＜開館50周年記念特別展＞ Seed 山種美術館 日本画アワード 2016 ― 未来をになう日本画新世代 ―

　山種美術館は、日本画の奨励・普及活動の一環として創設した「山種美術館賞」を、1971(昭和46)年から隔年14回にわたり開催、その展覧会である「今日の日本画　山種美術館賞展」は、当時、新人の登龍門として広く注目を集め、高い評価を得ていました。

京都 絵美《ゆめうつつ》

　このたび、開館50周年を記念し、かつて実施していた「山種美術館賞」の趣旨を継承した公募展「Seed 山種美術館 日本画アワード」を新たな形で再開いたしました。「今日の日本画　山種美術館賞展」から通算15回目となる本展は、これからの時代にふさわしい、日本画の新たな創造に努める優秀な画家の発掘と奨励を目指します。

　本アワードにともない開催する特別展では、厳正な審査の結果選ばれた受賞作品を含む40点の入選作品を展示、公開します。7人の審査員による白熱した審査が行われ、多数の力作の中から大賞・京都 絵美(みやこ えみ)《ゆめうつつ》、優秀賞・長谷川 雅也(はせがわ まさや)《唯》、特別賞(セイコー賞)・狩俣 公介(かりまた こうすけ)《勢焔》、審査員奨励賞・外山 諒(とやま まこと)《Living Pillar》＊の4点の受賞が決定しました。

　本展は加えて、松尾 敏男(まつお としお)《翔》、小山 硬(おやま かたし)《天草(納戸)》(ともに山種美術館)など、過去の「今日の日本画　山種美術館賞展」の第1回～第4回の大賞と優秀賞作品12点を参考出品します。開館以来、各時代の日本画を応援してきた当館のあゆみを振り返るとともに、現在そして未来の日本画をになう若手画家の作品をとおして、それぞれの時代の息吹をお伝えします。

＊審査過程において、審査員全員からの要望により、今回特別に「審査員奨励賞」を設けることになりました。


【概要】
展覧会名　：【開館50周年記念特別展】
　　　　　　Seed 山種美術館 日本画アワード 2016
　　　　　　― 未来をになう日本画新世代 ―
　　　　　　Yamatane Museum of Art NIHONGA AWARD：Seed 2016
　　　　　　― Meet the Future of Nihonga ―
会期　　　：2016年5月31日(火)～6月26日(日)【24日間】
主催・会場：山種美術館
所在地　　：〒150-0012　東京都渋谷区広尾3-12-36
交通機関　：JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅より徒歩約10分
後援　　　：文化庁、東京都、東京新聞
協賛　　　：セイコーホールディングス株式会社
助成　　　：公益財団法人 朝日新聞文化財団
開館時間　：午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日　　：月曜日
問い合わせ：03-5777-8600(ハローダイヤル／電話受付時間 8:00～22:00)

＜入館料＞
一般700円(500円)・大高生500円(300円)・中学生以下無料
※ (　)内は20名以上の団体料金、および前売料金。
※ 障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。
※ きもの割引 会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
※ 複数の割引の併用はできません。

＜展示予定作品＞
約50点　※出品作および展示期間は変更される場合があります。
・「Seed 山種美術館 日本画アワード 2016」入選作品(うち大賞、優秀賞、特別賞、審査員奨励賞 各1点)
・「今日の日本画　山種美術館賞展」の大賞、優秀賞作品(第1回(1971)～第4回(1977)まで12点)

＜関連イベント＞
◯ 6月4日(土)17:30～19:30　ブロガー内覧会
【詳細・申込】
http://www.yamatane-museum.jp/event/seed.html

◯ 6月5日(日)14:00～15:30　トークイベント「フクヘン。受賞作家と語る」
【詳細・申込】
http://www.yamatane-museum.jp/event/2016/06/-50seed-2016.html

◯ アーティストトーク
日時：5月31日(火)、6月4日(土)、6月18日(土)、6月19日(日)、6月25日(土)、6月26日(日)


【山種美術館】
1966年に開館した国内初の日本画専門美術館。2016年に開館50周年を迎え、新世代の日本画家を応援する公募展「Seed」をはじめ、速水御舟展など今年は注目の展覧会が目白押し。閑静な広尾エリアにあり、ミュージアムショップやオリジナル和菓子が食べられるカフェも人気。日本画専門美術館ならではの、きもの割引も人気の企画。

公式ページ： http://www.yamatane-museum.jp/
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