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約8割が「蛍光増白剤」に関する法規制の認知なし

洗濯物を白く見せる「蛍光増白剤」認識の実態調査

シャボン玉石けん株式会社(福岡県北九州市/代表取締役社長:森田隼人)は、初夏を迎え、ますます皮脂 汚れや泥汚れなど、洗濯物の悩みも増えてくる時期に合わせ、20代から50代の女性を対象にして「蛍光増白剤に関する調査」を行いました。
(WEB調査、調査期間:2016年4月22日~28日、サンプル数:398人)

調査の結果、洗濯物が白く仕上がると汚れが落ちたと感じる人が全体の93%を占めており、「白色」イコール 「汚れ落ち」とのイメージをもっている人が多いことが分かりました。
また、洗濯洗剤に含まれている「蛍光増白剤」という物質を知っていると回答した人は、約6割に達し、半数以上の認知度があることがわかりました。

一方、「蛍光増白剤」がティッシュペーパーやトイレットペーパー、紙おむつ、生理用品、医療用のガーゼなど、肌や口に触れる一部の商品への使用が禁止されていることについては約8割もの人が、認知していないことが明らかになりました。

蛍光増白剤は、汚れ落ちとは関係のない白染めの染料であるため、生成りや色柄物の生地の風合いを損ねてしまいます。肌に直接触れる洗濯用の洗浄剤にこそ、もっと関心を持ち、蛍光増白剤など一切使用しない、安心して使用できる洗濯洗浄剤を試してみてはいかがでしょうか。

■蛍光増白剤とは
・蛍光増白剤とは、白地のものをより白く見せるための染料である。
・紫外線を吸収して青紫色を発し、目で見たときに白さを増す効果を持っている。
・生成りやベージュ、色・柄物の衣類に使用すると、本来の記事の風合いが損なわれる。
・法律※1で、肌や口に触れる一部の商品※2への使用が禁止されている。
※1 食品衛生法、薬機法、薬局方、JIS規格
※2 食品、キッチンペーパー、ふきん、紙コップ、紙おむつ、ティッシュペーパー、ガーゼ、マスク、脱脂綿、ノート、便箋、封筒など

■専門家の声 
 野村皮膚科医院(神奈川県) 医学博士 皮膚科専門医 院長 野村 有子氏

アトピー性皮膚炎などに代表される皮膚トラブルの原因の一つは、皮ふのバリア
機能が低下したところに、さまざまな外的刺激が加わって生じることです。

皮膚トラブルを防ぐために、刺激の少ない洗浄剤で体を洗うことや、保湿剤塗布
で乾燥を防ぐこと、洗濯の際にはすすぎ残しのないようしっかりすすぐことが
重要です。また、洗濯洗剤や柔軟剤の成分が肌着や衣服に残留したことにより、
服でおおわれている部分のかゆみや湿疹が治りにくくなることがあります。

衣類は24時間肌に触れているので、アトピーや肌の弱い方は、なるべく香料や
蛍光増白剤・酵素などの添加物が入っていない無添加のものを使用するとよいで
しょう。病院でも患者さんに無添加石けんでの洗濯を勧め、皮膚トラブルの症状が
軽減した例が多くみられます。

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