際は、iPhoneで撮影します!携帯には加工アプリが入っているので、アプリを起動してそのまま撮っちゃいます。逆にデジカメは、鮮明過ぎちゃうので、顔ではなく、三脚とリモートシャッターを使って、全身を撮ったり、風景を撮ったりするのに使ってます。そしてGoProは、魚眼レンズっぽい写りになるので、最も顔の撮影には向いていないですね。どう頑張っても全く盛れません(笑)。でも、非日常感を演出出来るし、防水なので、ビーチとか水中での撮影は最高ですよ。また、動画も撮れるので、GoProおすすめです!あとは、写真を撮る本気度によってもカメラを分けたりします!気軽に写真を撮るときは、どこでも持ち歩いているiPhoneですし、本気モードはデジカメで、最上級に本気の時は、GoProを使います。中でも使えると思うのは、リモートシャッターですね。1,000円以内で購入できるのにこの便利さはやばいです。実は今朝ベトナムから帰国したんですが、旅行先で無くしちゃったみたいで、現在お見せできないんですが、今すぐにでも、ドンキに買いに行きたい気持ちでいっぱいです。

    ◆―― 次に来ると思うセルフィーアイテムを教えて下さい。
    そうですね、GoProはもっと愛用されるようになると思います。でも、個人的に今欲しいと思うのは、ドローンです!ビーチで遊んでいる風景とか俯瞰的に写して、動画を撮りたいですね。あと、今のデジカメも高校から愛用しているものなので、リモートシャッターがなくてもシャッターが切れるデジカメも欲しいんですよね。今でさえ、セルフィーグッズはたくさんあって持ち運ぶのも大変なんですが、更に大変になりそうです(笑)。

    ◆特集3:イマドキガールズのプリクラ事情
    ・プリクラを撮って盛れてると思えなくなったら、赤信号!?
    1995年に誕生した「プリント倶楽部」を皮切りに、女子高生を中心に人気を集め、その後1999年頃をピークに瞬く間に一大ブームを呼び、今も尚、ガールズの間で、支持され続けるプリクラ。そこまで愛され続けるプリクラの魅力とは、一体どこにあるのだろうか。そこで、今回GRP編集部では、CROOZblogユーザー約400名を対象に、プリクラに関するアンケートを行った。その結果、プリクラが好きと回答したガールズは、90%となり、ほとんどのガールズがプリクラ好きということが判明した。続けて調査を続けると、プリクラは、その時代にあった機能を装備し、時代の変化とともに、ガールズのニーズに寄り添い、進化し続けていることが分かった。例えば、印刷範囲は、広くなりバストアップから、全身まで色々なサイズで写してくれる。画質は、従来のものと比べると見違える程鮮明になっている。その他、落書き機能、ライトアップ機能、デカ目機能、脚長効果、メイク機能…、挙げればキリがないほどに、その機能は充実しているのだ。もはや、今のプリクラはガールズのニーズの上に成り立っているものといっても過言ではないだろう。

    ◆特集4:イマドキガールズのセルフィー事情
    ・奇跡の一枚を期待して、セルフィーを撮り続けるガールズ
    1999年頃、携帯電話にカメラ機能が搭載されて以来、携帯電話とは切っては離せない存在になっているカメラ機能。今では、デジタルカメラ顔負けの画素数と動画撮影機能が備え付けられており、スマートフォン一つあれば、どんなシーンでも手軽に撮影が可能になっている。そんな中、その便利さと加工アプリの充実により、ガールズの間では、セルフィーがより日常化されている。そこで、GRP編集部は更に詳しくセルフィー事情を知るために、CROOZblogユーザー約300名を対象にセルフィーについてアンケートを行った。その結果、セルフィーは好きかという問いに対して、86.3%のガールズが好きと回答し、自撮りする頻度に関しては、月平均回数が6.3回、中央値は4回となっている。彼女達は、盛れている奇跡の一枚を求め、日々自撮りを行い、SNSのアイコンにしたり、投稿したりを繰り返しているのだ。

    ・カメラ女子急上昇中の今、懐かしのドキドキ感がネクストブームの予感!
    セルフィーブームの到来により、より良い写真を撮影するために、今、カメラ女子が増えている。CROOZblogユーザーにカメラを持ち歩いているかとアンケートした結果、持ち歩くと回答したガールズは、55.7%と半数を越えた。スマートフォンのカメラ機能がアップしている最中、カメラを別に持ち歩くというガールズが急激に増えていることが分かるだろう。そして、カメラはカメラでも、今ガールズの間で注目を集めているのが、チェキをはじめとするインスタントカメラである。なぜこのデジタルな時代に、アナログのカメラが注目を集めているのか。我々は数人のガールズに意見を聞いてみた。すると、「今だからこそ、「写ルンです」なんだと思う!」「だって、今って携帯のアプリで加工ばっかで、リアル感ゼロだし、逆に新鮮!」「現像するまで何が写ってるかわからないところがいい」といった回答が寄せられた。生まれながらにしてデジタルな環境で育ってきた彼女達にとって、アナログであることつまり、現像するまでのワクワクドキドキ感が逆に新しく感じているということなのだ。


    ・調査内容:セルフィーに関するアンケート
    ・調査対象:CROOZblogユーザー全国14~35歳女性、300名
    ・調査時期:2016年5月18日(水)~5月25日(水)
    ・調査手法:インターネット調査
    ・調査会社:株式会社TWIN PLANET (Girl Research Press編集部)

    ・調査内容:盛りテクに関するアンケート
    ・調査対象:CROOZblogユーザー全国14~35歳女性、300名
    ・調査時期:2016年4月13日(水)~5月20日(金)
    ・調査手法:インターネット調査
    ・調査会社:株式会社TWIN PLANET (Girl Research Press編集部)

    ・調査内容:プリクラに関するアンケート
    ・調査対象:CROOZblogユーザー全国14~35歳女性、400名
    ・調査時期:2016年4月13日(水)~5月20日(金)
    ・調査手法:インターネット調査
    ・調査会社:株式会社TWIN PLANET (Girl Research Press編集部)

    株式会社TWIN PLANETでは、「Girls Research Press~誰にでも分かるガールズ解体新書~」を2015年6月よりビジネスに活用できるガールズマーケット情報を企業様向けにご提供しております。Girls Research Pressでは、CROOZblogユーザー約700万人から抽出されたガールズのアンケートデータを集約し、リサーチ結果を元に更に、市場調査・ガールズ座談会・イベント取材などを行い、現代のガールズを分析、独自に記事化し、そのデータをパッケージにしてご提供させていただいております。
    パッケージの内容は、“トレンドの先読みやニュースを分かりやすく可視化した「タブロイド」と、ガールズマーケットの情報を定量データ化した「リサーチデータ」”の2種が含まれます。

    【Girls Research Press公式サイト】
    http://grp.tokyo/

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