普通用車両5700系(ジェット・シルバー5700)が、「ブル...

普通用車両5700系(ジェット・シルバー5700)が、「ブルーリボン賞」を受賞!

阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:藤原崇起)が昨年8月24日から営業運転を開始している普通用車両5700系(ジェット・シルバー5700)が、「鉄道友の会(※1)」が選定する「2016年 ブルーリボン賞(※2)」を受賞しました。

普通用車両5700系
普通用車両5700系

これは、5700系車両が、普通用車両5000系・5500系(ジェットカー)の高加減速性能を継承しつつ、最新技術を導入し、旅客サービスの向上による「人へのやさしさ」と環境負荷物質の低減による「地球へのやさしさ」の追求をコンセプトに開発したことが高く評価されたものです。なお、当社の車両がブルーリボン賞を受賞するのは、今回が初めてとなります。

※1 「鉄道友の会(会長:須田寛)」は、鉄道知識を広く普及し、鉄道趣味を通じて会員相互の親睦を深め、鉄道の愛護及び発展に寄与することを目的として、1953年11月14日に創立され、会員数3,100名(2015年3月末時点)、賛助会員72法人・団体(2015年12月末時点)を擁する団体です。

※2 「ブルーリボン賞」は、1958年に制定された賞で、鉄道友の会が毎年1回、前年に日本国内で営業運転を開始した新造及び改造車両の中から、全会員の投票結果を基に、選考委員会が利便性や快適性・環境対応・新技術の有効活用などを評価し、最優秀と認めた車両に対し贈られる賞です。なお、昨年は、2015年3月に金沢まで開業した北陸新幹線に投入された新型新幹線車両E7系(東日本旅客鉄道(株))とW7系(西日本旅客鉄道(株))が受賞しています。

「普通用車両5700系(ジェット・シルバー5700)」の概要
1.普通用車両5700系の概要
当社の普通用車両は、特急・急行の間隙を縫って運転されることから、それらの運行を妨げない高加減速性能が要求されます。この設計コンセプトは、1958年の初代ジェットカー5001形、5500系(1995年~)を経て5700系に引き継がれ、加減速性能としては、加速度4.0km/h/s、減速度4.5km/h/sと日本有数の高性能の車両です。
普通用車両としては5500系以来、20年振りの新型車両であり、1959年に試作車として製造された5201形以来、約半世紀ぶりにステンレス車体を採用していることから、愛称は「ジェット・シルバー5700」と命名しました。

2.普通用車両5700系の主な設備
【環境への配慮・省エネルギー】
・永久磁石同期電動機を用いたVVVFインバータ制御(電力回生ブレーキ付)の主回路システムの採用により、既存の普通用車両と比較して、消費エネルギーを60%削減しました。
・特急・急行の通過待ちで停車する際の客室内の保冷・保温のため、ドア横にお客様自身の操作による扉開閉ボタンを設置しました(関西の大手民鉄としては初採用)。

【安全・快適な車内空間の提供】
・万一の事故や急ブレーキ時に、お客様と車内設備又はお客様同士の衝突を防止するため、吊手や握り棒を増設するとともに、座席の中間・端部に仕切板を設置しました。また、端部の大型袖仕切りは、立客の腰当て、座客のひじ掛けの双方の機能を両立しています。
・立ち座りがしやすいよう形状を工夫した「ちょい乗りシート」を試験的に採用しています。

【旅客サービスの充実】
・出入口上部に、32インチハーフサイズの液晶式の車内案内表示器を設置しました。停車駅・乗車案内などの情報を、イラストや大きな文字を用いて分かりやすく表示します。また、4か国語表示にも対応しています。


阪神電気鉄道 http://www.hanshin.co.jp/
リリース http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/4185.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

カテゴリ:
その他
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その他乗り物
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