令和7年度 夏期企画展「須恵器をつくる -古代と現代をつなぐ陶の工の物語-」を開催します

    須恵器をテーマとした展示および関連イベントを実施いたします。

    調査・報告
    2025年5月19日 09:00
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     奈良時代には、さまざまな地域で作られた須恵器が税金や交易品として平城京に運ばれました。備前国(現在の岡山県東部)も、須恵器を納める国とされていました。
     岡山県瀬戸内市牛窓町にある国指定史跡寒風古窯跡群は、7世紀の飛鳥時代を中心に約100年近くにわたって須恵器をつくっていた生産遺跡です。出土した須恵器のなかには、屋根にのせる鴟尾や硯などもあり、これらの製品は、瀬戸内海の水運を使って飛鳥、奈良のみやこに運ばれました。
     寒風窯で焼かれた古代の須恵器の造形や作陶技術は、その後の備前焼の土台になるとともに、現代の陶芸作家も魅了し続けています。本展では、古代の備前と奈良、今を生きる人と人とを結ぶ寒風の須恵器をとおして、奥深い「陶の工(すえのたくみ)」の世界をご堪能いただけますと幸いです。

    会期

    令和7(2025)年7月12日(土)~8月31日(日)

    会場

    平城宮いざない館 企画展示室

    開館時間

    9:00~17:00(入館は16:30まで)

    休館日

    7月14日(月)

    入館料

    無料

    主催

    平城宮跡管理センター、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

    共催

    公益財団法人瀬戸内市歴史まちづくり財団寒風陶芸会館

    公式HP

    <関連イベント>

    ★体験ワークショップ (会場:平城宮いざない館 多目的室)
     「須恵器文様の豆皿をつくろう!」
      7月26日(土) 10:00、13:30(各回60分程度)
     「陶硯〈円面硯〉をつくってみよう!」
      7月27日(日) 10:00(120分程度)

    ★陶芸作家&奈文研研究員によるイベント
    ・制作実演と解説  8月23日(土)13:30(会場:平城宮いざない館 多目的室)
    ・ギャラリートーク 8月24日(日)10:00(会場:平城宮いざない館 企画展示室)
    ※申込方法は平城宮跡歴史公園HPで公開予定。ギャラリートークは申込不要。

    報道資料

    奈良文化財研究所プレスリリースページ

    添付資料

    すべての画像

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