株式会社G.Oホールディングス

    「氷だけは、なぜか持ち込めなかった」を、終わらせたい。— PowerArQ ポータブル製氷機の開発の話。

    その他
    2026年5月29日 12:00

    真夏のフィールドで、最後まで残っていた不便のこと。

    PowerArQ(パワーアーク)がポータブル冷蔵庫を世に出したとき、解決したかったのは「クーラーボックスの氷が午前中に溶ける」という古典的な不便でした。電源さえあれば、冷蔵も冷凍もフィールドに持ち込める。これで、夏のキャンプの飲み物事情は確実に変わったはずです。

    ただ、それでも残っていた不便がありました。

    「飲み物を冷やす」ことはできても、「氷をその場で作る」ことはできない。

    ロングツーリングの帰り道、ぬるくなったペットボトルに放り込みたい氷。BBQで盛り上がる夕方、ドリンクに浮かべたい氷。サイトに着いた夜、ハイボールに入れたい氷。氷というのは、「冷たい飲み物」とは別の体験価値を持っています。

    飲み物を冷やすのではなく、好きなときに、好きな量の氷を、フィールドで手にできる。それだけで、夏のアウトドアの満足度は一段上がります。

    PowerArQがポータブル製氷機を開発したのは、この最後のピースを埋めたかったからです。

    「キャンプ向け製氷機」というジャンルが、そもそもなかった。

    開発を始めたとき、最初に直面したのはジャンルの不在でした。

    家庭用・卓上の製氷機は、世の中にたくさんあります。ただ、その多くは前提が「家のキッチン」です。

    カラー:白か銀の家電然としたデザイン
    消費電力:ピーク時の電力がポータブル電源前提でない設計
    サイズ:キッチンカウンターに置く前提のフォルム
    給水:ホース前提か、ボトル前提でも設計の細部が屋内向け

    これらをそのままキャンプサイトに持ち込んでも、景色は崩れるし、ポータブル電源との相性も最適化されていない。「製氷機があればフィールドが変わる」と分かっていても、選ぶに値する選択肢が市場になかった。

    フィールドで実際に使うあなたにとって、「家電を持ち出した感じ」と「最初からアウトドア用に設計された道具」のあいだには、現場の快適さではっきりとした差が出ます。

    PowerArQは、ここをゼロから設計し直すことにしました。

    工場と話していたのは、「品質か、価格か」。

    製氷機の開発で最大の論点になったのは、品質と原価の兼ね合いでした。

    理想を言えば、業務用に近い速さで氷ができて、しかもBBQで一日使っても溶けにくい、密度の高い氷が欲しい。ただ、希望の水準をすべて盛り込むと、原価が一気に跳ね上がります。そのまま売価に反映すれば、フィールドで気軽に手に取れる価格帯から、はっきり外れていく。

    逆に原価を抑えにいくと、家庭用の量産品と変わらない仕様に着地してしまう。「アウトドア用にゼロから設計し直す」という出発点が、そこで崩れてしまいます。

    「希望の水準をどこまで譲れるか」「価格をどこまで上げられるか」。この問いを工場と何度もやり取りしながら、PowerArQが探したのは、両立できる着地点でした。フィールドで満足できる氷が作れて、それでいて、ちゃんと買える価格で出せる。これがPowerArQの製氷機に、絶対に必要な条件だったからです。

    譲れなかったのは、氷の質でした。BBQのように気温が高いシーンでも、ドリンクに入れた瞬間に薄まらない。夕方まで形を保ち続けてくれる。家庭用にありがちな白く濁った薄い氷ではなく、密度の高い上質な氷を作ること。ここだけは、価格を理由に妥協しませんでした。

    工夫したのは、製氷段階によって氷の厚みを細かく切り替えられる設計です。「とにかく早く氷が欲しい」ときは薄めで、「BBQで長く持たせたい」ときは厚めで。質を確保しつつ、速さも諦めない。一台で使い分けられる構造に落とし込むことで、品質と原価のバランスを両立させています。

    業務用の"最速"でも、家庭用の"最安"でもない。買える価格で、フィールドで満足できる氷が作れる。"ちょうどいい"を狙った設計です。

    譲れなかったのは、「キャンプの景色を壊さないこと」。

    色は、悩みました。

    ベースはコヨーテタンで考えていました。キャンプサイトに、ポータブル電源、ポータブル冷蔵庫、DuoPotが並ぶ景色。そこに製氷機が加わったとき、4台が同じトーンで揃う景色をつくれるかどうか。これが、PowerArQが製氷機を出す前提だったからです。

    ただ、ここからが想像以上に難しかった。「コヨーテタン一色」と単純にいかないのが、製氷機という製品でした。

    ひとつは配色の問題です。本体のすべてを同じトーンにしてしまうと、機能パーツの存在感が消えて、のっぺりした印象になってしまう。かといって差し色を入れすぎれば、フィールドの景色から浮いてしまう。どこに、どのトーンを置くか。何度もサンプルを並べて、調整を重ねました。

    もうひとつは素材の問題です。製氷機は、使用箇所ごとに素材が変わります。同じコヨーテタンを指定しても、素材が違えば光の反射や見え方が微妙にズレて、こだわりのカラートーンから少しずつ離れていく。サンプルを取り寄せては「これじゃない」を繰り返し、求めていた水準に揃えるまでに、相当の時間がかかりました。

    家電的なホワイトでもシルバーでも、機能としては問題ありません。ただ、PowerArQの製品の隣に置いた瞬間に、サイトの景色は崩れます。色を貫くこと、それはユーザーが過ごすシーンへの敬意です。手間はかかっても、ここは妥協しませんでした。

    色を絞ることで、"なんとなく集めたバラバラの家電"ではなく、"ひとつの世界観として揃ったギア"になります。サイトに並べたとき、写真に撮ったとき、その違いははっきり出ます。

    製氷機が、PowerArQの「夏」を完成させる。

    ポータブル電源で家電が使える。冷蔵庫で飲み物が冷える。冷却ウェアやポイントクーラーで暑さを凌げる。DuoPotで温かいごはんが食べられる。そして、製氷機で氷がフィールドにある。

    PowerArQの夏のラインナップは、この製氷機をもって、ようやく完成形に近づきます。

    フィールドで、家にいるときと同じ"あたりまえ"が成立する。それが、PowerArQが目指してきた夏のかたちです。

    ■ 製品概要・仕様

    ポータブル製氷機 PowerArQ Ice Cube Maker

    透明な角氷を最短10分で製氷、1日最大15kgの大容量タンク搭載
    キャンプや車中泊でも使える"ポータブル製氷機"

    型番:HZB-15AF
    電源:AC100V(50/60Hz)
    消費電力:約180W
    氷の厚さ調節:-6分〜+6分(1分単位で設定可能)
    製氷サイクル時間:通常約10〜25分(環境により最大35分)
    1日の製氷量:最大 約15kg
    タンク容量:合計2.0L
    保冷機能:なし
    自動洗浄:あり(約20分)
    予約タイマー:1〜24時間
    動作環境温度:10℃〜40℃
    カラー:コヨーテタン
    同梱物:アイスバスケット・アイススコップ・水タンク・水タンクの蓋・取扱説明書
    価格:¥27,500(税込)

    ■ ブランド概要

    『PowerArQ』(パワーアーク)/アウトドアグッズブランド

    冒険に、あなたらしさを
    こだわりのギアと出かけるキャンプ。仲間や家族と楽しむアウトドア。
    毎日の生活から離れ、花鳥風月に親しみ。日常では味わえない空間や思い出を創り出す。
    初めての場所でも、馴染みの場所でも あなただけのひとときを過ごす事ができる。
    冒険は価値あるもの。さあ、一緒に駆け出そう。

    【本リリースに関するお問い合わせ先】

    株式会社G.Oホールディングス 広報PR担当
    E-mail:press@go-hd.jp

    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては、プレスリリース内に記載されている企業・団体に直接ご連絡ください。

    「氷だけは、なぜか持ち込めなかった」を、終わらせたい。— PowerArQ ポータブル製氷機の開発の話。 | 株式会社G.Oホールディングス